1. 冷凍野菜の基礎知識

美味しさの秘密
冷凍野菜は、そのほとんどがカット済み。すぐに使える状態で冷凍されているので、日常生活に欠かすことのできない存在である。では、冷凍野菜はなぜ美味しいのか。その理由は、急速冷凍にある。販売されている冷凍野菜の多くは、1番美味しい旬の時期に収穫したものをすぐに特別な技術で凍らせているのだ。
冷凍野菜の種類
現在ではスーパーで数多くの冷凍野菜が売られている。代表格とも言えるのが枝豆。年中、あの美味しい枝豆が食べられるとあって人気の商品だ。さらにごぼうや里芋、インゲンやほうれん草、オクラやネギなど、その種類は多岐にわたっている。
解凍しない!が鉄則
上手に活用するコツは、とにかく解凍しないでそのまま調理すること。解凍すると余分な水分が出て、美味しさが半減してしまうのだ。そのまま炒める、煮るなどして調理しよう。また、冷凍野菜は揚げ物には向かないので注意したい。
2. 冷凍野菜で作るおかずとつまみ

枝豆ペペロンチーノ
冷凍野菜の王道、枝豆は、実は油で炒めると良いつまみになる。まずオリーブオイルにニンニクと鷹の爪を入れ、火をつけて香りを出す。ふたつまみの塩と凍ったままの枝豆を投入して、あとは炒めるだけ。カチカチに凍った枝豆なら、少し蓋をすると良いだろう。最後に、塩胡椒や醤油をたらせば、出来上がり。アンチョビを入れたり、カレー味にしたりとアレンジも可能だ。
ブロッコリーのチーズ焼き
冷凍のブロッコリーは、特に水分を飛ばして食べたい食材。おすすめはチーズ焼きだ。耐熱容器に並べ、塩胡椒をして、あとはお好みのチーズをのせて、予熱しておいたトースターで焼くだけ。ベーコンやソーセージを入れたり、粉チーズを使っても美味しい。お弁当の具材にも向いている。
ねぎのチヂミ
冷凍のねぎやほうれん草などで作る簡単チヂミは、おかずにはもちろん、おやつにも最適。小麦粉1/4カップ、片栗粉大さじ2、水大さじ2、卵1個を混ぜ、たっぷりとねぎやほうれん草を入れる。あとは多めのごま油で焼くだけだ。
3. 自家製冷凍野菜のススメ

おすすめの食材
実は、自宅でも冷凍野菜を作ることができる。特におすすめしたいのは、保存の効かないもの、冷凍することで美味しさや使い勝手がアップするもの、使い切るのが難しいもの、この3つである。
保存がきかないもやしやオクラ
特売で買ってきたもやしを腐らせてしまった、そんな人も多いのではないだろうか?もやしは、実は冷凍することができる。さっと茹で冷まし、水気を拭き取ったのち保存袋に入れて冷凍しよう。オクラは、生のまま輪切りにして冷凍するのがおすすめだ。
美味しさが増すきのこ
きのこ類は、冷凍することで美味しさが増すと言われている。様々な種類を買ってきて、ミックスきのこにするのがおすすめ。そのほかにも大根は、冷凍すると味が染みやすくなることで知られている。
あると嬉しいニンニク&生姜
ニンニクや生姜は、常備しておきたい食材のひとつ。買ってきたら、すりおろして、小分けにして冷凍しておくと便利である。同様に万能ネギも小口切りにして冷凍することが可能だ。
結論
冷凍野菜は、忙しい毎日を助けてくれる救世主。解凍せずにそのまま調理して、おいしくいただこう。