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立夏には何を食べる?二十四節気に関わる食べ物

立夏には何を食べる?二十四節気に関わる食べ物

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2018年5月24日

1年を24等分した二十四節気は、季節を表している。古くから季節の変わり目には体調を崩しやすいことから、特定の食材や料理を取り入れる習慣が始まった。では、夏の始まりである立夏(りっか)には何を食べるのだろうか。今回は、二十四節気と立夏の時期に食べるものについて紹介しよう。

  

1. 二十四節気とは

二十四節気は、中国で考えられた季節を表す暦のようなものだ。
日本では古くから月の満ち欠けで月日を表す太陰暦を使っていたが、年によって月日がずれることから農作業などに向かなかった。そこで、季節を表しやすい二十四節気が中国から日本に伝わったのだ。

■二十四節気とは

二十四節気は、1年を24等分して季節を表す。2月の立春からはじまり、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨、立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑、立秋、処暑、白露、秋分、寒露、霜降、立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒と続く。二十四節気は、太陽が地球の周りを回る筋道である黄道を15°で分けており、春分は太陽黄経0°、夏至は90°、秋分は180°、冬至は270°となる。二十四節気は固定された日ではなく、その年によって日が前後する。これは、太陽の黄道はきれいな円ではないため、少しずれが生じるからだ。

■立夏の時期

立夏は、夏のはじまるころを指す。春分の日と夏至の中間の日で、5月6日ごろだ。2018年は5月5日が立夏となる。気温が高くなり、過ごしやすく、木々から新緑が出始め、冬眠から覚めた虫たちも活発に動き始める時期だ。旬の食べ物には、アスパラガス、グリーンピース、そらまめ、さやえんどうなどがある。

2. 立夏に食べるものは?

■二十四節気に食べる物

季節の節目には、行事食の風習がある。例えば、冬至には邪気を払うためにかぼちゃや小豆を食べ、彼岸の時期にはおはぎや
ぼた餅を食べる習慣がある。彼岸とは、春分や秋分の前後3日間のこと。昼と夜の長さが同じになるころの彼岸の時期には、お墓参りに行き、仏様の供養をすることで極楽浄土へ行くことができると考えられていたのだ。

■食べる物が決まってないことも

実は、冬至・春分・秋分のように、二十四節気の全てに特定の行事食があるわけではない。立夏にも、食べる物は決まっていないのだ。しかし、立夏は端午の節句に近いことから、ちまきや柏餅を食べている。

3. 季節を表す陰陽五行説

中国から日本へは二十四節気のほかに、さまざまな考え方が入ってきた。中国で生まれた陰陽五行説は、季節や時間などを木、火、金、水、土の5つに当てはめていた。

■陰陽五行説で表す季節

季節を陰陽五行説に当てはめると、春は木、夏は火、秋は金、冬は水となる。季節は4つなので、1つ余ってしまうことにお気づきだろうか。余っている土は、季節が始まる前の18日間に当てはめたのだ。

■土用の時期

土を春・夏・秋・冬に当てはめてみよう。春土用は、立夏前の4月17日ころ~5月4日ころ。夏土用は、立秋前の7月20日ころ~8月6日ころ。秋土用は立冬前の10月20日ころ~11月6日ころ、冬土用は立春前の1月17日ころ~2月3日ころとなる。

■土用に食べる物は?

さて、土用と聞いてイメージするのは、ウナギではないだろうか。しかし、4つの土用にウナギを食べるわけではなく、夏土用にウナギを食べるのだ。この時期は、暑さが厳しく、夏バテなどで体調を崩しやすいため、精をつけるためウナギを食べる風習が始まったといわれている。よって立夏前の土用にも行事食はなく、端午の節句に食べるものが立夏には食べられているのだ。

結論

立夏は二十四節気の1つで夏の始まりを表す。季節の変わり目には行事食の風習があるが、立夏には特定の食べ物はない。しかし、
立夏は端午の節句に近いことから、ちまきや柏餅など節句の行事食が食べられていたのだ。
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  • 更新日:

    2018年5月24日

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