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6月の花嫁、ジューンブライドは農業が由来?

6月の花嫁、ジューンブライドは農業が由来?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2020年2月14日

6月に結婚した花嫁は幸せになれる、という言い伝えが「ジューンブライド」だ。日本ではこれを目当てに結婚月を決めるカップルも多い。発祥がヨーロッパということもあり、なんだかおしゃれな印象がある。しかし、なぜこのようにいわれているのか由来を調べると、意外なことに農業と深い関わりがある風習だった。

  

1. 農業との深い関わり

発祥の地ヨーロッパでは、結婚が風土と文化に密接に関係しており、勝手に結婚式を挙げることができなかったようだ。

6月は結婚解禁月

昔は職人以外、ほとんどの人が農業に従事していた。結婚とは本人たちの気持ち以上に、家の労働との兼ね合いが重要視された。
3月~5月は農繁期でどの家庭も大変忙しいため、結婚式が禁止されていたのだそうだ。解禁は6月からで、このタイミングで結婚する人が多かったので、祝福ムードが続いて「幸せになれる」という言い伝えに変化したのだろう。また、ギリシャ神話に出てくる女神
ヘラの守護月も6月だ。ヘラは大地の女神で、豊穣、豊作、多産の象徴。このためジューンブライドという風習が確立されたようである。

気候が最高

農作物の植え付けが終わり、6月は新緑の季節。ヨーロッパでは爽やかで最高の気候なのだそうだ。日が長くなり、夜でも明るいので結婚の宴席に最適だ。ジューンブライドが定着したのも当然だろう。

2. 日本のジューンブライド事情

6月の気候が最高なのはあくまでヨーロッパでの話だ。しかし、幸せな花嫁に憧れ、日本でも6月に挙式したいカップルはいる。

雨が心配?梅雨時真っ盛り

残念ながら日本の6月は梅雨時だ。湿度が高いのでヘアセットやメイクは大変だろう。特に花嫁のベールやドレス、ヒール、参列者の服装も選ばないと大変なことになる。どちらかといえば結婚式場のキャンペーン色が強いのだが、日本人はイベント好きなので、ジューンブライドという風習を知っている人は多い。

日本でも楽しもう

結婚式場ではジューンブライドキャンペーンをしていることが多いし、雨天割引を実施するところもあるようだ。全天候対応型の室内挙式ができる施設もある。出費を抑えたいカップルなら割引を積極的に狙いたい。また、挙式にこだわらず、入籍を6月に行うということもできる。6月は第1日曜に「プロポーズの日」、6月12日に「恋人の日」という記念日がある。思い切って気候の良い海外での挙式を計画したり、新婚旅行をヨーロッパに設定するのも良いだろう。

3. 料理を楽しもう!

もし6月に結婚式に招待されたら、旬の食材を楽しむチャンスである。恵みの雨でたくさんの食材が美味しい季節なので、料理を楽しもう。

野菜が美味しい

初夏は野菜が美味しくなる季節。おしゃれなアーティチョークやアスパラガスは、深い味わいだ。トマト、ズッキーニ、ミントなども旬を迎える。彩り鮮やかな野菜に事欠かない季節である。

果物も豊富

果物ではイチジク、サクランボ、メロンなどが旬になる。女性が大好きなブルーベリーやラズベリー、また、マンゴーやライチなどの南国の果物も6月から出回るので、おしゃれなフルーツデザートが楽しめる季節になる。

メインには魚介を

6月は「梅雨の水を飲む魚」と総称される、美味しい魚が豊富な季節だ。ハモやウナギ、アナゴ、キスなどの高級魚から、イワシやアジなどの大衆魚まで脂がのって大変美味しくなる。いつでもあるので忘れがちだが、エビ、ウニ、タコも旬は6月なので、魚介料理に最適な月だろう。

結論

かつてのヨーロッパでは農繁期に禁止されていた結婚が6月にようやく解禁されたとあって、盛大にお祝いムードになったことだろう。豊穣の女神の守護月というのも、信仰心の厚いヨーロッパならではだ。日本では根拠が薄いため、実感がわきにくいジューンブライド。もし6月に結婚式に招待されたら、視点を変えて楽しんでみよう。
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  • 公開日:

    2018年6月 2日

  • 更新日:

    2020年2月14日

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