1. 種子や葉、根まで活用されている「アムラ」

アムラとは、海抜1500m以上の山の斜面に生えているトウダイグサ科の木で、高さは7m~10mにもなるものだ。看護師さんという意味のアーマラキーとも呼ばれる。とくにインドでは、数珠つなぎに実る黄緑色の実がアーユルヴェーダの三大果実(アムラ・ハリタキー・ビビター)のひとつとして珍重され、インド全域で栽培されているという。
アムラの果実は、ジャムやピクルスの素材として、サプリメント、ジュースや紅茶などの製品として重宝されている。味わいは、梅の味に近いため、日本人の舌にも合いそうだ。
また、インドでは果実のみならず、種や葉、木の幹や根まで全て薬として利用されている。さらに、食用に留まらず、葉や樹皮をインクとして、また幹の部分を染色に利用したり、タンニンを多く含む未熟果実や樹皮を、染色の色止めに使ったりすることがあるという。その他、葉の抽出液を洗浄に使ったり、日焼け止めにしたりすることもあるようだ。髪にもよいとされていて、ヘアケアにも重宝されている。アムラがインド人の生活に根付いていることがわかる。
アムラの果実は、ジャムやピクルスの素材として、サプリメント、ジュースや紅茶などの製品として重宝されている。味わいは、梅の味に近いため、日本人の舌にも合いそうだ。
また、インドでは果実のみならず、種や葉、木の幹や根まで全て薬として利用されている。さらに、食用に留まらず、葉や樹皮をインクとして、また幹の部分を染色に利用したり、タンニンを多く含む未熟果実や樹皮を、染色の色止めに使ったりすることがあるという。その他、葉の抽出液を洗浄に使ったり、日焼け止めにしたりすることもあるようだ。髪にもよいとされていて、ヘアケアにも重宝されている。アムラがインド人の生活に根付いていることがわかる。
2. 熱でも失われにくいビタミンC!?アムラの栄養素

アーユルヴェーダでは、食べ物の味を「甘」「苦」「酸」「塩」「渋」「辛」の6つに分類しているが、アムラの果実は、「塩」以外のすべてを持っている特殊な食品として知られている。
それだけ幅広い成分を含有しているということだが、中でもビタミンCはレモンの約10倍含まれている。ビタミンCは熱に弱いとされているが、アムラに含まれるビタミンCは熱に強く、ジャムなどのように火を通す加工でも失われにくいことが特徴だ。
また、抗酸化作用を持つといわれるポリフェノールも赤ワインの約30倍と高い数値を誇っており、食物繊維も豊富だ。インドで長らく重宝される理由がこの成分にあることが分かる。
それだけ幅広い成分を含有しているということだが、中でもビタミンCはレモンの約10倍含まれている。ビタミンCは熱に弱いとされているが、アムラに含まれるビタミンCは熱に強く、ジャムなどのように火を通す加工でも失われにくいことが特徴だ。
また、抗酸化作用を持つといわれるポリフェノールも赤ワインの約30倍と高い数値を誇っており、食物繊維も豊富だ。インドで長らく重宝される理由がこの成分にあることが分かる。
結論
生鮮食品としてのアムラは日本で見かけることは少ないが、よく見るとアムラが入っているドリンクやサプリメントはあるので、もし見つけたらアーユルヴェーダの叡智を体感してみてはいかがだろうか。