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春雨、しらたき、くずきり、ビーフン、フォーの違いとは?

春雨、しらたき、くずきり、ビーフン、フォーの違いとは?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2020年2月27日

「麺」といえば、細長い紐のような形状が連想されるだろう。例えば春雨とビーフンのように色や形が似ていて、区別がつきにくいこともあるが、麺はそれぞれ原料や製造法に違いがある。混同しやすい春雨、ビーフン、フォー、しらたき、くずきりの違いについて説明しよう。

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1. 日本で人気上昇中!世界の麺類

世界には様々な麺類が存在する。日本生まれのうどんや蕎麦のほか、中国を起源とする春雨やビーフン、またイタリアのパスタなど、数え上げたらきりがないほどだ。

日本人は世界を誇る麺好きである。世界の麺に親しみ、毎日麺を食べても飽きないという人は結構いるものだ。最近はアジア料理の飲食店が増えたこともあり、アジアを代表する麺である春雨やビーフン、フォーが日本でも身近になりつつある。しかしこれらの麺は見かけが似ているために、違いがよく分からないという人もいるだろう。更にいえば、白く透明な麺は、しらたきやくずきりにもよく似ている。

麺とは大雑把に言えば、小麦や米などを粉にして、水などを混ぜて練って生地を作り、細長く形作ったものである。しかし麺により原料や製造法に多少の違いがあり、見かけが同じようでも、味や食感が異なることもある。麺の特徴に合わせて、国ごとに料理法が発達しているのも興味深い点である。

2. 似ていて異なる「春雨」「ビーフン」「フォー」の違いは?

春雨、ビーフン、フォーの違いについてみてみよう。

■春雨

中国産と日本産では原料が異なる。中国産は緑豆を原料とするが、日本産はジャガイモやサツマイモのデンプンから作られる。原料に関わらず、春雨の主成分は炭水化物である。緑豆の春雨はコシがあるのに対し、芋デンプンの春雨は柔らかくモチモチとした食感が特徴である。春雨の麺の成形法は、小さな穴がたくさん空いた容器に生地を入れ、押し出すことで麺が成形される。春雨は炒め物や煮物にするほか、サラダや和え物など様々な料理に活用できる万能食材である。

■ビーフン

ビーフンはうるち米から作られる麺であり、主に中国南部や台湾、東南アジアで食されている。最近は米粉だけでなく、コーンスターチ(トウモロコシのデンプン)を混ぜることが多いが、味を良くしてビーフンの質を上げる利点があるそうだ。ビーフンの主成分は炭水化物である。麺の成形法は春雨と同様、容器に生地を入れ、小さな穴から押し出して麺を作る。ビーフンはパスタなどに比べて、調理法や味付けがやや面倒であるが、日本では味付け済みで簡単に調理できるビーフンが多く出ている。ビーフンはスープや炒めものにすることが多いが、サラダにも使える。

■フォー

ベトナム料理に欠かせないフォーは、米粉を原料とする麺であり、主成分は炭水化物である。フォーを作るには米粉を水で溶き、平たく整えて蒸す。その後裁断すると、平たくきしめんのような形になる。本場のベトナムでは、鶏肉や牛肉、海鮮でとった出汁にフォーを入れ、野菜や肉と一緒に食べるのが定番である。

3. 「くずきり」「しらたき」の違いは?

日本人に馴染みの深いしらたきやくずきりは、春雨やビーフン、フォーとよく似ている。どのような違いがあるかみてみよう。

■しらたき

しらたきはこんにゃくと同様、こんにゃく芋を原料とする。こんにゃく芋をすりつぶす、あるいは芋を粉状にしたものを水で溶かし、凝固剤を入れた後に小さな穴が空いた容器に入れて、ところてんのように押し出して麺状に成形する。しらたきの主成分はグルコマンナンという食物繊維である。低エネルギーなうえに、コレステロール値を下げ便秘を解消するなど、しらたきやこんにゃくの健康効果は高く、世界で注目される食材である。しらたきはおでんやすき焼きのほか、煮物、炒め物、和え物、サラダなど様々な料理に利用できる。

■くずきり

くずきりは「くず」という植物の根を原料とする。くずの根はデンプンを多く含んでおり、これを取り出して乾燥させてくず粉を作る。くずきりはくず粉を水で溶かしたものを型に入れ、加熱して固めた後、麺状に切ったものである。近年、くずの生産量が減っているため、くず100%のくず粉は減少しており、多くのくず粉は芋のデンプンなどが混ぜられている。くずきりは和菓子とするほか、鍋物や煮物、サラダなど様々な料理に活用できる。

結論

春雨、ビーフン、フォー、しらたき、くずきりは見た目が似ているが、原料に違いがある。春雨は緑豆や芋のデンプン、ビーフンとフォーは米粉、しらたきはこんにゃく芋、くずきりはくず粉を原料とする。これらはスープや炒め物、サラダなど、工夫次第で色々な料理に活用できる。麺の種類により風味や食感の違いがあるので、同じ料理で麺の種類を変えて試してみてはどうだろうか。

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