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知っているようで知らない?ティーポットと急須の違い

知っているようで知らない?ティーポットと急須の違い

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2018年10月 2日

さまざまな茶葉に合わせて、使用する茶器も多種多様で国際色に富んでいる。緑茶やほうじ茶などは日本茶で、紅茶やハーブティーなどは西洋のお茶と認識していても、茶器の使い方はどれも同じはずで、その差をあまり感じていない人が多いのも事実だ。そこで今回は茶器の代表格である、ティーポットと急須の違いをまとめていきたい。

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1. ティーポットと急須の基本使用方法の違いとは?

日本国内で生産されているお茶は、緑茶をはじめ玄米茶や人気が再燃しているほうじ茶など、茶葉や穀物を使ったものが主流だ。一方、お茶の起源として知られる中国ではウーロン茶やプーアル茶、イギリスなどでは紅茶やハーブティーなどが代表的で、世界中にはさまざまなお茶が浸透している。これらは主に煎じて飲むのが一般的で、近年は手軽に飲めるようにティーバッグタイプも存在する。
しかし最もお茶の風味を感じ、おいしく飲めるのが、道具を使用した煎じ方法。代表的な道具としては、ティーポットや急須だろう。ティーポットと急須は、茶葉などの凝縮された旨味を抽出し、ティーカップや湯飲みに注ぎやすく作られている。そのため、これらはお茶を飲むための専用の道具(茶器)として広く知られる。
基本的に茶葉は収穫後に加工され、乾燥した状態のものを使う。茶液を抽出する際は、ティーポットや急須に茶葉を入れ、お湯を注ぐ。この時、乾燥した茶葉に水分が浸透し、徐々に広がることで旨味や成分、色味が発生し結果茶液が抽出されおなじみのお茶が出来上がる。

ここからもわかるように、茶葉を問わず抽出の仕組みは同じなため、ティーポットと急須の基本的な使用方法は変わらない。しかしティーポットは余った茶液を一時的に保存する用途も兼ねており、急須は茶液を出し切るのが基本という違いがある。他にもティーポットは紅茶、急須は日本茶を煎じるというイメージがあるため、大きな違いといえばその用途にあるだろう。

2. ティーポットと急須の形を比較する

ではティーポットと急須の形の違いはあるのだろうか。二つの構造を見ると、茶葉とお湯を入れる容器本体が中心となり、注ぎ口と持ち手、蓋が付属している。基本的にティーポットと急須、どちらも構造は一緒なのが分かる。
しかし細かな部分を見ると、ティーポットは紅茶などの茶葉からの抽出と保存を行うため、容器内部が広く作られており自動的に全体のサイズも大きい。そして急須よりも背が高いのが特徴で、マグカップのような持ち手のデザインが主流だ。
一方急須は、ティーポットよりも低めに設計されており、サイズも小さめだ。この理由は、日本茶は時間とともに茶葉から渋みが抽出されてしまい、保存に向いていないため、一度煎じたお茶はすべて出し切ることから。こういった観点から、ほとんどの急須は同じような大きさで統一されている。

さらに、急須は持ち手が独特なのもポイントで、注ぎ口の右横当たりに取手がある。このタイプは一般的に『横手(よこで)』と呼ばれ、持ちやすさと注ぎやすさなどの機能面に優れている。急須の中には大容量タイプの大きなサイズもあるが、その場合は横手タイプの持ち手ではなく『上手(うわで)』と呼ばれる、本体の上部にバッグのような取手が付くデザインが特徴である。

3. ティーポットと急須の素材を考える

基本的な構造や使い方に変わりはないが、細かな部分を見ると違いが出てくるティーポットと急須。これらの素材についても見ていこう。
基本的に茶葉を使用したお茶は、その種類に限らずお湯の温度によって微妙に風味や味が変化する。さらに容器中で冷めたお茶はえぐみが発生してしまうため、ティーポットや急須にはある程度の保温性能が求められる。特に陶器や磁器製は保温性が高く、比較的ティーポットと急須で使われる素材としてなじみ深い。しかしそれぞれにスポットを当ててみると、使用素材に大きな違いがあるのが見えてくる。
まず、ティーポットは磁器や銀製が主流で、軽くて丈夫なステンレス製も人気だ。さらに最近では容器内の茶葉の広がりを見ることができるガラス製のティーポットも登場しており、機能性と芸術性に富んでいるのが特徴。
変わって急須は陶器、磁器製のどちらもあり、陶器に関しては備前焼や伊万里焼など日本伝統のものも多い。そして急須として伝統的な南部鉄器も忘れてはならない。鉄製でずっしりと重みがあるが、鉄分が滲み出でお茶そのものの旨味が増すので、こだわりを持っている人であれば一つは欲しい急須でもあるだろう。もちろん急須にはステンレス製やガラス性もあるが、最も一般的なのは陶器や磁器製だ。

結論

ティーポットと急須はどちらも「お茶を煎じるための道具」という立ち位置のため、基本的な考え方は変わらない。しかし細かな用途やその機能性、素材などを比べると、二つの間には大きな違いが見られるのが興味深い。どちらがいいなどの比較はできないが、ティーポットと急須は茶葉に合わせて、おいしいお茶を飲むために作られている。好みの茶葉に合わせて、ティーポットと急須を使い分け、最高の一杯にこだわってみるのもいいだろう。

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