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辛い調味料「スコッチ・ボネット」とは?その原産国と使い方を紹介!

辛い調味料「スコッチ・ボネット」とは?その原産国と使い方を紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

鉛筆アイコン 2020年10月14日

世界の辛い調味料シリーズから今回は「スコッチ・ボネット」を紹介する。日本ではあまり馴染みがないが、世界では非常に辛いスパイスとして有名。一体どんな調味料なのか、品種、原産国、辛さのレベル、使用方法など、スコッチ・ボネットのすべてを紹介する。

  

1. スコッチ・ボネットの原産国は?

スコッチ・ボネットは中南米のカリブ海地域で栽培されている唐辛子。この地域の国々の民族料理に広く使われており、スーパーには必ず置かれているほどメジャーな調味料だ。特にジャマイカの生産量が多く、同国最大の輸出農産物にもなっている。見た目はハバネロに近いといわれるが、スコッチ・ボネットはより丸みを帯びている。またハバネロは赤一色であるのに対し、スコッチ・ボネットは赤、オレンジ、黄色などカラフルだ。

スコッチ・ボネットの名前は、スコットランドの民族衣装のベレー帽「タモシャンター」に由来する。形が帽子のボンボン飾りに似ていることからその名がつけられた。しかし、香辛料自体はスコットランドとは何の関係もない。カリブ海周辺諸国ではスコッチ・ボネットのほか、ジャマイカン・ホット、バハマ・ママ、カリビアン・レッドペッパーといった名前でも呼ばれており、呼び名は国によってさまざまだ。

■スコッチ・ボネットの入手方法

スコッチ・ボネットは中南米では簡単に手に入るが、日本ではそれほど多く栽培されていない。しかし、国産のスコッチ・ボネットで作ったソースが市販されているので、日本で入手するならそれが一番簡単だろう。

2. スコッチ・ボネットの辛さ

唐辛子の辛さは「スコヴィル値」という単位で表されるが、スコッチ・ボネットの辛さは10万~35万スコヴィル。これはハバネロの辛さに匹敵するレベルだ。

ちなみに日本で売られている鷹の爪は3万~5万スコヴィル。単純計算でもスコッチ・ボネットは鷹の爪の3~12倍の辛さだ。

しかし、この唐辛子はただ辛いだけではない。その最大の特徴は味にある。スコッチ・ボネットは強い刺激の中にもフルーティーな甘さを含んでいる。ハバネロはパンチの効いた辛さが前面に出ているが、スコッチ・ボネットは口に入れた瞬間に甘味が広がる。その絶妙な風味はスパイス料理に独自の奥行きを与え、より深い味わいを演出する。料理が一層美味しく感じられるので、1度食べると病みつきになるかもしれない。

3. スコッチ・ボネットが合う料理

スコッチ・ボネットはジャマイカ料理の調味料というイメージが強いが、実は日本食にもよく合う。ソースで売られているものはそのまま料理に使えるので非常に便利だ。スコッチ・ボネットと相性がよい料理をあげるので、ぜひ1度お試しあれ。

■肉料理

スコッチ・ボネットはほぼすべての肉料理に使うことができる。ジャマイカでも肉料理には必ずと言っていいほど使われる。日本食、洋食の肉料理にもおすすめだ。

■魚料理

魚料理の中でも特に白身魚によく合う。白身魚のソテーに沿えて出すと味が引き締まる。

■冷ややっこ、鍋料理

冷ややっこや鍋料理では、ゆず胡椒の代わりとして使ってみよう。フルーティーな香りと刺激的な辛さは病みつきになる。

■マヨネーズソース

スコッチ・ボネットをマヨネーズに混ぜるのもおすすめ。ディップとしてスティック野菜に沿えて出すと喜ばれる。中農ソースやそのほかのソースに混ぜても美味しい。

結論

スコッチ・ボネットの原産国は中南米のカリブ海地域。特にジャマイカ料理で使われる調味料として有名だ。ハバネロとほぼ同等の辛さで、世界でも指折りの刺激的な唐辛子として知られるが、甘くフルーティーな味わいが特徴だ。日本で手に入れるなら、加工してソースで販売されているものがおすすめ。和食とも相性がよいので、辛党の人はぜひ1度試してみてほしい。
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  • 公開日:

    2018年10月31日

  • 更新日:

    2020年10月14日

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