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シェアわずか1%の国産ライチが美味しいって知ってた?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2019年12月18日

楊貴妃も食べていたといわれる美のフルーツ、ライチ。スーパーなどで見かけるライチは輸入のものが多いが、実は日本国内でも生産されている。今回は、ライチの原産地や国内の産地、農薬等の問題などについて解説する。

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1. ライチってどんなフルーツ?

独特の風味を持つフルーツ

ライチはムクロジ科の高木に成る果実である。実はうろこ状のゴツゴツとした赤い皮に包まれており、皮をむくと半透明な乳白色のつるんとした実が現れる。その実の中心には、茶色くて大きなタネがある。中国語ではリーチー、広東語や台湾語ではライチやライチーと発音され、英語のスペルは「Lychee」。ライチーとリーチーの両方で発音される。しかし、学名は"レイシ"と言う。日本ではあまりメジャーなフルーツとは言えないライチだが、一度も食べたことがない人は少ないだろう。ライチの味はかなり特徴的で、独特の風味の中にほどよい甘さと酸味が混じる。世界三大美女として知られる楊貴妃が好んで食べていたフルーツとして知られている。

ライチは栄養豊富

楊貴妃がライチを愛した理由は、美味しさだけでなく栄養成分にある。ライチには、美肌の味方であるビタミンCやポリフェノール、むくみの改善や高血圧の予防に働くといわれるカリウム、「造血のビタミン」と呼ばれる葉酸などの栄養成分が含まれている。葉酸は妊娠中や授乳中の女性の健康維持にも役立つ大事な栄養素。数あるフルーツの中でもライチに含まれる葉酸の量はトップクラスである。

2. ライチの原産地はどこ?国内では?

ライチの原産地と世界の生産地

ライチは育成期である春から夏の間に大量の水を必要とする。ということは、ライチの栽培に適しているのは雨の多い地域だと思われる。しかし、ライチの栽培には短い冬も必要で、その間は乾燥気味でなければならない。その上、最低気温は5~10度以上でなければならず、雪・氷結・霜には極端に弱い。このような条件が揃う地域でライチは元気に育つ。
ライチの原産地は中国の嶺南地方。嶺南は五陵の南という意味で、現在の広東省、広西自治区等をさす。主な生産国は、生産量の多い順に中国、台湾、タイ、インド、マダガスカル、南アフリカ、レユニオン、モーリシャス、オーストラリア、アメリカとなっている。

国内の生産地

日本で販売されているライチは、そのほとんどが輸入である。主な輸入先は中国や台湾、メキシコ、アメリカなどで、中国と台湾だけで輸入の90%以上を占める。
しかし、国内に流通するライチのほんの1%ほどに過ぎないが、国産のライチも存在する。先に述べたようにライチの生産に向く地域は限られており、国内では沖縄と九州の一部でのみ栽培されている。2014年のデータだが、国内で最もライチの生産量が多いのは鹿児島県(8.2t)、次いで宮崎県(3.6t)、沖縄県(1.5t)となっている。
中でもPR力でマンゴーを日本中にアピールした宮崎県では、ライチの開発だけでなく、新ブランド立ち上げや掴み取りなどにも力を入れ、国産ライチの周知と流通に尽力している。

3. ライチに使われる農薬って大丈夫なの?

過去の農薬問題

我々は、健康な体を維持するために必要な栄養素を主に食事から摂取している。普段何気なく食べている食べ物にも、丈夫な体に必要な栄養がしっかりと含まれているのだ。野菜や果物は体に良い一方で、健康を害す危険性もある。例えば、規定外の農薬を使って栽培された場合だ。近年、食の安全性は我々のテーマであり、「オーガニック」や「無農薬」という表現を目にすることが多くなった。
2017年5月に中国から輸入されたライチから基準値を超える農薬が検出され、回収命令が出されたニュースを記憶している人もいるだろう。このようなニュースがあるとライチに対して不安を覚えるが、国産のライチは問題ないのだろうか?

国産ライチは安全?

農林水産省では、人体への被害を防止するために、農作物に残留する農薬や土壌に残留する農薬などについてさまざまな基準を設けている。国内で栽培されるライチに関してはこの基準の範囲内で栽培されており、健康被害を懸念する必要性は低いと考えられる。
また、ライチを生産する農園や自治体のウェブサイトをチェックすると、無農薬のライチを見つけることもできる。日本国内に流通するライチのうち、国産ライチのシェアはわずか1%ほどである。当然輸入のものよりも希少であり値段も高くなるが、風味や安全面を考慮すると、選ぶ価値があると言えそうだ。

結論

ライチについて解説した。りんごやバナナのようによく食べるフルーツではないが、美容や健康を気にかける人の間で話題となり、スーパーや青果店の店頭でライチを見かけることも多くなった。国産のライチは流通量が少ないが国内の農業をサポートする意味でも、たまには国産ライチを手に取ってみよう!

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