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春雨という名前の意味や由来は?原料や種類なども紹介!

春雨という名前の意味や由来は?原料や種類なども紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2020年2月14日

中国発祥の春雨は、1000年もの歴史を持つ食材である。日本では「春雨」という粋な名前がついているが、この名がつけられたのはごく最近のことだ。春雨の由来や名前の意味、種類について紹介しよう。

  
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1. 春雨という名前がつけられたのはなぜ?

春雨は中国に古くから存在し、西暦1000年頃には春雨が食されていたそうだ。日本に春雨が伝わったのは鎌倉時代とされる。禅僧が日本に春雨を伝えたのに始まり、精進料理として利用されていたそうだ。

「春の雨」となんとも情緒的な意味を持つが、実は比較的最近につけられた日本名である。日本に春雨が伝えられた当初は、中国由来の麺という意味で「唐麺」などと呼ばれていたそうだ。昭和初期にはアジアから春雨が輸入され、「凍麺」または中国語の「粉絲」(フェンスー)という商品名で販売されていた。

その後、白くて細い麺が春の静かな雨をイメージさせるとして、「春雨」という日本固有の名前がつけられ、一般的な名前として広まり今日に至っている。

2. 中国、韓国で春雨は何と呼ばれる?

春雨は中国語で「粉条」(フェンティヤオ)または「粉絲」(フェンスー)と呼ばれる。余談となるが、「粉絲」は春雨という意味の他に、「ファン」の意味も持っている。英語の「fan」は「粉絲」と発音が似ていることから、「ファン」の意味を持つようになったそうだ。

ちなみに韓国の春雨は「タンミョン」と呼ばれている。タンミョンは日本の春雨よりも太い麺であり、チャプチェを作るのに欠かせない。チャプチェとは韓国の家庭料理であり、タンミョンと肉・野菜を炒めて甘辛く味付けしたものである。

春雨は外来語として呼ばれるのではなく、各国それぞれ固有の名前を持っている。それは春雨がアジア諸国に根付いた食材であることを示す証拠でもあるのだ。

3. 春雨の種類と特徴

春雨には種類がある。各国で春雨を作る原料が違うため、タイプの違う春雨が存在するのだ。春雨は中国を発祥の地とし、元々、緑豆を原料として作られてきた歴史がある。現在でも中国の春雨は緑豆から作られている。

緑豆とはマメ科の植物ヤエナリの種子である。日本ではあまり馴染みのない緑豆だが、モヤシの原料(種子)とされる豆だ。日本の気候風土は緑豆を育てるのに合わず、緑豆で作る春雨は発展しなかった。代わりにジャガイモやサツマイモのデンプンを使って春雨が作られるようになった。今でも国産春雨は芋のデンプンを原料としていることが多く、中国産春雨は緑豆を原料としている。

韓国の春雨は、日本、中国とは種類が異なり、サツマイモのデンプンのみで作られている。これら原料の違いは、各国の春雨の質や食感に特徴を与えている。中国の緑豆春雨はコシがあり程よい噛み応えを持つ。また熱に強く、加熱後に伸びてしまいにくいので、炒め物やスープなどあらゆる料理に使われている。韓国産春雨も熱に強く、伸びにくい麺である。程よい弾力性とコシがあり、韓国では炒め物に使われることが多い。

日本産春雨は、柔らかくてモチモチとした食感を持っている。サツマイモとジャガイモのデンプンがどの割合で配合されるかにより、食感が変わる。サツマイモのデンプンは麺にコシと粘り気を与え、ジャガイモのデンプンは柔らかくとろみのある麺にする。日本産春雨は煮込んだ時に調味料が染み込みやすいというメリットもある。日本では春雨の6割が奈良県で生産されているそうだ。

結論

春雨という名前は日本固有の名称である。元々は唐麺などと呼ばれていたが、静かな春の雨を連想させるということで、春雨という名前がつけられた。中国で春雨は「粉条」または「粉絲」と呼ばれる。緑豆を原料として作られ、コシのある強い麺が特徴である。日本では緑豆が育ちにくいため、昔からジャガイモやサツマイモのデンプンを原料として作られ、柔らかな食感を特徴とする。韓国産春雨はサツマイモのデンプンのみで作られ、熱に強く炒め物に向いている。
  • 公開日:

    2018年11月27日

  • 更新日:

    2020年2月14日

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