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開封後のみりんは常温保管?賞味期限はどうなる?

開封後のみりんは常温保管?賞味期限はどうなる?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 出口美輪子(でぐちみわこ)

鉛筆アイコン 2018年11月22日

家庭でよく使う調味料、みりん。頻繁に使うものだけにあまり気にしないが、みりんには賞味期限が設定されている。開封したみりんの賞味期限や保管方法について解説する。

  

1. みりんの賞味期限

賞味期限と消費期限

食品表示法により、「加工食品には賞味期限か消費期限のいずれかを表示すること」が定められている。賞味期限とは「美味しく食べることができる期限」を意味し、この期限を過ぎたら直ちに食べられなくなるという意味ではない。一方の消費期限とは「安全に食べられる期限」を意味し、傷みやすい食品に表示されている。さて、みりんには賞味期限か消費期限が表示されているのだろうか?

みりんには賞味期限が表示

後で詳しく解説するが、みりんは種類により、酒類と非酒類に分けられる。食品表示法では酒類は加工食品の1種として食品表示が義務付けられているため、酒類に該当するみりんには賞味期限が表示されている。一方、非酒類のみりんは甘味調味料に該当し、こちらも加工食品として賞味期限の表示が義務付けられている。というわけで、どんな種類のみりんにも賞味期限が表示されているのだ。
ところで、みりんはよく使う調味料だが、1度に大量に使うものではないため、開封してから使い切るまでには時間がかかる。表示されている賞味期限は基本的に未開封のものだ。次の項目では、開封後の賞味期限と保管方法について解説する。

2. 酒類のみりんの保管と賞味期限

本みりんの保管

みりんは酒類に該当するみりんと非酒類のみりんに分けられ、酒類に当たるみりんを「本みりん」と呼ぶ。本みりんとは、もち米と米麹を混ぜて焼酎や醸造アルコールなどを加え糖化・醸造したもので、アルコール分は14%ほど。熟成期間を必要とし、中には2年以上寝かせるものもある。本みりんは開封前・開封後とも冷暗所で保管すること。低温には適さないため、冷蔵庫内での保管はNG。

本みりんの賞味期限

本みりんの賞味期限は、未開封ならば製造から18ヶ月ほどである。開封後の賞味期限については、商品A(もち米・米麹・醸造アルコールを原料とする)は2~3ヶ月、商品B(もち米・米麹・醸造用アルコール・糖類を原料とする)は1~2ヶ月以内、商品C(もち米・米麹・米焼酎)は2~3ヶ月としている。製品自体には「開封後はお早めにお召し上がりください」とだけ記載されているものが多いが、やはり数ヶ月を目安に使い切る方がよさそうだ。

3. 非酒類のみりんの保管と賞味期限

非酒類のみりんは2つの賞味期限

酒類に分類されないみりんにはみりん風調味料と、発酵調味料(みりんタイプ)がある。みりん風調味料とは、水飴やブドウ糖、米と米麹を糖化させたものなどに、旨み調味料や香料をプラスして作る甘味調味料。発酵調味料(みりんタイプ)は、本みりんと同様の醸造の後、塩分を加えたもの。ここではみりん風調味料について解説する。

みりん風調味料の保管と賞味期限

みりん風調味料の保管は、未開封であれば冷暗所、開封後は冷蔵庫へ。みりん風調味料はアルコール分をほとんど含んでいないため、本みりんに比べて保存性が低い。未開封状態ではもちろんだが、特に開封後は保存方法や期間に注意しよう。みりん風調味料の賞味期限は、未開封の状態では製造から12ヶ月ほど、開封後の保存可能期間は3ヶ月ほど。キャップをしっかりと締めて冷蔵庫に保管し、3ヶ月以内に使い切るようにしよう。

結論

みりんは日本料理に欠かせない調味料であり、使用頻度が高い。よく使う調味料だからこそ気をつけたいが、長年使っているだけにパッケージや注意書きを読まずに使い始めることもあるだろう。賞味期限や保管方法に気をつけ、みりんを美味しく使おう。

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  • 更新日:

    2018年11月22日

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