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食感が特徴の【ヤーコン】をさらに美味しくする調理法

食感が特徴の【ヤーコン】をさらに美味しくする調理法

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2019年11月20日

外見はさつまいもにそっくりなのに、生のまま食すと、梨のような甘さと歯ざわりをもつ「ヤーコン」。煮たり、揚げたりすると、また違った食味になるとあって、様々な調理方法で楽しみたい食材だ。その具体的な食べ方を紹介していこう。

  

1. ヤーコンを生で。梨のような歯ざわりをサラダで

南米アンデス高地が原産のヤーコンは、遥か古代のインカ帝国でも食されていたという。形はさつまいもによく似ていて、塊根を食用にするキク科の植物だ。味は梨のように甘く、水分が多く、シャキシャキした食感が特徴的。野菜のような、果物のような存在として、日本でも徐々に知名度が上がっている。

ヤーコン自体にはほんのり甘味があるもののクセがないので、いろいろな調理方法で展開できる。加熱すると食感も変わってくるので、食べ方のバリエーションは実に豊富な万能選手だ。近所のスーパーなどで見かけたらぜひ一度手に取り、自宅キッチンでいろんな食べ方を試してみてほしい。

サラダや酢漬けなど生で食す際は、少々下拵えが必要になる。まずは、ピーラーなどで皮を剥いてから細切りやスライスした後、水にしばらく浸けよう。水にさらすことで、黒ずみを防ぎ、仕上がりが白くきれいになる。

サラダで食べる場合は、ヤーコンのシャキッとした食感と甘さが引き立つような食材の組み合わせを考えてみよう。たっぷりの葉物野菜に、人参や大根などヤーコンと同じ根菜を千切りにして加え、好みのドレッシングをかけてもよし。りんご、ツナ、人参などと合わせて、マヨネーズで和えてもよし。様々な食材とのマッチングを楽しんでほしい。ピクルスや漬物にすれば、日持ちもするのでオススメだ。和風の和え物にもマッチする。

また、朝食に最適なのが、ヨーグルトにヤーコンをプラスするという食べ方。ヤーコンに含まれるフラクトオリゴ糖は、ヨーグルトに含まれるビフィズス菌のエサになる成分。ハチミツを加えて毎朝家族で食べてはいかがだろうか。

2. ヤーコンを炒めて。きんぴらで

ヤーコンは、1980年代に日本に入ってきた当初は、なかなか人気が出なかった。その認知度を格段に上げたのは、フラクトオリゴ糖を含む栄養成分が注目されたことがきっかけ。近年では北海道や東北での生産量も増え、家庭菜園でも人気作物になってきている。葉を使ったヤーコン茶も作られ、低カロリーでヘルシーな食材として、メタボ世代のお父さんには特に着目してほしい食材だ。

生食以外でよく調理されているのが、レンコンにも似た歯ざわりが一度食すとクセになるヤーコンの「きんぴら」だ。

作り方は簡単。ヤーコンの皮を剥き、太めの干切りにする→水にさらしアクを抜く→フライパンに油を熱し、鷹の爪を入れ、ヤーコンと千切りにした人参を炒める→酒を振りかけ、醤油、みりんで味を調える→最後にゴマ油をひとまわしして、炒りゴマをかければ完成だ。

この場合、ヤーコンのシャキシャキとした食感を残すよう、加熱しすぎは禁物。手早く仕上げることを心掛けよう。他にも、豚肉とヤーコンのカレー風味炒め、ラタトゥイユ風にトマトや茄子などと炒めても飽きずにいただける。

3. ヤーコンを揚げて。挟み揚げやかき揚げに

天ぷらをはじめフライなど、油とも好相性なヤーコン。粉と卵の衣をまとわせて油で揚げると、シャキッとしつつもほっくり感のある味わいとなり、つい次々と手が伸びてしまうほど美味しい。

また、ヤーコンを1cm程の輪切りにして、間にひき肉のあんを挟んで揚げた挟み揚げも絶品。季節の野菜や魚介とかき揚げにしても箸が進み、ビールも進む。

結論

まだまだスーパーに大量に並ぶとまではいかないものの、扱いやすく便利で、栄養価の高いヤーコンは注目株の根菜。最大の特徴は生で食べられることだが、炒めても、揚げても、味噌汁に入れてもなかなか美味。オリジナルレシピの追求のしがいがある食材だといえそうだ。
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  • 公開日:

    2018年11月21日

  • 更新日:

    2019年11月20日

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