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餃子界の2大巨頭!宇都宮餃子と浜松餃子の違いをリサーチ

餃子界の2大巨頭!宇都宮餃子と浜松餃子の違いをリサーチ

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2021年5月20日

料理の世界には、似て非なる調理法、食材、加工法が多く存在する。今回お届けするのは、宇都宮餃子と浜松餃子の違い。両者ともに餃子の名産地と知られている。たかが餃子、されど餃子。一体どんなちがいがあるのか?徹底調査。

  

1. 宇都宮餃子とは

餃子の町としても名高い宇都宮。1世帯あたりの餃子購入額が高いことでも知られている。市内には、数多くの餃子店がひしめいており、人気店は行列必至。お持ち帰りや冷凍の配送なども手広く行なっているケースが多い。

宇都宮餃子の歴史

宇都宮と餃子の関係を語る上で欠かすことができないのが、戦時中の日本軍。第14師団と呼ばれる陸軍師団が宇都宮に駐屯していた。戦争が激化する中、この師団は中国に出兵。のちに戦争が終わり、帰郷したものの中に現地で食べられていた餃子を再現する人が出てきたと言われている。徐々に店舗数が増え、現在では宇都宮餃子会なるものまで存在する。

最大の決め手は野菜

宇都宮餃子最大の特徴と言えるのが、野菜の多さ。主に白菜やキャベツなどが主に使われており、甘みがとても強い。具材の配分は、肉より圧倒的に野菜の方が多い。また、つけダレも醤油よりは、お酢とラー油がメインに使われる。市内の餃子専門店の多くでは、焼き餃子と水餃子がメニューにある。

2. 浜松餃子とは

宇都宮と並んで、餃子の名産地と呼ばれるのが浜松。餃子購入額も宇都宮と抜きつつ、抜かれつ1位を争う関係だ。こちらも持ち帰り文化が盛んで、市内にも多くの餃子専門店がひしめいている。

浜松餃子の歴史

浜松餃子も宇都宮餃子同様、戦後、中国から復員した兵士たちが作り始めたことに由来すると言われている。戦後の日本は、大変な物資難。どんな都市でも闇市が広く展開されていた。お好み焼きの元祖などもこの闇市から始まったと言われているが、小麦粉を使ったいわゆる粉もんが多く販売されていた。餃子もそのひとつだったと推測される。

最大の決め手は肉と円形

浜松餃子は、宇都宮餃子に比べて、肉の使用量が多く、ジューシーだと言われている。使われる野菜は、白菜よりもキャベツがメイン。玉ねぎを刻んで入れるところもあるそうだ。さらにポイントとなるのが、餃子を円形に並べて焼くという点。中央にもやしをのせる店舗もあるそうだ。店舗では焼き餃子がメイン。

3. 違いと餃子の豆知識

宇都宮餃子と浜松餃子

餃子界の2大巨頭と言われる宇都宮餃子と浜松餃子。大きな違いは、肉と野菜のバランスと焼き方。宇都宮が野菜メイン、浜松が肉メインと覚えておこう。また宇都宮餃子に焼き餃子と水餃子があるのに対し、浜松餃子は基本的には焼き餃子のみ。ただ、これはほんの一例。各々店舗によってその特色はさまざまだ。また、共通して言えるのが、餃子の代名詞といえるニラが入らない店が多いこと。

日本の餃子と中国の餃子

本場中国では、餃子といえば、水餃子を指すのが普通。焼き餃子もあるにはあるがあまりメジャーではない。中国では餃子は縁起の良い食べ物として、祝いの席には頻繁に登場する。正月などにも食べられるようだ。対して日本で餃子といえば、焼き餃子がメジャー。最近では、水餃子が食べられる店も増えてきたが、依然として主流は焼きだ。

皮を手作りがブーム!?

餃子の皮は、意外と簡単に作ることができる。最大の難関は、丸く上手に伸ばすこと。ただこれもコツを掴めば、できるようになる。大人だけでなく、子供にも作ることができるので、時間のある週末にトライしてみるのもおすすめ。具材も豚肉やキャベツ、ニラ、白菜だけでなく、エビやセロリ、トマト、ナス、ラムなど、アレンジするといいだろう。

結論

宇都宮餃子や浜松餃子は、通販やお持ち帰りなどをしている店舗も多いので、取り寄せて食べ比べてみるのもおすすめ。かくいう私もお気に入りの店から取り寄せ、いつも冷凍庫にストックしている。


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  • 公開日:

    2018年12月16日

  • 更新日:

    2021年5月20日

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