1. サポジラとは?

サポジラは中米やカリブ海が原産といわれており、主な産地はメキシコやグアテマラ、ホンジュラスなど高温多湿な気候を好む植物だ。大航海時代、メキシコからフィリピンへ持ち込まれ東南アジアの国々でも馴染みのあるフルーツになった。日本でも沖縄で生産されている。
サポジラはアカテツ科の常緑樹で10m前後の高さに成長する。樹木から採れる樹液に、チューインガムの原料「ラテックス」が含まれている。
サポジラの果実は、ジャガイモやキウイのような外見。7~12cm程度という大きさもジャガイモと同じくらいだ。
サポジラはアカテツ科の常緑樹で10m前後の高さに成長する。樹木から採れる樹液に、チューインガムの原料「ラテックス」が含まれている。
サポジラの果実は、ジャガイモやキウイのような外見。7~12cm程度という大きさもジャガイモと同じくらいだ。
2. サポジラの味や栄養は?

サポジラは見た目が地味なトロピカルフルーツだが、味も全くフルーティーとはいえない。黒糖のようなしっかりとした甘みがあり、酸味は皆無。赤褐色の果肉は、色や風味が干し柿のようで、ジャリっとした食感は梨に近い。果実の中心部に入っている種の形状は柿によく似ている。
サポジラには、ビタミン、ミネラル類が多く含まれている。カルシウム、タンニン、ポリフェノールも豊富だ。産地では食用としてはもちろんだが、サポジラの樹皮や葉、果肉から種子まで、様々な疾病の治療薬として使われてきた。
サポジラには、ビタミン、ミネラル類が多く含まれている。カルシウム、タンニン、ポリフェノールも豊富だ。産地では食用としてはもちろんだが、サポジラの樹皮や葉、果肉から種子まで、様々な疾病の治療薬として使われてきた。
3. サポジラはこうして食べる

実が固いものは未熟なため、渋味が強く食べられない。熟すまで常温で寝かすこと。
熟した果実は甘味が強く、冷蔵庫でよく冷やして食べた方が美味しい。強い甘みが苦手な場合は、カットした果肉を凍らせてシャーベットにすると、甘味が緩和されて食べやすくなる。牛乳と合わせてスムージーにすると美味しい。
熟した果実は甘味が強く、冷蔵庫でよく冷やして食べた方が美味しい。強い甘みが苦手な場合は、カットした果肉を凍らせてシャーベットにすると、甘味が緩和されて食べやすくなる。牛乳と合わせてスムージーにすると美味しい。
結論
サポジラはフルーツらしい酸味やジューシーさはないが、ほかのフルーツにはない栄養成分を多く含んでいる希少な果実だ。日本では果実の流通は少ないが、苗木から栽培することも可能だ。