1. ザクロの種類
ザクロの歴史は古く、5000年以上前から栽培され、旧約聖書や、古代ギリシアの吟遊詩人ホメロスの作品などにも登場している。原産はペルシア(現在のイラン)といわれ、シルクロードを経て中国、そして日本へは平安時代に伝来。種がたくさんあるザクロは、世界各国で肥沃や希望、繁栄の象徴ともされてきた「果実の宝石」だ。
日本では、主に家庭の庭木として植える鑑賞用の果樹として親しまれてきた。庭になったザクロを食べた経験がある方も多いと思うが、あまり国産の農産物としては流通していない。近年は、甘くて美味なアメリカ産ザクロの輸入量が増加し、スーパーでもよく見かけるようになってきた。
日本では、主に家庭の庭木として植える鑑賞用の果樹として親しまれてきた。庭になったザクロを食べた経験がある方も多いと思うが、あまり国産の農産物としては流通していない。近年は、甘くて美味なアメリカ産ザクロの輸入量が増加し、スーパーでもよく見かけるようになってきた。
- ワンダフル
主にアメリカ・カリフォルニアより輸入される代表的品種である。深紅の美しい果実は、ほのかな酸味と甘味のバランスがグッド。250g前後になる。 - ルビーレッド
大きなものは300gほどになる品種。赤紫色の果実は多汁で色がひときわ鮮やか。 - 大実ザクロ
日本の代表品種。果肉は甘い。
2. ザクロの特産地&旬&選び方
今やほとんどが輸入品となったザクロ。特産地としては、アメリカ・カリフォルニアをはじめチリ、イランなどがあげられる。イラン産はジュースやザクロペーストによる加工品も多い。国産品はごくたまにネットなどで売られている希少な存在。お取り寄せ可能な農園もある。
スーパーなどで選ぶ場合は、まず手にとってみてずっしりと重みのあるものを購入したい。皮がきれいな赤色で傷やひびもなく、かつ薄い方が完熟していて甘味が強いそうだ。
旬は、カリフォルニア産だと日本に流通するのが9月~11月。日本産の収穫は、夏の終わりから秋にかけてだ。
スーパーなどで選ぶ場合は、まず手にとってみてずっしりと重みのあるものを購入したい。皮がきれいな赤色で傷やひびもなく、かつ薄い方が完熟していて甘味が強いそうだ。
旬は、カリフォルニア産だと日本に流通するのが9月~11月。日本産の収穫は、夏の終わりから秋にかけてだ。
3. ザクロの食べ方
ザクロ1個の厚い皮の中には、約800もの小さな粒々が入っている。食用となるのは、この赤くてルビーのような粒で、アントシアニンをはじめミネラルやビタミン類も豊富だ。
食す場合は、この小さな粒をすべて取り出すことになる。そのままザクザクカットすると、果汁であたりが真っ赤になってしまうので気をつけたい。そこで用意したいのが、水を張ったボウルだ。お尻の部分を切り落とし、さらに十字に切れ目を入れたザクロを、この水の中で割りほぐせば、潰すことなく粒を取り出せる。
ザクロの深紅に輝く粒は、美しさとジューシーな弾ける食感が魅力だ。アボカドのグリーンとの色合いのコントラストも美しいサラダや、水切りヨーグルトのトッピング、ミキサーにかけてジュースにしても美味しい。
例えばローストビーフやローストチキンを作った時のソースに、ザクロとハチミツ、ワインビネガー、酒、バターなどでつくったソースを添えて供してみるのも一興。肉の脂の甘味をザクロの酸味が引き立て、歓声があがるスペシャルディナーになることだろう。
食す場合は、この小さな粒をすべて取り出すことになる。そのままザクザクカットすると、果汁であたりが真っ赤になってしまうので気をつけたい。そこで用意したいのが、水を張ったボウルだ。お尻の部分を切り落とし、さらに十字に切れ目を入れたザクロを、この水の中で割りほぐせば、潰すことなく粒を取り出せる。
ザクロの深紅に輝く粒は、美しさとジューシーな弾ける食感が魅力だ。アボカドのグリーンとの色合いのコントラストも美しいサラダや、水切りヨーグルトのトッピング、ミキサーにかけてジュースにしても美味しい。
例えばローストビーフやローストチキンを作った時のソースに、ザクロとハチミツ、ワインビネガー、酒、バターなどでつくったソースを添えて供してみるのも一興。肉の脂の甘味をザクロの酸味が引き立て、歓声があがるスペシャルディナーになることだろう。
結論
ザクロは扱い方さえ慣れれば、さまざまなメニューに応用がきくフルーツ。スーパーで手頃な価格で見かけたら、ぜひ1度購入を。子どもと一緒に実をほぐして、プチプチの食感と美しい色と、甘酸っぱい美味しさを楽しもう。