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新種の野菜が増え続ける理由とは?図鑑に載っていない新種野菜をまとめてチェック

新種の野菜が増え続ける理由とは?図鑑に載っていない新種野菜をまとめてチェック

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2020年12月 9日

近頃、スーパーの野菜売り場を訪れると聞いたことのない野菜が並んでいる。アレッタ、フェンネル、ロマネスコ、スティックセニョール…。一体、この野菜はどこから来たものなのか?今回は、珍しい西洋野菜や硬派によって誕生したハイブリット野菜をまとめて、新種野菜の定義を解説していこう。

  

1. 珍しい野菜が増えるわけ

古くは輸入でしか手に入れることができなかった西洋野菜や新種野菜が増えているのには、理由がある。まずひとつは、レストランなどの要望に答える形で、西洋野菜や新種野菜を育てる国内農家が増えていること。西洋野菜やハイブリット野菜に特化した農家もあるほど、浸透し始めている。

技術向上による輸入品の増加

次に挙げられるのが、輸入品の増加。栽培技術はもとより、輸送、加工、冷蔵・貯蔵技術は、日々進化を遂げている。すなわち新鮮な状態で農作物が輸入できるというわけ。おかげで珍しい西洋野菜が広く流通。一般家庭にも手に入れやすくなった。

余る農作物

輸入農作物の増加、さらに国内産地同士の競争により農作物が余る、供給過剰が発生している。これは国内農家にとって、大きな打撃。そんな余剰の打開策として注目されているのが、珍しい西洋野菜や新種野菜の生育だ。珍しい、貴重という付加価値をつけて販売することで、ブランド化に乗り出す農家もいる。この動きも新種野菜が増える要因のひとつと言える。

2. 珍しい西洋野菜

アーティチョーク

地中海原産のアーティチョーク。ヨーロッパではとても人気のある食材で、一般的に販売されている。花のように広がるフォルムが美しい。味わいは、ほくほくとしていて、なんとも言えない美味しさ。アクが強いので下ゆでの際、レモンなどを入れるといい。ディップやパスタ、煮込み料理など幅広く使われる。

カーボロネーロ

こちらの新種野菜はイタリアトスカーナ地方の名産品。アブラナ科の野菜で濃い緑色をした菜キャベツの一種であり、一枚一枚の葉が細長く、表面がちりめん状になっていることも特徴的。固いので煮込み料理にするのがおすすめ。

フェンネル

日本語では茴香(ウイキョウ)。ヨーロッパではおなじみのハーブ。食用になるのは、白く膨らんだ鱗茎と呼ばれる根元の部分。美しいグリーンのふわふわとした葉部分。さらに秋に収穫される種の3部分。根元の部分は見た目同様、セロリのような雰囲気。生食も可能。葉部分はハーブとして魚や野菜のオーブン焼きなどに活用するのが正解。

3. 知っておきたい新種野菜

アレッタ

新種の野菜は、主に品種改良によって誕生する。いわばハイブリット野菜だ。アレッタは、ブロッコリーとケールを掛け合わせた国内で誕生した野菜。ケールの苦味がブロッコリーの甘みによって緩和されているので、とても食べやすい。茹でて食べるのはもちろん、炒め物、パスタの具と食感も良いのも特徴。シチューなど幅広く使うことができる。栄養価も高い。

ロマネスコ

ブロッコリーとカリフラワーの掛け合わせ。花蕾は先が尖っていて、らせん状の模様を描いており、見た目が美しく、フォトジェニック。こっくりと濃厚な甘みは、癖になる。こちらは16世紀にはすでに誕生していたと言われており、ヨーロッパではポピュラーな野菜だ。ブロッコリーやカリフラワーのごとく、幅広い料理に対応可能。

スティックセニョール

細身のブロッコリーのようなフォルムのスティックセニョールは、ブロッコリーと中国野菜のカイランを掛け合わせたもの。アスパラガスを思わせる茎もそのまま食べることができる。家庭菜園での栽培にも向いている。こちらも癖がないので、幅広い調理の活用可能。

結論

珍しい西洋野菜や新種野菜は、今後もさらに増えていくと予測される。ここは、あまり臆さず、どんどん使ってみるのが正解。新しい味わいは、家庭料理のカンフル剤としても活躍してくれるはず。

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  • 公開日:

    2019年1月25日

  • 更新日:

    2020年12月 9日

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