1. 常温保存はできる限り避ける

残ったスープを鍋に入れたまま放置しておくのはNG。朝と夜に1回ずつ火にかけて加熱殺菌すれば、2~3日程度は大丈夫だろう。しかし、冬場は室内も暖房などで温かくなるので、翌朝食べないのならば、常温ではなく冷蔵庫にて保存することをおすすめする。
2. 冷蔵保存の場合

とろみのあるスープ類は、40度前後で菌が繁殖しやすくなるため、氷水などで一気に冷ましてから保存しよう。タッパーやジッパー付き保存袋に移し替えて、冷蔵庫に入れておけば、4~5日は保存ができる。冷蔵庫の扉部分は、開閉時に温度が上がりやすいので、庫内にしっかり入れよう。
3. 冷凍保存の場合

冷蔵同様、菌の繁殖を抑えるためにスープを冷ましてから庫内へ。冷凍可能なタッパーに入れ替えて冷凍庫へ。ジッパー付き保存袋は、場所を取らずに保存できて便利だが、"冷凍用"を選ぶことを忘れずに。ほかの食材との摩擦などで袋に亀裂が入り、解凍時に漏れてきてしまう場合もあるので、丈夫で素材に厚みのある冷凍用がおすすめだ。
スープを移し替えるときは、保存袋の底を折り曲げて、立ててから入れると作業しやすい。必ず、粗熱を取ってから入れよう。スープは冷凍すると膨張するため、袋の8割程度までに。保存期間は1か月位を目安にすると安心だ。
スープを移し替えるときは、保存袋の底を折り曲げて、立ててから入れると作業しやすい。必ず、粗熱を取ってから入れよう。スープは冷凍すると膨張するため、袋の8割程度までに。保存期間は1か月位を目安にすると安心だ。
4. スープの上手な解凍の仕方

冷凍したスープは、食べる前日に冷蔵庫に移しておこう。当日ならば常温で数時間おくと、シャーベットのような半解凍状態になるので、鍋に移してゆっくりと加熱する。電子レンジで解凍してもよいが、機種によっては解凍具合にムラができ、具材が入っている場合はしんなりし過ぎてしまう。
またジッパー付保存袋は、内側からの圧によって中身がもれてしまう場合もあるので、長時間の加熱はおすすめしない。半解凍の後、様子を見ながら加熱していこう。
またジッパー付保存袋は、内側からの圧によって中身がもれてしまう場合もあるので、長時間の加熱はおすすめしない。半解凍の後、様子を見ながら加熱していこう。
結論
コクと旨みがたっぷりつまった水炊きの後のスープ。保存の時は菌の繁殖を防ぐため、速やかに粗熱を取ってから保存しよう。保存後の加熱もしっかりと行い(75度以上で1分以上が目安)、次回も美味しくいただこう。