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ローストチキンは冷凍保存できる?保存方法から活用法まで徹底解説

ローストチキンは冷凍保存できる?保存方法から活用法まで徹底解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

鉛筆アイコン 2020年10月29日

豪華な見ためのローストチキンは、パーティーやおもてなしシーンに欠かせない料理だ。ボリュームがあるため、一度で食べきれないこともあるだろう。今回は、そういったときに重宝する、ローストチキンの保存方法に焦点をあてていく。また、保存期間やおすすめの活用法についてもあわせて紹介しよう。

  

1. ローストチキンは冷凍できるのか?

ローストチキンの冷凍方法

ご存知の人は少ないかもしれないが、意外にもローストチキンは冷凍保存が可能なのだ。ただし、適切に保存しないと、ローストチキンの本来美味しさを損なってしまう可能性があるので注意してもらいたい。まず、ローストチキンを小分けにして、空気を抜きながらしっかりとラップで包む。つぎに、ラップに包んだローストチキンをジッパー付き保存袋に入れる。このときも、中の空気をしっかりと抜くことが大事だ。ここまですれば、あとは冷凍庫へ入れるだけでOKだ。骨付きモモ肉の場合は、1本ずつラップでしっかりと包み、これを保存袋に入れてから冷凍すればよい。

冷凍保存のポイント

ローストチキンを冷凍保存する際に大事な点は、保存作業に入る前に完全に冷ました状態にしておくこと。温かい状態のままだと冷凍庫内の温度も上がってしまい、それによって細菌が増殖する原因にもなるからだ。また冷凍保存中に庫内の空気に触れさせないように注意する、ということもローストチキンの味を損なわない大事なポイントだ。ラップで包むとき、1重にしか巻かない人も多いであろう。だが、そうではなく2重、3重に包むことで、冷凍庫ににおいがつくのも防ぐことができる。ちなみに、一旦解凍したローストチキンを再冷凍することはできないので、冷凍保存する際は、一食分ずつ小分けにするなど注意が必要だ。

冷凍下での保存期間

ローストチキンを調理して冷ましたあと、すぐに冷凍すれば1カ月ほどの長期保存が可能だ。というのも、ローストチキンの調理に使用した調味料や香辛料が、雑菌の増殖を抑える働きをしてくれるからである。ただし注意してほしいのは、食卓に出して一度口にしたあとの箸をつけたものは、そこから菌が繁殖してしまうので、早めに解凍して食べきるのがベストだろう。

2. ローストチキンの上手な解凍方法とは

冷蔵庫解凍

切り分けていない状態の大きなかたまりのローストチキンの場合は、一度冷蔵庫に移してからゆっくりと時間をかけて解凍しよう。時間こそかかってしまうが、味を損なわずにきちんと解凍することができるのだ。

流水解凍

切り分けたローストチキンの場合は、解凍時に傷みにくいため流水によって解凍することも可能だ。その際、大きめのボウルやバットなどに保存袋のままローストチキンを入れて、水道水に少量ずつあたるようにして解凍する。夏の猛暑日などは、容器に氷を入れて水温が上がらないようにしておくとよい。ただし、この方法は、冷蔵庫でゆっくりと時間をかけて解凍するよりも早く解凍できるが、水道代がかかる点だけは頭に入れておいてほしい。

解凍するときの注意点

食材が一番傷む温度条件は、「-5~-1℃」と「10~40℃」だといわれている。食中毒予防の観点から、常温におきっぱなしで解凍するのは、避けてほしい。解凍する際は、食材がなるべくダメージを受けないようにその温度帯を避けることが重要となる。

ポイントは加熱調理すること

前述で紹介した冷蔵庫や流水を使った方法で解凍できたら、必ず加熱調理してから食卓に出すことを念頭に入れておいてほしい。一番手軽にできる加熱方法は、電子レンジを使った加熱だ。ただし、ローストチキンの大きさ次第で火の通りやすさがかわるので、中心部まできちんと熱が入っているかの確認を忘れないようにしよう。

3. 冷凍したローストチキンのおすすめ活用法について

ローストチキンを使ったシーザーサラダ

調理済みのローストチキンはすでに味付けされているので、ほかの料理へのアレンジがしやすくて、とても便利だ。たとえば、レタスをひと口大にちぎって、氷水にさらして水気を切っておく。そして、ローストチキンを食べやすい大きさに切り分けるか、ほぐしておく。ボウルにマヨネーズやレモン汁、オリーブオイル、粉チーズ、塩、こしょうを入れて、よく混ぜ合わせてドレッシングを作っておく。器に具材を盛り、クルトンやドレッシング、粉チーズをうえからかければローストチキンのシーザーサラダの完成だ。

ペッパーチキンライス

フライパンに油を入れて熱したら、そこにお好みの大きさに切ったローストチキンを加えサッと炒める。ここにごはんを加えて木ベラで切るように炒める。全体がパラパラとほぐれてきたら塩とブラックペッパーで味つけして完成だ。仕上げに、お好みで刻みパセリをふりかけると、見栄えが華やかになる。手軽に作れるので、時間がないときのごはんとしてもおすすめの一品だ。

ローストチキンのハニーマスタードサンド

ハチミツが入っているので、マスタードが入っていても甘めの味になり、子どもでも食べられる。レタスを食べやすい大きさにちぎって氷水にさらしたあと、水気を切っておく。食パンなどお好みのパンにバターを塗ったら、レタスとローストチキンを挟んで完成。ハチミツ、粒マスタード、レモン汁を合わせたソースをかければできあがりだ。ほかにも、スライスしたトマトや、茹でてからスライスしたジャガイモなども一緒にサンドするとより栄養バランスもよくなるし、おすすめだ。

結論

鶏肉は、加熱したあとで冷凍すると美味しさを保てるし保存期間も伸びる。きちんと正しい方法で保存すれば、時間がたっても美味しい状態のローストチキンを味わうことができる。ただし、解凍したときに少しでもにおいや味が違ったら食べるのは避けよう。余ったローストチキンも、アレンジして別の料理にリメイクするのも楽しいし一石二鳥の楽しみ方を味わえるだろう。
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  • 公開日:

    2019年2月24日

  • 更新日:

    2020年10月29日

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