1. クローブはホールを使いたい!食材の選び方
・クローブ
もし調理時間に余裕があるなら、クローブはホールを買うとよいだろう。使う直前にすり潰せば、新鮮な香りを出せるからだ。せっかく漬け込むのなら、よりよい香りのものを使いたいだろう。もし時間がなければ、パウダーを買って簡単に済ませるのも決して悪くはない。ただ、ぜひ一度はホールのクローブを試していただきたい。
・野菜
ピクルスにはほとんどの野菜を使うことができる。スーパーの売り場などを回りながら、好きな野菜を手に取ってみよう。きゅうりやセロリなどの淡白な野菜もよいし、ブロッコリーやにんじんなどもピクルスに合いそうだ。一見火が通りにくそうな野菜も、切り方を調節すれば問題なく漬けることができる。ピクルスに入れると面白そうだと感じたら、躊躇せず試してみよう。
2. 下ごしらえでクローブをすり潰し、香りを楽しもう!
まずは野菜を切っていく。火が通りやすい野菜であれば、大きめ、厚めに切っても問題ない。逆に、にんじんやかぼちゃなどの火が通りにくい野菜は、小さめ、薄めに切れば他の野菜と均一に漬けられるだろう。野菜の準備が整ったら、次はクローブだ。ホールを買った場合は、すり鉢などを使い、好みの粗さにすり潰す。強い香りを楽しみながら作業しよう。
3. クローブの香るピクルスを簡単に作る!
いよいよ野菜を漬けていく。まずはピクルスの調味液にクローブを加えて、煮立てる。煮立ったら、野菜と一緒に密閉容器に詰めるだけでよい。野菜が漬かるにつれて、スパイシーな風味が染み込むだろう。クローブにより甘い香りとスパイシーな味が加えられたピクルスを楽しもう。
・ほかのスパイスも加えて、味を変える
調味液にクローブ以外のスパイスを加えると、より刺激的な味のピクルスを楽しめそうだ。たとえば、シナモンやクミンを入れれば、よりエスニックな香りが豊かになる。もっと踏み込んで、カレー粉を調味液に入れてしまってもよいかもしれない。カレー風味のピクルスはきっと新鮮な味わいになるし、ごはんなどにも合うかもしれない。また、仮に調味液をスパイス中心の味付けにしてしまえば、塩分や糖質などを抑えられて、ヘルシーなピクルスになるかもしれない。健康の面から考えても、スパイスを積極的に加えて損はなさそうだ。
・1週間以内を目安に食べきる
ピクルスには酢や砂糖が入っているため、保存がききやすくなっている。とはいえ、保存できるのは1週間程度が限度だろう。これはあくまで目安だ、実際は自分で状態を確認しながら、早めに食べきろう。調味液の配合や、漬ける野菜の種類によって、保存期間が多少前後しそうだ。注意しよう。
結論
ピクルスはクローブの香りを引き出しつつ、長期間楽しむことができる。野菜をたくさん摂ることもでき、普段より塩や砂糖を控えられる、いうことなしだ。他のスパイスも好きに混ぜて、こだわりのピクルスを漬けよう。調味液の配合によって、スパイスの香りを前面に出したり、逆にほのかに香る程度にしたりと、アレンジし放題だ。まずはオーソドックスな調味液から始めて、そこから徐々に幅を広げるのがおすすめだ。