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麦茶のカロリーは本当にゼロ?身体に嬉しい栄養素や糖質量も検証

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2019年3月21日

常飲する飲料として人気の「麦茶」は、穀物の一種である大麦から抽出されるお茶だ。市販の麦茶は、ほとんどがカロリーゼロと表示されているが、大麦は歴史上、日本人の主食として食べられてきた。それを考えると「本当にカロリーはゼロなのだろうか」と気にはならないだろうか?そこで今回は、麦茶のカロリーや栄養素について調査した。

1. 実はゼロじゃない!麦茶のカロリーと糖質

麦茶のカロリーは100gあたり1kcal、糖質は約0.3gである。500ml飲めば5kcal(糖質1.5g)、1リットル飲めば10kcal(糖質3g)を摂取する計算となる。つまり本来なら、麦茶は「カロリーゼロ」の飲料ではないのだ。
しかし、市販の麦茶にはなぜ「カロリーゼロ」と記載されているのだろうか?これは消費者庁のガイドラインにより「100gあたり5kcal未満の熱量は0kcalと表示できる」と定められているためである。とは言っても、人が1日に消費するカロリーが2000kcalだとして、麦茶1リットルのカロリーはその100分の1にもならず、ダイエットの妨げにはならないだろう。
また、糖質に関しては、厳密に計算してストイックに制限している人であれば気にかけたほうがよいかもしれない。とは言え、こちらも1リットルあたり3gと極々少量である。普通に生活していくうえでは、ほとんど気にする必要はない。

2. 麦茶から摂れる身体に嬉しい栄養

身体に必要な「ミネラル」を補給できる

麦茶から摂取できる、身体に大切な栄養素は「ミネラル」だ。ミネラルとは六大栄養素の1つとして分類され、別名「無機質」とも呼ばれる。カルシウムやナトリウムなどの栄養素の総称だ。
麦茶の代表的なミネラルと言えば、ナトリウムやマグネシウム・カルシウム・亜鉛・カリウム・リンが挙げられる。このなかでもナトリウムやカリウム・リンは、一般的な食生活をしていれば不足する心配はない。しかし、汗をかいたり嘔吐・下痢で体内の水分が失われたりすると、これらのミネラルも身体から排出されることが分かっている。そうしたこともあり、汗をかきやすい夏に麦茶を飲むことは理にかなっているのだ。また、意外と脱水症状が起こりやすい冬に飲むのもよいだろう。熱中症や脱水症状を防ぐためにも、上手に麦茶を取り入れてミネラルを補給しよう。

香ばしい匂いのもと「アルキルピラジン類」も身体に好影響

麦茶独特の香ばしい匂いは「アルキルピラジン類」という成分が作り出しており、この成分が血液をサラサラにすると言われている。実際の実験では、同量の水を飲んだ場合と比べて、麦茶を飲んだ場合の方が血液の流動性が向上したそうだ。流れが滞りドロドロになった血液は、心疾患や脳血管疾患などさまざまな病気の引き金になりかねない。健康促進のためにも、麦茶を常飲するのはおすすめだ。

3. ちょっと気になる麦茶の「カフェイン」と「グルテン」

茶葉を原料としない麦茶のカフェインはゼロ

妊娠中の妻や子どもと一緒に飲むなら、カフェインが気になる人もいるだろう。しかし、麦茶に含まれるカフェインの量はゼロなので安心してほしい。緑茶・紅茶・ウーロン茶など、茶葉を原料としたお茶にはカフェインが含まれているが、茶葉ではなく大麦を原料とした麦茶には、カフェインが含まれていないのだ。

グルテンフリーの麦茶だがアレルギーの人は要注意

麦茶は大麦由来のお茶であることから、たんぱく質のグルテンが含まれていたら困るという人もいるかもしれない。実は、大麦に含まれるグルテンの量もゼロである。ただ、グルテン(小麦)アレルギーの人は、麦茶の飲用を控えたほうがよい。と言うのも、大麦には「ホルデイン」というたんぱく質が含まれており、この分子構造がグルテンと非常に似ていることから、アレルギー症状を引き起こす可能性があるためである。小麦アレルギーでも麦茶を飲める人はいるが、今までに一度も麦茶を飲んだことがないなら、主治医に相談してから飲むようにしよう。

結論

厳密にはカロリーゼロでない麦茶だが、ミネラルが豊富でカフェインフリーなため、大人も子どもも常飲するには最適だ。麦茶には身体を冷やす作用があるとも言われており、まさに夏の風物詩としてふさわしい。一方、少し温めれば麦の風味が増し、身体を温めてくれる飲料となるため、冬の水分補給にも役立ててみてはいかがだろうか。

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