1. チョコレートビスケットケーキとは何か?
チョコレートビスケットケーキとはどのようなものなのだろうか?簡単に構造を説明すると、チョコレートクリームをしみ込ませたビスケットを冷やし固め、周りをチョコレートコーティングしたものである。ここで使われるビスケットは、イギリス伝統のリッチ・ティー・ビスケットと呼ばれるもの。チョコレートがしみた食感と、その対極にあるカリカリ・サクサクな歯ざわりを楽しめるのが特徴である。エリザベス女王のチョコレートビスケットケーキの場合、ダークチョコレートが使われている。
2. エリザベス女王のチョコレートビスケットケーキにまつわるエピソード
エリザベス女王の最もお気に入りのアフタヌーンティ・ケーキは、チョコレートビスケットケーキだという。
女王は、このケーキを最後の一切れまで大切に食べるというのが、元スタッフによって明かされている。エリザベス女王の公式拠点はバッキンガム宮殿だが、ロンドン郊外のウィンザー城に移動する際、ケーキが余っていたらシェフが残りを持ち運んでいたという。すべて食べ尽くすほど、このケーキを愛しているのだそうだ。
エリザベス女王のチョコレートビスケットケーキ好きは、孫にも遺伝したようだ。2011年のウィリアム王子の結婚式でも、王子の熱いリクエストによって、特別バージョンのチョコレートビスケットケーキが用意され、ゲストにふる舞われたという。
女王は、このケーキを最後の一切れまで大切に食べるというのが、元スタッフによって明かされている。エリザベス女王の公式拠点はバッキンガム宮殿だが、ロンドン郊外のウィンザー城に移動する際、ケーキが余っていたらシェフが残りを持ち運んでいたという。すべて食べ尽くすほど、このケーキを愛しているのだそうだ。
エリザベス女王のチョコレートビスケットケーキ好きは、孫にも遺伝したようだ。2011年のウィリアム王子の結婚式でも、王子の熱いリクエストによって、特別バージョンのチョコレートビスケットケーキが用意され、ゲストにふる舞われたという。
3. チョコレートビスケットケーキのレシピ
チョコレートビスケットケーキのレシピも定番メニューだけにいろいろある。そんな中で、長年女王のお抱えシェフを務めたマグレディ氏が、家庭向けにアレンジしたレシピを公開したのが以前話題になった。そちらの作り方を見てみよう。
- ビスケットをアーモンドのサイズ、1~2cmの大きさの塊になるようにざっくりと砕いておく。
- 無塩バターとグラニュー糖をクリーム状になるまで擦り混ぜたら、湯せんで溶かしたダークチョコレートを加えて混ぜる。
- そこに軽くかき混ぜた卵液を加えてさらによく混ぜる。
- そうしてできたチョコレートクリームの中に、1の砕いたビスケットを入れてよく絡ませる。
- 4を、型に入れて冷蔵庫で3時間以上入れておく。
- 冷やし固まったら、ダークチョコレートを溶かして上部と側面をコーティングする。チョコレートは室温で固める。
- さらに、デコレーションとして、溶かしたチョコレートで模様をつける。
このように、鍋もオーブンも使わない簡単レシピである。ケーキ作り初心者や、子どもにも壁を感じさせない、挑戦しやすいものだろう。見ためとしては、チョコレートコーティングのなめらかさがポイントになる。しかし、家庭で楽しむのであれば、作る楽しさと美味しさを重視すればよいのかもしれない。
結論
今回は、名前から想像できそうで、細部まではイメージできないスイーツを取り上げた。以前は、日本国内にも元英国王室専属シェフの店があり、チョコレートビスケットケーキの取り扱いがあったそうだが、残念ながらいまは閉店している。エリザベス女王の、チョコレートビスケットケーキを溺愛するエピソードと、家庭向けレシピの気軽さを知れば、一度は作って味わってみようという気になるのではないだろうか。