1. タイ料理の中でもカロリーが高めなパッタイ

公開されているパッタイのレシピの中には、1人前のカロリー量が掲載されているものもある。それらの情報を統合すると、700kcal~1,000kcal程度まで開きはあるものの、軒並み高カロリーであることがわかった。タイ料理にはヘルシーな料理も多いが、パッタイは、その例には当てはまらないようだ。
材料別に見たカロリーは?
パッタイのカロリーについて、材料からも考えてみよう。パッタイに使われる主な材料としては、センレック(米を原料とした麺)、むきえび、にら、もやし、卵、豚肉などが挙げられる。センレックという名前はピンとこないかもしれないが、いわゆるビーフンのことだ。それぞれの100gあたりのカロリーを調べてみると、ビーフン:377kcal、むきえび(さくらえび):89kcal、にら:21kcal、もやし:37kcal、豚肉(バラ):395kcalとなっている。野菜類のカロリーはそれほど高くはないが、麺と肉のカロリーはやはり高い。どちらも比較的、使用量が多いため、カロリーが高めになるのも当然だと言えるだろう。
2. パッタイの主要食材の栄養とは?

さまざまなパッタイのレシピを見てみると、ビーフンのほかには、えびや豚肉の使用量が多い。パッタイの栄養価を考える際には、これらは欠かせないものだろう。ビーフン、えび、豚肉の栄養価について、以下に紹介していく。
炭水化物が豊富なビーフン
パッタイのメイン食材であるビーフンは、米を原料としていることから、炭水化物が豊富だ。炭水化物は何かと敬遠されがちではあるが、タンパク質や脂質と並んで3大栄養素のひとつに数えられる。炭水化物が不足すると、身体が活動するために必要なエネルギーも不足し、力がうまく発揮できなくなったり、疲れやすくなったりすることが考えられる。脳を動かすにもエネルギーが必要なので、集中力の低下なども起こるだろう。摂りすぎないよう注意することは大切だが、まったく摂らないのも問題なのだ。
タンパク質が豊富なえび
えびは、タンパク質が豊富な食材だ。タンパク質は身体のさまざまな組織を構成する栄養素で、健康的な身体を維持するために不可欠だ。また、えびはタンパク質を構成するアミノ酸の中でも、とくにタウリンが豊富で、疲労回復や動脈硬化の予防などに効果的だと言われている。
ビタミンB1が豊富な豚肉
肉にはさまざまな種類があり、種類によって含まれる栄養素にも違いがある。中でも豚肉にはビタミンB1が多く含まれていて、その量は牛肉の10倍にもなると言う。ビタミンB1にはエネルギーの代謝を促進する効果があると言われていて、疲労回復効果も期待されている。
3. パッタイの糖質はビーフンに要注意

カロリーが高めなパッタイは、糖質についても注意が必要だ。ほとんどの食材は100g中の糖質量が3g以下となっているが、ビーフンだけは79gと非常に多い。パッタイの材料の中で最も量を使うのはビーフンなので、糖質が高くなるのも仕方ないと言えるだろう。糖質を摂りすぎると肥満の原因になるため、要注意だ。
ビーフンの中には、血糖値の上昇が緩やかで肥満に影響しにくい低GI食品に分類されるものもあるので、糖質に配慮したパッタイを作るなら、そうしたビーフンを選ぶとよいだろう。
ビーフンの中には、血糖値の上昇が緩やかで肥満に影響しにくい低GI食品に分類されるものもあるので、糖質に配慮したパッタイを作るなら、そうしたビーフンを選ぶとよいだろう。
4. パッタイをカロリーオフするにはビーフンが鍵!

パッタイはカロリーが高めな料理のため、カロリーオフする食べ方をしたいと考える人も多いだろう。パッタイをカロリーオフする食べ方としては、2つの方法が考えられる。
手っ取り早いのは、野菜を増やしてビーフンを減らすという方法だ。パッタイの材料の中で最もカロリーが高いのはビーフンなので、これを減らし、低カロリーな野菜を増やすことでカロリーオフする食べ方が実現できる。もうひとつの方法も、ビーフンの量を減らすという大筋は変わらないが、こちらはビーフンをこんにゃく麺などの低カロリー麺に変えるというものだ。ビーフンを使わないため食感は変わるが、味付けはパッタイなので、それほど違和感なく食べられるだろう。また、ビーフンを一切使わないため、カロリーも大きく抑えることができる。
手っ取り早いのは、野菜を増やしてビーフンを減らすという方法だ。パッタイの材料の中で最もカロリーが高いのはビーフンなので、これを減らし、低カロリーな野菜を増やすことでカロリーオフする食べ方が実現できる。もうひとつの方法も、ビーフンの量を減らすという大筋は変わらないが、こちらはビーフンをこんにゃく麺などの低カロリー麺に変えるというものだ。ビーフンを使わないため食感は変わるが、味付けはパッタイなので、それほど違和感なく食べられるだろう。また、ビーフンを一切使わないため、カロリーも大きく抑えることができる。
結論
ヘルシーなイメージもあるタイ料理だが、パッタイはカロリー・糖質ともに高いことがわかった。最も量を使う食材のカロリーが最も高いというのは、麺類の宿命だと言えるだろう。カロリーや糖質が気になる人は、今回紹介したカロリーオフする食べ方についても、ぜひ考えてみてほしい。
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