1. スノーデンの特徴

スノーデンは、お菓子メーカーがアメリカから種いもを輸入し、北海道で増殖に成功後、優良品種に指定されたじゃがいもだ。そんなスノーデンの特徴についてまとめてみた。
見た目
球形で茶色い皮、白色の果肉。
味
甘味は弱く、ほくほくとしている。
保存
長期保存が可能。
2. スノーデンに含まれる注目の栄養成分

スノーデンを含むすべてのじゃがいもの主成分はでんぷん、つまり炭水化物だ。しかし、それ以外にもビタミンB群、ビタミンC、ミネラル、食物繊維なども含まれている。とくに注目したい栄養成分が、以下の3つだ。
ビタミンC
ビタミンCは皮膚や細胞のコラーゲンの合成に必須な水溶性ビタミンの一種。抗酸化作用をもち、ビタミンEと協力して有害な活性酸素から体を守る働きがある。また、病気などいろいろなストレスへの抵抗力を強めたり、鉄の吸収を良くする働きもあると言われている。
ビタミンCは熱に弱いため、加熱調理をすると栄養が損失してしまいがちだが、じゃがいもに含まれるビタミンCは、でんぷんにコーティングされているため、栄養が損失しにくいといわれている。
ビタミンCは熱に弱いため、加熱調理をすると栄養が損失してしまいがちだが、じゃがいもに含まれるビタミンCは、でんぷんにコーティングされているため、栄養が損失しにくいといわれている。
ビタミンB群
じゃがいもには、糖質・脂質・たんぱく質の代謝をサポートするとされるビタミンB1・B2・B6がバランスよく含まれている。ビタミンB1は摂取した糖質を効率よくエネルギー消費する働きがあると言われている、一方で不足すると脚気になると言われている。
カリウム
じゃがいもにはカルシウム、マグネシウム、ナトリウムなどのミネラルが含まれるが、とくにカリウムが豊富である。カリウムの主な働きは、余分な塩分の排出を促すことで、体の水分バランスを保つことにある。ほかにも、高血圧の予防にも役立つといわれる。カリウムの1日の摂取目安量はおよそ2gといわれているが、塩分が多い食生活をしている人はさらに必要になるだろう。じゃがいもは100g(Mサイズ1個分)でおよそ410mgのカリウムが摂取できる。単純に計算すると1日Mサイズのじゃがいもを2個食べるだけで、1日に必要なカリウムの半分近くを摂ることができるのだ。
3. スノーデンの美味しい食べ方

冒頭で説明したように、スノーデンはお菓子メーカーがポテトチップスに加工するために用いられた品種だ。このことからわかる通り、スノーデンは油で揚げたり、しっかりした味付けをしたりする料理に適している。それでは、スノーデンの美味しさを存分に活かしたレシピを2つ紹介しよう。
フライドポテト
1. スノーデンをくし切りにしたら、1時間ほど水にさらす。
2. キッチンペーパーで水気を切り、小麦粉を軽くまぶす。
3. 油の中にスノーデンを入れ、火をつける。
4. 160℃まで温度を上げ、3分揚げたら一度取り出し、200℃の油で2分揚げる。
5. 揚がったポテトに塩・胡椒をまんべんなくふりかけて完成。
2. キッチンペーパーで水気を切り、小麦粉を軽くまぶす。
3. 油の中にスノーデンを入れ、火をつける。
4. 160℃まで温度を上げ、3分揚げたら一度取り出し、200℃の油で2分揚げる。
5. 揚がったポテトに塩・胡椒をまんべんなくふりかけて完成。
ガレット
1. 皮をむいたスノーデン、ベーコン、玉ねぎを細切りにする。
2. 1に塩・胡椒を加えてよく混ぜる。
3. 熱したフライパンにバターを加えて2を流し入れたら、弱火で5分焼く。
4. 裏返して、焼き色がつくまで5~6分焼けば完成。
2. 1に塩・胡椒を加えてよく混ぜる。
3. 熱したフライパンにバターを加えて2を流し入れたら、弱火で5分焼く。
4. 裏返して、焼き色がつくまで5~6分焼けば完成。
結論
スノーデンはポテトチップスのために輸入されたじゃがいもだけあって、油との相性が抜群だ。味にクセがないのでさまざまな料理に重宝することだろう。フライドポテト、ジャーマンポテト、ガレット、ハッセルバックポテトなど、スノーデンの美味しさを楽しめるレパートリーが豊富なのも魅力。店頭でスノーデンを見つけた際は、ぜひ手にとっていただきたい。
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