1. バタークリームケーキとショートケーキ

バタークリームケーキとは
バタークリームケーキはバターを使ったクリームでデコレーションされたケーキを指す。美しい見た目から、ウェディングケーキに使われることもある。
バタークリームの種類
バタークリームの作り方にはいくつか種類がある。まずひとつめが卵白と砂糖、水を加熱してバターを合わせたタイプ。イタリアンメレンゲタイプとも呼ばれ、マカロンのフィリングとしても知られる。ふたつめはパータポンプと呼ばれる卵黄と砂糖、水を湯せんにかけてあわ立てたものとバターを合わせたタイプ。最後はアングレーズソースと呼ばれる卵黄と砂糖、牛乳で作る濃厚なソースにバターを合わせたもの。先の2つはある程度の硬さがあるので、デコレーションに向いている。イタリアンメレンゲタイプは、色が白いので着色しても美しい仕上がりになる。
ショートケーキとは
ショートケーキとは生クリームでデコレーションされたケーキのこと。スポンジケーキにフルーツをあしらったものが主流。実はショートケーキは日本で発展したケーキのひとつ。ショートケーキの王道といえばいちごだが、近頃ではメロン、ピーチなど、さまざまなフルーツを使ったショートケーキが存在している。
2. バタークリームケーキとショートケーキの違い

バタークリームケーキとショートケーキの違いは、先にも述べた通り使われているクリームにある。このクリームの違いによって、味や見た目にも違いが出てくる。
味の違い
バタークリームケーキはバターのまろやかな味わいが持ち味。濃厚な味わいであるとともに、どこか懐かしい印象を与えるところも特徴的。対してショートケーキは、口溶けのいい生クリームが美味しさのポイント。さっぱりとしたフルーツとのコンビネーションも持ち味だ。
見た目の違い
バタークリームは生クリームに比べるとかためのクリームに仕上がるため、より精巧なデコレーションをすることができる。かためのクリームのため、持ち運びにも向いている。
生クリームはバタークリーム比べると柔らかいので、絞り出しなどのデコレーションが主流だ。
生クリームはバタークリーム比べると柔らかいので、絞り出しなどのデコレーションが主流だ。
3. トレンドのバタークリームケーキとショートケーキ

バタークリームケーキのトレンドはクラシックorハイエンド
バタークリームケーキのトレンドは、あえて超クラシックなデザインや作り方に徹したタイプと、ハイエンドなブランドタイプの2種類。ネットでもオーダーできるので、調べてみるといいだろう。どこか懐かしく、リッチな味わいのバタークリームケーキを堪能してほしい。
ショートケーキのトレンドは高級フルーツ
ショートケーキのトレンドは、高級フルーツを使ったタイプ。メロンやシャインマスカット、桃、マンゴーなど、リッチなフルーツと生クリームの相性は言わずもがな。値段は高めだが、食べてみる価値はある。見た目も華やかなので、持ち寄りなどでも喜ばれそうだ。
結論
バターをたっぷりと使ったやや硬めのクリームでデコレーションしたバターケーキは、昔懐かしいケーキのひとつ。ショートケーキしか知らない子どもと一緒に食べながら、幼い頃の思い出話をしてあげるのもいいかもしれない。バタークリームケーキとショートケーキそれぞれに、今の時代にあった映えるトレンドのものもある。ひとつ、ここは話題ものを買い求めて、食べ比べてみるのもいいかもしれない。