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玉ねぎとの雑種だった!ねぎの仲間【わけぎ】の特徴や産地

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

2019年8月26日

わけぎは緑色の葉の部分を薬味として使う小ねぎの仲間だと思われがちだが、厳密にはねぎとは別物だ。ねぎと玉ねぎの雑種で、漢字では「分葱」と書く緑黄色野菜である。わけぎについての認識は地域によっても異なるといわれているが、今回は本来のわけぎとはどのようなものを指すのか解説していく。

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1. わけぎの特徴

ねぎと玉ねぎの雑種であるわけぎは、分葱と表記されることからもわかるように、球根が分かれることで増えるのが特徴だ。一般的なねぎよりも根の部分が膨らんでいることから、見分けることができる。

■くせのない優しい味で栄養たっぷり

わけぎはあさつきなどと異なり味や香りがマイルドである。くせも少なく辛みよりも甘みが感じられるため、ピリッとした風味が苦手な子どもでも食べやすい。さらに、β-カロテンやビタミンC、葉酸などが豊富な緑黄色野菜でもあり、栄養面でも優れている。

■ワケネギとは別物

わけぎをねぎだと思っていた人は、ワケネギと混同している可能性がある。ワケネギとはねぎの一種で、株分れが多く緑色の葉の特徴などもわけぎと似ている。ところが、わけぎとは異なり根元が膨らんでおらず、球根ではなく種ができる。東日本では一般的にこのワケネギをわけぎ、さらにワケネギを若摘みしたものを「あさつき」と認識している人が多いが、本来はどちらも別の品種である。わけぎはねぎとは異なり球根で増え、根元が膨らんでいるものと覚えておこう。

2. わけぎの旬と産地

スーパーでいつでも手に入れることができるわけぎだが、時期によってはハウスもののみだったり、地域によってはワケネギだったりすることもあるため注意が必要だ。露地栽培の美味しいわけぎを手に入れるなら、やはり旬が狙い目である。

■旬は春と秋

わけぎの旬は3月中旬~5月上旬にかけてと、9~11月頃。この時期には産直販売でも盛んに出荷されるようになる。根がしっかりと育ち、緑色の葉の部分も青々とした旬のわけぎの味は格別だ。

■主な産地は広島県

わけぎは広島県の特産品でもある。明治時代のはじめから栽培されるようになり、大正時代に入ると尾道や三原などにも栽培地が広がっていった。現在も全国で最も多く生産・出荷しているのは広島県で、その量はなんと全体の半分以上を誇る。広島産のものは、もちろんワケネギではなく根が膨らんだ本来のわけぎだ。ほかの産地としては福岡県や愛知県などでも栽培されている。ちなみにわけぎの呼び名に関しては、「一文字」(熊本)、「千本(ちもと)」(大分)、「ビラ」(沖縄)など方言で呼ぶ地域もある。

3. わけぎの美味しい食べ方

わけぎは葉先の緑色が濃くピンとしているもの、白い根の部分がつぶれていないものを選ぼう。東日本で出回るものを購入する際は、ワケネギと間違えないためにも根が膨らんでいるかチェックすることも忘れずに。

■冷蔵保存は切らずに・冷凍保存は切ってから

鮮度が落ちやすいわけぎは、野菜室で保存し早めに食べきるようにしたい。湿らせた新聞紙などに包んでビニール袋に入れ、なるべく立てて保存しよう。刻んだものを保存袋や密閉容器に入れて冷凍保存すればより長持ちするし、必要な分だけその都度取り出せて便利だ。

■おすすめの食べ方は「ぬた」

薬味としての使い方がよく知られるが、本来のわけぎの最も美味しい食べ方は「ぬた」といわれる。わけぎをサッと茹で、味噌・砂糖の合わせ調味料やからし酢味噌と和えるだけで完成だ。シンプルな調理法と味付けが、優しい甘みと香りを引き立たせる。

結論

わけぎとねぎの区別がよくわからなかったという人も、わけぎの特徴をおさえることでスッキリしたのではないだろうか。それでも、まだまだ一般的に混同されやすい品種のため、本来のわけぎを購入する際には気を付けよう。白い根っこの部分を見れば簡単に見分けることができるはずだ。薬味として使う場合も、あさつきなどとは味が異なるためぜひ試してみよう。
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