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平安時代にも食べられていた!【ひらたけ】ってどんなキノコ?

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

2019年8月24日

ひらたけは最近スーパーでもよく目にするようになったが、ひらたけをご存知だろうか。あまりメジャーではないように思われがちだが、昔から世界中で食べられている。ひらたけとはどのようなキノコなのか、その特徴や種類、産地など紹介していこう。

1. ひらたけの特徴

ひらたけのかさは名前のとおり平たく、大きくサラッとしているのが特徴だ。表は灰黒色をしており、裏側は白くヒダが軸の部分にかかっている。天然のものと菌床栽培されているものとがあり、その生育の仕方によっても特徴が異なる。

■天然のひらたけは大きい!

スーパーなどで購入できるひらたけは菌床栽培のものだ。大きさはしめじなどとあまり変わらず、中央部分がくぼんでいるものが多い。一方、広葉樹の枯れ木や切り株などに生える天然のひらたけは、非常に大きい。塊となって重なり合いながら発生するため、一株あたり10kgほどになる場合も。菌床栽培のひらたけと比べ、生育環境がさまざまなため色や形も不揃いである。

■世界中で食べられているキノコ

ひらたけは日本だけでなく温帯地域であれば世界中の山林に発生する。一般的な食用キノコとして栽培も盛んに行われており、オイスターマッシュルームという英名もある。どんな料理にも合う使いやすいキノコで、バターで炒めたりグリルにしたりとシンプルな調理でも美味しい。

2. ひらたけの種類

ひらたけは年中収穫できることから「四季きのこ」という別名がある。ひらたけには種類があり、それぞれ収穫時期がずれていることや、菌床栽培が主流になったことからそう思われているが、天然物には旬がある。さらに、ひらたけには似通った姿の毒キノコがあるため注意が必要だ。平安時代に書かれた「今昔物語」でも、ひらたけと偽り毒キノコを食べさせたという話がある。キノコに詳しくない人は自然採取しないほうがよいだろう。ひらたけの種類には次のようなものがある。

■ひらたけの種類(天然物)

  • ひらたけ...肉厚の大きなキノコで晩秋から収穫。「寒茸(かんたけ)」とも呼ばれる。
  • うすひらたけ...ひらたけより薄めで小型、春から秋にかけて収穫。「ワケ」とも呼ばれる。
  • キヒラタケ...毒キノコではないがクセが強く臭い。食用には不向き。
  • トキイロヒラタケ...トキ色(ピンク)のひらたけ。成菌は食用に不向き。

■ひらたけはしめじだった!?

ひらたけには、「しめじ」として流通していた過去がある。現在出回っているブナシメジのように、菌床栽培が行われるようになった頃、正式な名称でないにもかかわらずひらたけがしめじとして取り扱われていたのだ。ところが、やがてブナシメジが「本しめじ」として登場。味や食感が優れていることから一気に広まっていった。その流れでひらたけは一時姿を消したのである。

いまでも本しめじと名づけられたブナシメジが出ていたり、ひらたけがしめじとして販売されていたりすることがあるのは、当時の名残なのだ。現在は、しめじとは異なる本来のひらたけとして出回るようになってきている。有名なものとしては「霜降りひらたけ」がある。キノコで有名なホクト株式会社が開発した、日本のひらたけと西洋のひらたけ属との交配種だ。形も美しく味もよいことで、ひらたけの魅力が再度注目を集めている。

3. ひらたけの産地と旬

寒茸とも呼ばれる分厚いひらたけは、天然のものは晩秋から春にかけて発生する。ただ、菌床栽培が盛んなため市場には年中出回っている。天然のひらたけを食べたい場合は、旬の時期に農産物直売所などで入手しよう。

主な栽培地は新潟県・長野県・福岡県・茨城県など。日本では地域に偏りはなく、全国的に広く生産されている。スーパーなどでも購入できるため試してみてはいかがだろう。 

結論

ひらたけは、しめじやまいたけなどに比べると、あまり食べたことがない人の多いキノコだ。しめじと混同されがちだが、まったく違うものということは覚えておこう。どんな料理にも合う美味しいキノコなので、見かけたらぜひ食べてみてほしい。
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