1. 白いチンゲン菜?パクチョイとは
パクチョイは、中国から入ってきた野菜で、白菜と同じアブラナ科である。チンゲン菜と同じ「たいさい(体菜)」の一種で、梗(軸と茎)が青いものを青梗菜(チンゲン菜)、白いものをパクチョイと呼んでいる。
漢字で書くと「白菜」となり、一般的な白菜と紛らわしいため、パクチョイを「広東白菜」や「小白菜」と書いたり、一般的な白菜を「大白菜」と呼んだりする。また、梗(軸と茎)の青い青梗菜(チンゲン菜)に対し、「白梗菜」と書かれることもある。
漢字で書くと「白菜」となり、一般的な白菜と紛らわしいため、パクチョイを「広東白菜」や「小白菜」と書いたり、一般的な白菜を「大白菜」と呼んだりする。また、梗(軸と茎)の青い青梗菜(チンゲン菜)に対し、「白梗菜」と書かれることもある。
パクチョイの歴史
チンゲン菜もパクチョイも、1972年の日中国交回復以降に中国から入ってきた。1983年に、農林水産省によって梗(軸と茎)が青いものはチンゲン菜、白いものはパクチョイと名称が統一された。
2. パクチョイの特徴と主な産地
パクチョイの葉は、チンゲン菜と同じように根元がスプーン状に広がった形をしており肉厚である。チンゲン菜と違うのは、梗(軸と茎)の部分が白いことだ。味はチンゲン菜と同じくクセがなく、加熱してもシャキシャキとした食感が楽しめる。
パクチョイの主な産地と旬の時期
2010年のデータでは、全国の約7割を埼玉県で生産している。しかし、他府県を合わせても、生産量はチンゲン菜よりかなり少なく、中華料理店や漬物用などで使用される以外に、あまり一般家庭では馴染みがない。
パクチョイは、3〜10月頃までに種をまき、5月中旬〜12月にかけて収穫される。種まきから収穫までは30〜50日ほどで、成長が早い野菜である。初夏から晩秋まで長期間にわたって出荷されるため、旬の季節はとくにないが、気温が下がる晩秋は甘みを増し、一番美味しい時期である。
パクチョイは、3〜10月頃までに種をまき、5月中旬〜12月にかけて収穫される。種まきから収穫までは30〜50日ほどで、成長が早い野菜である。初夏から晩秋まで長期間にわたって出荷されるため、旬の季節はとくにないが、気温が下がる晩秋は甘みを増し、一番美味しい時期である。
3. パクチョイの選び方と料理方法
パクチョイは、葉がみずみずしく濃い緑色をしており、葉軸に厚みとハリがあるものが新鮮である。保存する際には、乾燥しないように湿らせた新聞紙やキッチンペーパーに包んで、ポリ袋などに入れ冷蔵庫の野菜室に立てた状態で入れておくとよい。また、硬めに茹でて冷凍保存すると、長期間保存が可能である。
パクチョイの調理方法
パクチョイは、中華料理ではよく使われる野菜で、チンゲン菜と同様に炒め物やスープなどにすると美味しい。また、クセがないのでお浸しや和え物、浅漬けなど和風の料理にもよく合う。バターやオリーブオイルで炒めれば、洋食の付け合わせにもなり、さまざまな料理に合わせることができる万能な野菜である。
パクチョイの栄養成分
パクチョイとチンゲン菜には、ほぼ同様の栄養が含まれており、βカロテンやカリウム、カルシウムが豊富である。βカロテンは、体内でビタミンAに変換されて皮膚や粘膜の健康を維持する効果や抗酸化作用があるといわれている。カリウムは、ナトリウムを排出する役割もある。
結論
チンゲン菜と比べると、なじみが薄い中国野菜のパクチョイ。しかし、その味はチンゲン菜同様にクセがなく、シャキシャキとした食感が楽しめて美味しい野菜だ。中華料理はもちろん、和食や洋食にも幅広く利用できるので、見かけた際にはぜひ買い求めて食べてみてほしい。
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