スパムを炒めるときの味付け方法とは？おすすめの献立も紹介

料理初心者の人でも取り組みやすいのが、炒めるという調理方法ではないだろうか。とくにスパムは、塩気があるのでほかの食材と一緒に炒めるだけで立派な一品ができあがる。腹ぺこの状態でもスパムと食材を切って炒めるだけなので、スピーディーに仕上がるのも嬉しいポイントだ。

では、スパムを使った炒めものにはどのような味付けが合うのだろうか。ひとつが、スパイシーな香りが食欲をそそるカレー味だ。スパムと野菜を炒めてカレー粉・オイスターソース・酒・みりんで味付けすれば、ごはんにもアルコールにも相性のよい絶品料理になる。カレーライスのようにカレー皿にごはんと一緒にのせて食べても美味しい。

いろいろな調味料を使用するのが面倒という人は、スパムを炒めて市販のキムチを投入する方法がおすすめだ。弁当のおかずにおすすめなのが、アスパラとスパムを炒めてマヨネーズ、黒こしょうで味付けする料理だ。冷めても美味しく彩りも美しい。

スパム炒めをメイン料理にする場合、相性のよい副菜にはどのようなものがあるだろうか。スパム炒めの味付けにもよるが、基本的にスパムは塩気のある食材なので、少し甘めのニラ玉とは相性がよい。また、DHAやEPAといった不飽和脂肪酸を豊富に含むサバの煮付けもよく合う。さらに先述したようなこってりとしたカレー味にしたときは、サッパリとしたタコときゅうりの酢のものがおすすめだ。

沖縄ではスパムと島らっきょうをチャンプルー風に一緒に炒める料理も定番だが、サッパリしているのでコク旨な大根とツナの煮物をおすすめしたい。スパムを加えたボリューミーな焼きうどんには、野菜サラダがおすすめだ。

ちなみにスパムの主な原料は豚肉だ。豚肉はビタミン・たんぱく質・脂質・ミネラルなど、人が生活するうえで大切な栄養成分が豊富に含まれており、とくにビタミンB1は食品全体でもトップクラスの含有率だ。水溶性のビタミンB1を効率よく摂りたいときは、煮るより炒めるほうが消失する割合が少ないようだ。

最後に、スパム炒めと相性のよいスープ・味噌汁を紹介しよう。スパムそのものもスープに使用されることがあるが、スパム炒めにあうスープのひとつが、やさしい甘みと後味のよいコーンスープだ。また、牛乳やアサリ、じゃがいも、玉ねぎなど具だくさんで旨みあふれるクラムチャウダーもおすすめのスープのひとつである。さらにフワフワっとした卵が美味しいかき玉スープもおすすめしたい。

スパム炒めと相性のよい味噌汁のひとつが、炒め料理にあまり使用することのない豆腐とワカメの味噌汁だ。シンプルな味だからこそ、いろいろと味付けたスパム炒めが合うようだ。また、ホクホクとしたじゃがいもの味噌汁もよく合う。さらに、炒め料理では体感できないヌルヌルとした食感のなめこの味噌汁も合うようだ。ほかにも磯の香りがふんわりと口の中で広がるアオサの味噌汁や、香り高いしめじの味噌汁、給料日前でも安心して購入できるもやしの味噌汁、栄養たっぷりのシジミやアサリの味噌汁もおすすめしたい。

スパム炒めと相性のよい副菜やスープ、味噌汁について紹介した。スパム炒めはひと品でも十分に満足できるボリュームだが、甘みのある副菜ややさしい味付けのスープ、味噌汁と一緒に食べるとより美味しく感じられるだろう。実際にいろいろな味付けでスパム炒めを作ってみて、さまざまな副菜を合わせてみてはいかがだろうか。