1. カップヌードル・麺づくり・カップスターとは
カップヌードルとは
朝ドラでも話題になったカップヌードルは、カップに入ったインスタントラーメンのパイオニア的な存在。日清食品の創業者・安藤百福が開発したチキンラーメンを世界に広めるためにカップ入りを発案したのが始まりだ。容器選びから、麺の形状、具材、揚げ方など、さまざまな工夫がなされ、1971年についに完成。翌年に起こったあさま山荘事件で機動隊が食べている姿が全国放送で流されたことも人気を後押しした。以来、日本のみならず、世界でもカップ麺の代名詞として広く知られている。
麺づくりとは
麺づくりは東洋水産から販売されているカップ入りインスタントラーメン。その名の通り、麺にこだわったカップ麺として知られている。大きな特徴はのどごしがよく、コシのあるノンフライ麺を採用しているところ。1992年の誕生以来、このノンフライ麺の市場を牽引してきた存在でもある。まるで生麺のような食感を楽しむことができ、ファンも多い。丼型のカップでたっぷりと食べることができる。
カップスターとは
サンヨー食品から販売されている通称カップスターは、1975年に誕生したカップ麺。正式名称は、サッポロ一番カップスター。サッポロ一番は、同じくサンヨー食品から発売されているメジャーな袋入りインスタント麺だ。具材に国産肉を使用するなど、よりジャパンカラーを強く押した商品に昨年リニューアルされた。どこか懐かしい印象のパッケージも特徴だ。
2. カップヌードル・麺づくり・カップスターのカロリーを比較
醤油で比較
まずはもっともベーシックなしょうゆ味のカロリーを比較。
◎カップヌードル1食77g当たり353kcal/食塩相当量4.9g
◎麺づくり1食97g当たり297kcal/食塩相当量6.2g
◎カップスター1食72g当たり308kcal/食塩相当量5.2g
カップヌードルとカップスターが紙コップを大きくしたようなパッケージであるのに対し、麺づくりは丼型なので、内容量が多めだ。その割にカロリーは低め。これはノンフライ麺を使用しているところが影響していると考えられる。内容量が多いこともあり、麺づくりは食塩相当量がやや多めだ。
◎カップヌードル1食77g当たり353kcal/食塩相当量4.9g
◎麺づくり1食97g当たり297kcal/食塩相当量6.2g
◎カップスター1食72g当たり308kcal/食塩相当量5.2g
カップヌードルとカップスターが紙コップを大きくしたようなパッケージであるのに対し、麺づくりは丼型なので、内容量が多めだ。その割にカロリーは低め。これはノンフライ麺を使用しているところが影響していると考えられる。内容量が多いこともあり、麺づくりは食塩相当量がやや多めだ。
味噌で比較
味噌味のカロリーも比較していこう。
◎カップヌードル1食83g当たり391kcal/食塩相当量5.2g
◎麺づくり1食104g当たり351kcal/食塩相当量6.1g
◎カップスター1食79g当たり352kcal/食塩相当量5.4g
◎カップヌードル1食83g当たり391kcal/食塩相当量5.2g
◎麺づくり1食104g当たり351kcal/食塩相当量6.1g
◎カップスター1食79g当たり352kcal/食塩相当量5.4g
3. カップヌードル・麺づくり・カップスターの最新トピックス
カップラーメンの謎肉の秘密
カレーやシーフード、チリトマトなど、そもそもラーメンという枠にとらわれない独自のバリエーションをもつカップヌードル。謎肉はそもそもカップヌードルシリーズに入っているサイコロ状の肉の原材料の詳細が不明だったことから、付けられた名前。謎肉の正体は豚肉と大豆、野菜など、植物性と動物性素材を組み合わせたハイブリットミートであることが、発売から46周年を迎えた2017年に発表された。その謎肉がたっぷりと入った「カップヌードルビッグ 謎肉祭」は、発売されるたびに注目を集めている。またアジア各地の人気麺を再現したエスニック麺も近年人気が高い。
麺づくりはスープによって麺が違う
あまり知られていないが、麺づくりはスープに合わせて麺の太さや形状に変化をつけている。醤油や鶏だし塩は細麺、味噌は太麺、豚骨は極細麺、坦々麺や醤油とんこつには中太麺が採用されている。麺に対するこだわりはもちろん、スープとの相性を重視するがゆえの特徴である。
カップスターの肉は国産
昨年のリニューアルで、使用されている肉を国産に切り替えたカップスター。醤油や味噌、とんこつには国産豚肉、しお、カレーうどんには、国産鶏肉が使用されている。スープは「どこか懐かしい」味わいで、食べるとホッとする。
結論
カップヌードル・麺づくり・カップスターのそれぞれの醤油味のカロリーを比較すると、意外にも内容量の多い麺づくりがもっとも低カロリーであるという結果になった。さまざまなバリエーションが登場しているカップ麺市場。同じものを選びがちだが、たまには別のものを選んで、味の違いを楽しむのもおすすめだ。