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じゃがいもの品種【ホッカイコガネ】の特徴とは?美味しい食べ方も解説

投稿者:ライター 田口忠臣(たぐちただおみ)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2019年10月22日

じゃがいもには、非常に多くの品種があり、最大の産地である北海道では数十種類もの品種が栽培されている。その品種のひとつであるホッカイコガネは、主に加工用として栽培されているじゃがいもである。しかし食味がよいため食用としても流通することがある。では、ホッカイコガネとはどんなじゃがいもなのだろうか。特徴や美味しい調理法などを紹介しよう。

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1. ホッカイコガネはどんなじゃがいも?

ホッカイコガネは、主に加工用として栽培されているじゃがいもの品種である。北海道で育成されたこともあり、北海道以外では見る機会が少ないかもしれないが、どのようなじゃがいもなのか特徴などを見てみよう。

フレンチフライに加工されるじゃがいもの品種ホッカイコガネ

ホッカイコガネは、いもの形状が長楕円体で、中心に空洞ができることが少なく、油で揚げても褐変しにくいためフライドポテトやポテトチップスに向き、主にそれらの加工用として栽培されている品種である。また、表面のくぼみが浅く、皮がむきやすいことから歩留まりがよいことも加工向きである。

ほかにも、いもの塊茎の皮に近い部分と中心部分のでんぷん含有量の差が少ないため、フライドポテトにしたときに中折れしにくく、還元糖含有率が比較的少ないことから、低温貯蔵時に還元糖の増加が少なく、安定した品質で保存できるなどの特性も加工用に非常に向いているといえる。

開発の歴史と名前の由来

ホッカイコガネは、日本で初めて加工用として開発されたじゃがいもの品種「トヨシロ」と、いもの形状が長く、油で揚げた時に褐変してしまう原因となる還元糖の含有量が少ない「北海51号」を交配して、1970年に北海道農業試験場で育成されたじゃがいもである。

1981年に登録出願、翌年に品種登録。出願した1981年には農林水産省育成農作物の新品種とされ、北海道のじゃがいもの推奨品種にも指定されている。名前の由来は、北海道で育成されたことから「ホッカイ」、揚げた時の「コガネ」色を組み合わせ、ホッカイコガネと名付けられた。

ホッカイコガネが登場するまでの、フライドポテトの原料として使われていた品種は「ユキジロ」や海外のフライドポテト原料品種であったが、いずれも肉色が白かったため、当初黄金色をしたホッカイコガネは加工業者からのウケがよくなかったそうである。しかし、ユキジロの生産力が低下して作付け面積が減る中で、ホッカイコガネの作付けが広がっていった。

2. ホッカイコガネの主な産地と生産量

ホッカイコガネは、北海道で育成された品種であるため主に北海道で生産されている。農林水産省が調査した2007年(平成19年)度の「特産農作物の生産実績調査」では、北海道におけるホッカイコガネの生産量は、1,654.7t(平成19年度産)で全国の87.8%にあたる。北海道以外の都府県では、鹿児島県で220.0tが生産され、主に食用として出荷されている。

また、同じく農林水産省の政策統括官地域作物課による「2015年(平成27年)度いも類・でん粉に関する資料」では、ホッカイコガネの2015年度の作付け面積は、2,338haで、全国のじゃがいもの作付け面積79,700haに対して、約2.9%ほどである。

3. ホッカイコガネの美味しい食べ方

ホッカイコガネは、主に加工用として栽培されているしゃがいもの品種であるが、品質や食味がよいため食用としても販売されている。その際には、「北海黄金」や長楕円体の形がメークインに似ていることから「黄金メイク」や「コスモメイク」などの名前が付けられることもある。食べ方としては、フライドポテトやポテトコロッケなどの揚げ料理のほかに、煮崩れが少ないという特徴から、カレーやシチューなどの煮込み料理にもおすすめである。

結論

ホッカイコガネは、加工食品用のじゃがいもとして北海道で育成された品種である。主にフライドポテトの原料として利用されることが多いが、食味がよいため北海道以外では、食用としても流通している。店頭で見かけることがあれば購入して、自家製ポテトチップスやフライドポテトはもちろん、煮崩れも少ないのでカレーやシチューなどの煮込み料理にも使ってみてはいかがだろうか。
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