1. 美味しい本醸造酒を選ぶときのポイント
本醸造酒を選ぶときのポイントは大きく3つある。
本醸造酒の特徴を知る
本醸造酒は米と米麹、米の総重量の10%以下の醸造アルコール、水で作られた酒である。軽い飲み口であり、クセがなくすっきりとした飲み口だ。いろいろな料理と相性がよく、価格も手頃なものが多い。そのため、自宅での晩酌用として、いろいろな家庭料理に合わせて飲む場合にとてもおすすめである。
醸造アルコールに関しても確認する
昔は保存性を高めるために、戦中・後はカサ増しのために使用されることもあった醸造アルコールだが、いまは使用される目的が違う。現在は日本酒の品質や味わい、香りを高めたり、調整したりするために、必要最低限の量が使用されている。また、酒蔵によってはこだわりを持ち自家製の醸造アルコールを製造からしているところもある。そのため、醸造アルコールだからと一概に避けるのではなく、各酒蔵の醸造アルコールに関する考え方を知ったうえで選ぶことが大切なポイントである。
本醸造酒と特別本醸造酒の違いを知る
本醸造酒には2種類ある。本醸造酒は精米歩合が70%以下のところ、特別本醸造酒は60%以下の場合もある。加えて、熟成させたり、無濾過であったり、特定の米を使用していたりと特別なこだわりをもって作られている。必ずしも特別本醸造酒のほうが優れているわけではない。何が特別なのか確認したうえで、自分の好みに合うものを選ぶのがよいだろう。
2. 本醸造酒と純米酒の質に違いはある?
日本酒は大きく3つに分類される。純米酒と吟醸酒、本醸造酒である。日本酒は個人の好みが分かれる酒であるので、一概にどれが一番優れているということはできない。それぞれの日本酒にそれぞれのよさがあるので、特徴を知ったうえで、好みに合うものを選ぶことが重要である。
純米酒は米と米麹だけで作られるので、旨みとコクが強いという特徴ある。また、製造工程に手間と技術を必要とするため、価格も本醸造酒と比べると高めのものが多い。
吟醸酒は米と米麹だけのものと醸造アルコールが添加されているものがある。しかし、吟醸造りと呼ばれる特別な工程を経ることで、吟醸香と呼ばれるフルーティーな香りが濃いのが特徴である。
本醸造酒は醸造アルコールが添加されることですっきりと軽い飲み口であり、辛口のものが多い。甘口が苦手な人にはとくにおすすめでもある。純米酒や吟醸酒では味わうことができない飲み口を楽しむことができる。
純米酒は米と米麹だけで作られるので、旨みとコクが強いという特徴ある。また、製造工程に手間と技術を必要とするため、価格も本醸造酒と比べると高めのものが多い。
吟醸酒は米と米麹だけのものと醸造アルコールが添加されているものがある。しかし、吟醸造りと呼ばれる特別な工程を経ることで、吟醸香と呼ばれるフルーティーな香りが濃いのが特徴である。
本醸造酒は醸造アルコールが添加されることですっきりと軽い飲み口であり、辛口のものが多い。甘口が苦手な人にはとくにおすすめでもある。純米酒や吟醸酒では味わうことができない飲み口を楽しむことができる。
3. 本醸造酒をより美味しく楽しむには
日本酒といえば、いろいろな温度帯で飲むことができるのが特徴であるが、必ずしも全部の種類がどの飲み方でも美味しく飲めるというわけではない。それぞれにおすすめの飲み方があるので、間違った飲み方をしてしまうと美味しさが半減してしまうこともある。
本醸造酒は5℃前後に冷やして飲むことで、特徴であるキレのよさが増し、すっきりとした飲み口を堪能することができる。ただし、本醸造酒の中にもコクがあり豊潤なものもあるので、その場合はぬる燗にしても美味しくいただこう。
本醸造酒は5℃前後に冷やして飲むことで、特徴であるキレのよさが増し、すっきりとした飲み口を堪能することができる。ただし、本醸造酒の中にもコクがあり豊潤なものもあるので、その場合はぬる燗にしても美味しくいただこう。
料理と一緒にいただく
本醸造酒は香りが強くなく、クセもないため、いろいろな料理と相性がよい。さっぱりとした料理でも味の濃い料理でもどちらと一緒でも美味しくいただける。価格はもちろんであるが、自宅の晩酌用としても手軽に取り入れやすい。お気に入りのつまみと一緒に楽しむのがベストな飲み方である。
結論
日本酒の中では一番下に見られがちな本醸造酒ではあるが、実際は違う。甘口が苦手ですっきりさっぱりした辛口が好みの人にはとくに飲んでもらいたいおすすめの日本酒である。自宅での晩御飯の際のおともとして本醸造酒を取り入れてみてはどうだろうか。