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【黄山毛峰(こうざんもうほう)】って知ってる?中国の伝統十大銘茶の世界

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2019年11月20日

中国では意外にも緑茶が最も多く飲まれている。龍井茶と並び十大名茶とされる高級茶の1つ、黄山毛峰(こうざんもうほう)も緑茶である。中国を代表する美味しい緑茶として現地では有名な黄山毛峰とはどのようなものか、特徴や魅力をたっぷりと紹介していきたい。

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1. 黄山毛峰ってどんなお茶?

黄山毛峰は日本でよく飲まれているような緑茶とは一味違う、独特な風味が特徴的といわれる。やさしさと強さを兼ね備えているその風味にファンも多い。黄山毛峰の特性とはどのようなものだろうか。

高貴な香りと甘み

春に収穫された黄山毛峰のやわらかで繊細な茶葉からは、青臭さやキツさではなく清々しさが感じられる。甘みを含む高貴で強い香りに迫力を感じるが、それでいて刺激が強すぎるわけではなく、おだやかで心地よい。抽出した黄山毛峰のまろやかで落ち着いた味わいには甘みとコクもしっかりと感じられ、飲むとホッとしてリラックスできるお茶である。

目でも楽しめる

乾燥した茶葉はやや地味な印象だが、工芸茶の原料として使われることもある。緑牡丹という緑茶の工芸茶の多くは、黄山毛峰を牡丹の形に束ねて作られたものだ。お湯の中で若草色に変化し、牡丹のように咲くさまは非常に美しい。工芸茶に加工されていない黄山毛峰も、茶葉が躍るように浮いたり立ったりするのを鑑賞しながら味わうことができる。茶葉だけでなく、茶湯も上品で清らかな薄緑色をしており、香りや味わいとともにやさしさを感じられる。このように黄山毛峰は風味がよいだけでなく目でも楽しめるお茶なのだ。

2. 黄山毛峰の産地

黄山毛峰の「黄山」とは、中国・安徽省と貴州省の境にある世界文化遺産にも登録されている名峰だ。「黄山を見ずして山を見たというなかれ」といわれるほどの貴重な山で、古くから万人に称えられてきている。

仙人の住む山?

黄山には多くの奇松や怪石、雲海に温泉が点在することが有名で、これらは合わせて「四絶」と呼ばれている。黄山で見られるこの世のものとは思えないような険しく神秘的な風景は、仙人の住む山と喩えられることも。思わず目に焼き付けたくなるような情景であり、水墨画にも数多く描かれてきた場所である。

茶の生育に最適な山

黄山の標高は1,000m以上もあり、温和な気候と安定した降水量に恵まれた地区で土質もよい。さらに山全体に雲や霧が年中立ち込めるため、湿潤で茶の生育には最適な場所なのである。このような稀有な環境で育つ黄山毛峰が良質であるのも納得できる。また、お茶の質だけでなく黄山という場所で作られたこと自体に黄山毛峰の価値があるともいえるだろう。

3. 黄山毛峰の美味しい飲み方

黄山毛峰は、茶葉の開く様子や透明感のある茶湯の色を楽しみながら飲みたいお茶だ。中国ではグラスに茶葉を直接入れ、お湯を注いで飲む飲み方が一般的である。せっかく黄山毛峰を飲むなら、ぜひ現地の飲み方を真似してみよう。

入手は専門店で

中国茶は日本でも人気があるため、現地に行かなくても手に入れることができる。十大名茶でもあるため入手困難なほど希少ではない。中国茶専門店なら取り扱われているはずだ。ちなみに「黄山緑牡丹」を選べば、牡丹の花に形作られた黄山毛峰を楽しむことができる。贅沢な気分でリラックスできること間違いなしだ。

適温のお湯でつぎ足そう

黄山毛峰をグラスに入れたら、沸騰したてのお湯ではなく85~90℃のお湯を注ぐ。沸騰したてのお湯を使うと、せっかくの甘みが損なわれ苦みが出てしまうため気を付けたい。クセがなく優しい味わいのため、あっという間に飲み終わってしまうという人も多い。茶葉の様子や茶湯を鑑賞しながら、お湯をつぎ足して3~4煎ほどいただこう。

結論

黄山毛峰は十大名茶といわれるだけあり高級茶だが、龍井茶ほど高価ではないため中国緑茶を試したい人にはおすすめである。仙人の住む山ともいわれる黄山で育てられた特別なお茶はどのような味なのか、ぜひ体験してみてはいかがだろう。
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