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【世界の年越し】スペインでなぜ年越しにブドウ12粒食べるの?

【世界の年越し】スペインでなぜ年越しにブドウ12粒食べるの?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年12月31日

大晦日の夜は新しい年を迎える大切な瞬間。新しい年も良い一年にするための縁起のよいとされる風習は世界各国にある。今回はスペインでの年越しフードを紹介しよう。スペインの年越しにはブドウを12粒が欠かせないようだ。

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1. スペインのクリスマスと年越し

12月のスペインはクリスマスツリーやデコレーションなどクリスマス一色。カトリックの国であるスペインでさらに目につくクリスマスに欠かせないものは、「Belen(ベレン)」と呼ばれる人形飾りだ。

ベレンとは、イエスキリストが馬小屋で生まれた時の様子を再現する伝統的な飾り付けで、スペイン語でキリストが生まれた町「ベツレヘム」を意味する。これは、スペインだけではなくカトリックの国の伝統的なクリスマス飾りであるが、スペインのクリスマスマーケットではベレン用のパーツが所狭しと売られているという。

カソリックの伝統に従いクリスマスは年越しと正月を挟んで「主顕節(東方三賢人の拝礼の日)」の1月6日まで続き、伝統的にはクリスマスのフィナーレである1月5日や6日にプレゼントを贈りあう習慣があるという。

スペインは、12月24日の夜から25日のクリスマスにかけての一年で一番大事な日は家族と過ごし、大晦日は仲間や恋人とイベント的に年越しするようだ。大きな町の広場では、カウントダウンイベントが開かれ、マドリードのプエルタ・デ・ソル(ソル広場)では、生でカウントダウンをしようと押し寄せた人でラッシュ時のような混雑にもなるという。

2. スペインの年越しそば??

日本では除夜の鐘がなると年越しそばを食す伝統的な習慣があるが、スペインでも同じような縁起を担ぐ風習があるという。

日本でいう年越しそばのような存在、それはスペインでは「ぶどう」である。スペインでは大晦日の夜中に鳴り響く12回の鐘の音に合わせて、12粒のぶどうが食べる習慣があるという。「鐘に合わせて食べる」というのも日本の年越しそばに似ている気がするが、スペインのものはもっと瞬発力が必要であるという。

このぶどうは「幸運を呼ぶ12粒のぶどう」とされ、3秒に1度鳴らされるというプエルタ・デル・ソルにある大時計の鐘の音に合わせて1粒ずつ食べる。ぶどうを12粒食べきることができると新らしい一年間は幸運をもたらされるというのがスペインの習わしなのだが、これがなかなかに大変だという。というのも、このぶどうはマスカットやプチトマトくらいの大きさがある白ぶどうで、鐘がなるのも意外と早いというのだ。
ちなみに「12」という数字は1年の12ヵ月を表わしており、新年も良い一年になるようにという願いが込められているそうだ。
一説にはぶどうが大豊作だった1909年にぶどうをたくさん食べてもらおうと近隣に配ったり低価格で販売されたことが起源であるともいわれている。

3. 年越しに欠かせない12粒のぶどうとカバ

プエルタ・デル・ソルの時計の鐘の音はスペイン全国にもテレビで生中継され、茶の間でも鐘の音に合わせてぶどうを頬張るそうだ。無事食べきることができるように小さいぶどうを選び、あらかじめ種や皮を除いてセッティングしておくという気合の入った人もいるという。

八百屋で年越し用のぶどうが大量に売られるのはもちろんのこと、スーパーや広場でも年越し専用に12粒のぶどうが入った缶詰や袋詰めのぶどうパックが販売されるというが、売り切れなんてこともあるという。ちなみに、グミでできた12粒のぶどうがあり、このスペインの習慣を模したお土産にもおすすめのようだ。

12粒食べ終えたら、「Feliz año!(フェリス・アニョ、新年おめでとうの意)」とお祝いして広場では花火が上がる。
そして、スペイン産スパークリングワインの「カバ」での乾杯が欠かせない。カバは、大部分がカタルーニャ州ペネデス地域で生産され、大半が夕食の他にパーティ、結婚式、洗礼などの席で消費されるというから、お祝いの席でもおなじみの存在のようだ。
また、「新年を迎えるときにグラスの中に何か金のものを入れると金運が上がる」とか、「男女ともに赤い下着を着用して年越しすると縁起がいい」、なんていういい伝えもあるとのこと。このように縁起を担いだ風習で新年を楽しく迎えるのがスペイン流の年越しだ。

結論

スペインでの年越しには12粒のぶどうとカバが欠かせないのだが、このぶどうの風習、フランスに始まり、現在ではスペインだけでなくメキシコなどのラテンアメリカの一部でも行われているという。ちなみにスペインでは1月2日から仕事が始まり、主顕節の6日が祝日となっている。

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