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【コーヒー】の一大産地インドネシア。猫の糞からとれるコーヒー豆も!?

【コーヒー】の一大産地インドネシア。猫の糞からとれるコーヒー豆も!?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

2019年12月12日

イメージとしてはピンとこないが、インドネシアはコーヒー生産量第4位である。世界でも有数のコーヒー生産国であるだけではなく、スマトラ島産のマンデリンなど高品質のコーヒーが高名である。19世紀後半の天災を乗り越えて現在にいたる、インドネシアのコーヒーについて紹介する。

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1. 17世紀から始まるインドネシア産コーヒーの歴史

インドネシアのコーヒー栽培は、かの国の経済成長に大きな役割を果たしてきた。その歴史は、オランダによる植民地時代から始まっている。インドネシア産コーヒーの歴史の概要を見てみよう。

アラビカ種から始まったコーヒーの歴史

インドネシアにおけるコーヒーの栽培は、17世紀初頭に南インドからジャワ島に到来したアラビカ種が始まりといわれている。19世紀初頭には、ジャワ島にコーヒーのプランテーションが始まった。

サビ病による大打撃を乗り越えて

ところが、19~20世紀初めにインドネシアのコーヒー農園をサビ病が襲う。これによって、壊滅的な被害を受けたインドネシアのアラビカ種は減少した。スマトラ島北部で栽培される高名なマンデリンは、アラビカ種であるにも拘わらずだ。インドネシアのコーヒー栽培は、1915年前後から大部分がロブスタ種に植え替えられてしまった。

第二次世界大戦後に独立したインドネシアとコーヒー

1945年インドネシアは独立、大戦中に激減していたコーヒー生産も独立後に徐々に回復した。オランダが所有していたコーヒー農園は、1950年にインドネシアが国有化している。また、スマトラ島産のコーヒーはとくに世界で珍重され、インドネシアから輸出されるコーヒーの25%はアラビカ種となっている。

2. マンデリンに代表されるインドネシア産コーヒーの特徴

熱帯気候のインドネシア。年間を通じて湿度が安定しているインドネシアは、コーヒー栽培に適した土地といわれている。インドネシア産のコーヒーは、どのような条件で育ち、いかなる持ち味があるのであろうか。

スマトラ島産が全体の75%

現在、インドネシアにおけるコーヒーの年間生産量は69万tほど。
私たちが日常的に飲用する、いわゆるコモディコーヒーとなるコーヒー豆の生産が多いのが特徴である。インドネシアは、火山性の土壌や寒暖の差、標高1,000m以上の高地での栽培など、典型的なコーヒー栽培に向く条件をそろえている。その中でも、スマトラ島は全体の生産量の75%を占める。ジャワ島は12%、スラウェシ島が9%と続く。

高品質のコーヒーからコモディコーヒーまで

インドネシアで生産されるコーヒーは、カジュアルに飲用できるコモディコーヒーの原料となることが多い。一方で、スマトラ島北部で栽培されるアラビカ種の「マンデリン」は、深い苦味とコクを持ち味とする高品質の銘柄として知られている。その味わいは、こってりした食事のあとの口直しとしては最適とされている。

独自の精製方法「スマトラ式」とは?

スマトラ式精製法とは、まさにスマトラ島ならではのものである。収穫したコーヒーチェリーの果肉を果肉除去機で取り除き、ミューシレージ(ぬるぬるした状態を指す)がついたまま乾燥させる。生乾きの状態で脱穀し、脱穀後の生の豆を天日で乾燥、水分量が10%ほどになると豆全体が青緑色になるのである。また実際に、マンデリンのグレーディングは豆に含まれる水分含有量が大きな要素となっているのである。この製法でできあがるコーヒーは、パンチの効いたコクが持ち味となっている。

3. インドネシアの珍コーヒー「コピルアク」とは?

インドネシアには、世界でも非常に珍しいコーヒー「コピルアク」が存在する。スマトラ島アチェ州タケンゴ市内のプランテーションで見られるジャワ猫が介在するコーヒーである。ジャワ猫が無農薬で完熟したコーヒーチェリーを食べ、排出したモノのなかから採れるコーヒー豆を指す。奇妙で珍妙なコーヒーではあるが、猫のフンから取り出される豆は世界でも類をみない超高級品して知られているのである。このコピルアク、1995年にイグノーベル賞で栄養学賞まで受賞して大いに話題になった。

結論

日常的なコーヒーから、高品質なコーヒー、そして非常に奇妙なコーヒーまで、コーヒーの一大産地ならではのバラエティーを誇るインドネシア。カジュアルな味わいから超高級な奥の深い味まで、インドネシア産のコーヒーの多彩ぶりを試してみてはいかがだろうか。
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