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モカのコーヒー生産地のメッカであるコーヒー原産地のエチオピア

モカのコーヒー生産地のメッカであるコーヒー原産地のエチオピア

投稿者:ライター 井澤佐知子(いざわさちこ)

監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

2019年12月15日

コーヒーの故郷といわれているのが、エチオピアである。エチオピアには、原産地ゆえに伝わるコーヒーに関する風習も多い。歴史は紀元前にまでさかのぼる。モカを中心に栽培されるエチオピアのコーヒーについて、伝説とともに歴史や特徴を見てみよう。

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1. 山羊飼いの少年が見つけたコーヒーの豆!エチオピアに伝わる伝説

コーヒーのアラビカ種の原産地といわれるエチオピアには、コーヒーにまつわる伝説がある。なんと紀元前にまでさかのぼる、伝説や歴史を紐解いてみよう。

山羊飼いの少年が発見したコーヒーの豆

コーヒーの起源にまつわる伝説は、紀元前400年頃の話である。山羊飼いの少年カルディは、放牧している山羊たちが妙に興奮していることに気がつく。
山羊たちは走り跳び回り、あまつさえ踊りのような様相さえ見せている。山羊たちが「赤い野生の実」を食すと興奮状態になることをカルディ少年はすぐにつきとめた。カルディ少年も食べてみると、エネルギーが身体から湧いてくることを自覚したという。この赤い実こそが、コーヒーの豆であったというわけである。

コーヒーという名前もエチオピアの地名から

植物学者によれば、そもそもコーヒーという言葉もたどっていけばこの伝説と密接な関係があるという。コーヒーにまつわる伝説が伝わるのは、エチオピアのカッファ地方である。カッファがすなわち、コーヒーへと変遷していったというわけである。

2010年にはユネスコの「世界生物圏保護区」へ

コーヒーにとっては理想的な環境に恵まれたカッファは、自発的にコーヒーが育つ地としても知られている。2010年にはコーヒーにまつわる特有性が認められて、カッファ地区はユネスコの世界生物圏保護区の認定を受けた。つまり、世界遺産として認められたことになる。コーヒーがその後、世界規模で普及したことを考えれば当然の扱いといえるだろう。

2. 世界で最高のモカを作り出すエチオピアのコーヒー栽培

エチオピアは、国土全体でモカの栽培が盛んである。実際、世界に流通するモカのうち95%がエチオピア産という報告がある。エチオピアのコーヒーの生産量や特徴について、紹介する。

地域ごとに異なるコーヒーの味

エチオピアにおけるコーヒーの年間生産量は、396,000tである。国土の多くが高地でコーヒーの生産に適しているとされており、モカの栽培が大変盛んである。「モカ・ハラー」「モカ・シダモ」など、産地によって呼び名が変化する。
とくにモカ・シダモは、「コーヒーの女王」の異名を持つ。非常にフルーティーで豊かな味わいが由来である。一般的に、エチオピア産のコーヒーは酸味が強い。ストレートにコーヒーの味を堪能する飲み方が向いている。

降雨量が少ない気候条件を生かしたナチュラル式

コーヒーの精製方法にはさまざまであるが、降雨量が多くないエチオピアではナチュラル(ワイニー)式を用いる。収穫したコーヒーチェリーを選別し、そのまま太陽の下に広げて乾燥させる方法である。エチオピアでは、「アフリカンベッド」と呼ばれる台の上にコーヒーの豆を広げ乾燥を行う。ナチュラルの精製方法によるエチオピアのコーヒーは、発行したマンゴーやベリーのような甘い香りやコクが強調される。雑味も含めて、コーヒー本来の風味や個性が際立つ製法といえる。近年人気の「イルガチェフェ」は、伝統とは異なり「ウォッシュド」という精製方法が用いられていることが多い。そのため、イルガチェフェは味わいがまろやかになる傾向がある。

3. エチオピアには「コーヒーセレモニー」がある!

コーヒーの原産地であるエチオピアには、日本の茶道のようなコーヒーを使ったセレモニーが存在する。
セレモニーを取り仕切るのは女性で、大事な客人たちにコーヒーをふるまうことを目的に行われる。セレモニーは、コーヒーの生の豆を焙煎するところから始まり、ゆったりとした時間の中で進行する。
数世紀に及ぶエチオピア人とコーヒーの関係は深い。コーヒーは、飲用するものではなくバターで炒って食用にするという習慣もあったという。

結論

エチオピアのコーヒーは、原産地にふさわしくストレートに味を堪能することが向いている。酸味が強いが、コーヒー本来の植物の実の美味しさを味わうことができるだろう。モカの一大生産地であるエチオピア、紀元前にさかのぼる歴史に思いを馳せつつその深い味わいを楽しもう。
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