このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。

日本酒【ソガペールエフィス】の魅力とは?ワイナリーが手掛ける幻の酒

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2019年12月11日

ワイナリーが造る日本酒「ソガペールエフィス」をご存知だろうか。日本酒とは思えない名前だが、れっきとした日本酒で、滅多に市場に出回らないことから幻の日本酒とされている。なぜこのような名になったのか、どこで造られているのかを紹介していく。

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. ソガペールエフィスの生産地

日本各地で伝統的に行われてきた日本酒造りだが、時代の流れに合わせて原料や製造法、求める味わいも変化している。しかし、美味しい日本酒は歴史ある酒蔵で造られるものという概念は長らく変わらなかった。この概念を覆したと言っても過言ではないのが「ソガペールエフィス」だ。

日本酒らしからぬ名をもつこの日本酒は、長野県にある「小布施ワイナリー」で造られている。ワイン造りを主とする小布施ワイナリーで、なぜ日本酒が造られるようになったのかは、このワイナリーの前身に関係している。

小布施ワイナリーはもともと酒蔵で日本酒を造っていた

小布施ワイナリーは1942年からワインを造り続けており、現在はワインの原料となるブドウの栽培から手掛けているほどワイン造りに情熱を燃やしている。そんな小布施ワイナリーで造られたワインは、コンペティションで賞を獲得するなど非常に高い評価を得ているのだ。
そのため、小布施ワイナリーでは当然ながらワイン造りがメインになるのだが、ワイン造りができない冬の時期にのみ日本酒が生産される。とはいっても、創業当時から日本酒が造られていたわけではなく、ワイナリーの4代目である曽我彰彦氏が趣味と実益を兼ねて造り始めたのがきっかけだ。

ワインと日本酒では原料や製造方法がまったく異なるため、ワイン造りと同じ要領で日本酒を造ることはできない。しかし、実は小布施ワイナリーはもともと酒蔵であり、日本酒を造っていたという歴史がある。その後、ワイナリーに転向したものの酒造りのノウハウは残っていたため、ワイナリーで造られる日本酒という珍しいジャンルができあがったのだ。

2. ソガペールエフィスの特徴

趣味と実益を兼ねて造られているソガペールエフィスだが、その完成度は非常に高い。

酒米にはブランド米「美山錦」、酵母には「きょうかい酵母」を使用

まず原料で使われている酒米は長野県産の「美山錦」だ。美山錦は評価の高い酒造好適米で、有名な多くの酒蔵でも使われている。また、ソガペールエフィスで使われている酵母も特徴的だ。酵母は複数種類あり、どの酵母を使うかによって日本酒の味わいは変わる。なかには酒蔵独自の酵母を使用しているところもあるが、ソガペールエフィスでは「きょうかい酵母」が使われている。

ソガペールエフィスは複数のきょうかい酵母の味違いを楽しめる

きょうかい酵母とは日本醸造協会が販売している酵母で複数種あり、それぞれ号数が振り分けられている。酒蔵では特定の酵母のみを使って日本酒を造ることが多いのだが、小布施ワイナリーで造られるソガペールエフィスではきょうかい酵母1~9号(8号を除く)がまんべんなく使われており、酵母の違いによる日本酒の味わいの変化を楽しめる。

きょうかい酵母の号数をフランス語読みしたものがそのまま日本酒の名前となっているため、どのきょうかい酵母を使って造られたのかが分かりやすくなっている。たとえば、きょうかい酵母1号で造られたソガペールエフィスは「ソガペールエフィス ヌメロ・アン」(アンとは1を指す)というように名付けられている。

ソガペールエフィスなら幻の酵母の味わいも楽しめる

ちなみに、日本醸造協会から販売されているきょうかい酵母のうち1~5号は現在欠番となっている。きょうかい酵母6号が新たに発売されると、その品質の高さから1~5号を使用する酒蔵が減り、販売中止となったのだ。ソガペールエフィスではきょうかい酵母1~5号も使われているのだが、これは戦前酒蔵であったときに使っていたきょうかい酵母がそのまま保管されていたからだとされている。いまや幻となった酵母の味わいを楽しめるのもソガペールエフィスならではだ。

3. ソガペールエフィスの商品情報

ソガペールエフィスはワイン造りの傍ら、実験的に造られている日本酒であるため、必ずしも同じソガペールエフィスが発売されるわけではない。ここではいままで発売されたソガペールエフィスの一部を紹介する。
  • ソガペールエフィス ヌメロ・アン
きょうかい酵母1号で造られたソガペールエフィス。温かみを感じる味わいが楽しめる。
  • ソガペールエフィス リア サケナチュレル70
きょうかい酵母1~6号をブレンドして造られたソガペールエフィス。複数酵母を組み合わせて造られる日本酒は珍しく、まさに実験的に造られるソガペールエフィスだからこそ楽しめる味わい。
  • ソガペールエフィス ヌメロ・シス ドメイヌ池田
池田農園の美山錦ときょうかい酵母6号を使って造られたソガペールエフィス。丁寧に管理された田園で造られる美山錦の旨みを堪能できる。

結論

ワイナリーで造られているソガペールエフィスだが、品質は非常に高く日本酒好きをも唸らせる味わいを楽しめる。ワイン造りを行わない冬の時期にだけ実験的に造られているため、どのようなソガペールエフィスが販売されるかは発売時期にならないと分からない。生産量が非常に少ないため、購入できると非常にラッキーな日本酒だ。
この記事もcheck!

おすすめ記事おすすめ記事

    ページトップへ ページトップへ