1. 焚き火料理の醍醐味

アウトドアでの料理といえば、バーベキューなど炭火を使用したものを思い浮かべる方は多いかもしれない。確かに炭火は火力を調節しやすく料理がしやすいが、料理以外の出番は少ない。
一方で焚き火は料理に利用するには多少コツは必要だが、一度火をおこすと、暖をとる、明かりがわりになるなど幅広く活用できるというメリットがあるのだ。
また焚き火には、癒し効果があるともいわれている。「1/fのゆらぎ」という言葉を聞いたことはあるだろうか。これは人が心地よく感じるリズムなどのことで、癒し効果があるとされている。そして焚き火の炎のゆらぎは、この1/fのゆらぎだといわれているのだ。
多くの魅力を持つ焚き火を、この機会にぜひ料理にも利用してみてほしい。
一方で焚き火は料理に利用するには多少コツは必要だが、一度火をおこすと、暖をとる、明かりがわりになるなど幅広く活用できるというメリットがあるのだ。
また焚き火には、癒し効果があるともいわれている。「1/fのゆらぎ」という言葉を聞いたことはあるだろうか。これは人が心地よく感じるリズムなどのことで、癒し効果があるとされている。そして焚き火の炎のゆらぎは、この1/fのゆらぎだといわれているのだ。
多くの魅力を持つ焚き火を、この機会にぜひ料理にも利用してみてほしい。
2. 焚き火料理を美味しく作るコツ

焚き火で上手に料理を作るには、ちょっとしたコツが必要だ。では焚き火料理を成功させるには、どうすればよいのだろうか。
熾火を活用する
焚き火料理の大きなデメリットは、火力調節がしにくい点だ。しかし熾火を活用することで、そういったデメリットを解消することができる。熾火とは、薪は燃えているが、炎の出ていない状態を指す。これはちょうど炭が赤く燃えている状態に近い。
焚き火がこの状態になっていると、火を強くしたいときは薪を集める、火を弱くしたいときは薪を少なくするというように、料理中の火力調節がしやすいのだ。また熾火で料理をすることで、鍋などが真っ黒になることも多少防ぐことができるだろう。
焚き火がこの状態になっていると、火を強くしたいときは薪を集める、火を弱くしたいときは薪を少なくするというように、料理中の火力調節がしやすいのだ。また熾火で料理をすることで、鍋などが真っ黒になることも多少防ぐことができるだろう。
焚き火料理向きの調理道具を使う
焚き火料理の成功には、焚き火料理向きの調理道具を使用することも重要だ。以下におすすめのものをあげておこう。
- ダッチオーブン
ダッチオーブンは、炎の中に直接入れても美味しい料理ができる優れものだ。焚き火料理初心者には心強い調理道具だろう。
- スキレット
スキレットは厚手の鉄でできたフライパンだ。蓄熱性が高く調理時間を短縮でき、幅広い調理方法に利用できる。またそのまま食卓に出すことができるため、熱々のまま料理が楽しめるし、食器いらずなところもポイントだ。
- 焚き火フライパン
最近人気の「焚き火フライパン」とは、柄の部分を木の枝などで自作して取り付ける、焚き火専用のフライパンだ。焚き火での料理がしやすいのはもちろん、柄がついていないので持ち運びしやすいところもメリットだ。また鉄製でありながら比較的軽量なので、料理中に手が疲れにくいところも魅力だ。
3. 焚き火料理をスキレットで作る!おすすめレシピ3選

ここからは、簡単でおいしい焚き火料理を紹介していこう。まずはスキレットを使って作る焚き火料理を3選ご紹介しよう。
スペアリブのマーマレードグリル
スペアリブは、にんにく、マーマレード、しょうゆ、酒で作ったつけだれに一晩漬け込んでおく。スキレットに薄切りの玉ねぎを広げ、つけだれごとスキレットに入れたら火にかける。スキレットが温まったら、火からおろして蓋をしてじっくり火をとおすとやわらかく仕上がる。
アヒージョ
スキレットにオリーブオイルとニンニク、キノコなどの具材を入れてグツグツ煮込むだけで簡単にできる。おしゃれキャンプを目指したい方に特におすすめだ。
スモア
キャンプなどでおなじみの料理といえば、このスモアだ。スモアはスキレットがあるとさらに美味しく豪華に仕上がる。スキレットを熱し、板チョコを並べ、その上にマシュマロをのせる。マシュマロに火がとおったら、クラッカーやバナナなどにつけていただく。
4. 焚き火で作る!フライパン料理のおすすめレシピ3選

次に焚き火で作るフライパン料理のおすすめレシピを3選ご紹介しよう。
紅茶で作る燻製
フライパンに少し水を入れて焚き火にかけ、沸騰したらアルミホイルを敷き、その上に紅茶の茶葉と砂糖をいれて網をのせる。網の上にチーズやソーセージなどの食材をのせ、ふたをして10分ほど燻したら出来上がりだ。
ベーコントマト炊き込みご飯
米1合に水200ccほどを入れ、缶詰のベーコンとミニトマトを入れてふたをして焚き火にかけ、強火で3分、弱火で5分〜10分ほど炊き、仕上げにこしょうなどで味を整えたら出来上がりだ。水を多めにすると、リゾット風にすることもできる。
タンドリーチキン
家で鶏肉をヨーグルト、タンドリーチキンスパイスに漬け込んでおき、現地で漬けだれごとアルミホイルに移す。それを少量の水を入れたフライパンに入れて焚き火にかけると、やわらかいタンドリーチキンの出来上がりだ。
結論
寒い季節のキャンプに欠かせない焚き火。しかしせっかくの焚き火を暖をとるだけのものにしてはもったいない。今回ご紹介したコツやレシピを参考に、ぜひ焚き火料理にも挑戦してみてほしい。きっとキャンプがさらに楽しくなるだろう。