1. 手巻き寿司の基礎

ホムパの定番
手巻き寿司といえば、その華やかさから、お祝い事やホームパーティーの定番メニューとして親しまれている。スーパーでは、手巻き寿司用にセットされたネタも販売されている。みなさんの家では、そのほかにどんな具材を用意しているだろうか?
酢飯の極意
手巻き寿司の隠れた主役である酢飯。酢飯の美味しさ如何で手巻き寿司の格は大きく左右される。酢飯に必要なのは、寿司酢。我が家では、やや塩気を濃い目にし、キレのある味わいに仕上げるようにしている。用意するのは、米酢と塩、砂糖だけ。3合であれば、米酢大さじ4、砂糖大さじ3、塩大さじ1の割合。電子レンジや小鍋で加熱し、砂糖が溶ければOK。
酢飯作り
ポイントは炊きたてのご飯を使用すること。寿司桶があるのが理想だが、なければ大きめのボウルや鍋でもOK。しゃもじに伝わせるようにして、寿司酢を全体に回しかける。一呼吸置いて、寿司酢を米に吸わせてから、混ぜ合わせる。うちわであおぎながら、しゃもじで底から酢飯をすくい、横に切るように細かく動かすといい。全体が均一に混ざったら、乾燥しないよう、よく絞った布巾をかけておこう。
2. 手巻き寿司の代わりネタ

えびアボカド
ここからは、基本のネタ以外の変わり種をご紹介していく。まずは、えびアボカド。アボカドは実は醤油と相性のいい素材。スライスしてそのままネタとしてもよし、えびやツナとマヨネーズで和えて、おくもよし。わさびを少し効かせると大人味に。
カリカリベーコン
育ち盛りの子供がいる場合、刺身だけでは物足りない...そんなケースもあるかもしれない。そんな時に便利なのが、肉の加工品。カリッと焼いたベーコンやソーセージ、ハムなら、手間もかからず、作る方も気楽。チーズなどを合わせても美味しい。
蒸し鶏+白髪ねぎ
手巻き寿司のネタのポイントは巻きやすさ。蒸し鶏は細長く割くことができるので、ネタにぴったり。白髪ねぎと豆板醤などで合えておくと大人向きに。マヨネーズと味噌で和えれば、子供向きに。胸肉、またはささみがオススメ。
鉄板の揚げ物類
唐揚げやとんかつなども家手巻き寿司だからこそできるネタ。家で作るのはもちろん、買ってきたものでもOK。ほかに用意したレタスや薬味などを巧みに合わせて、新しい味わいを発見しよう。
3. 手巻き寿司をランクアップさせるコツ

薬味を充実させる
手巻き寿司をより美味しく食べるのに欠かすことができないのが、薬味の存在。代表的なものでいうとしその葉、ネギ、ミョウガあたりだろうか。そのほかにも、パクチーや生姜の千切り、三つ葉など、お好みのものをたっぷりと用意しよう。これからの季節であれば、ゆずやカボスなどの柑橘類もぜひ。一味も二味もランクアップするはず。
海苔にこだわる
おざなりになりがちな海苔だが、ここにこだわるとさらに美味しくなる。最上級でなくとも、国産のものを選ぶといいだろう。基本は全型と呼ばれる正方形のものを半分に切ったものが基本と言われているが、我が家では半分にしたものをさらに斜めに半分に切り、使っている。もちろん好みなので、お好きな形に。
つけダレをアレンジ
寿司=醤油と思いがちだが、醤油以外のつけダレも案外イケる。塩とごま油、ポン酢、ゴマだれなど、お好みのものをいくつか用意して、アレンジ自在に楽しんでみよう。スイートチリソースなど、エスニックなものを選ぶのもいいかもしれない。
結論
寿司と言われると途端に敷居が高く感じるが、そこは家庭料理。お好きなものをどんどん巻いて楽しもう。サムギョプサルのように焼いた肉もなかなか美味しい。人が集まるこれからの季節、ぜひトライしてみては?