1. ドングリは縄文人の主食だった

イベリコ豚の飼料や韓国の郷土食、または冬眠前のリスたちがせっせと集める木の実。ドングリというと、そんなイメージだろうか。ところが、米づくりを始める前の日本人は、ドングリを主食にしていた。ドングリの粉で作った食べ物が「縄文クッキー」「縄文パン」などと呼ばれることも多い。
縄文人の食生活は、驚くほどバラエティに富んでいたといわれている。自然から採取する恵みとパワー。その素朴でワイルドな喜びは、現代人の憧れでもある。近年は、里山の食育や町おこしの食材としてもドングリが人気なのも納得だ。
縄文人の食生活は、驚くほどバラエティに富んでいたといわれている。自然から採取する恵みとパワー。その素朴でワイルドな喜びは、現代人の憧れでもある。近年は、里山の食育や町おこしの食材としてもドングリが人気なのも納得だ。
2. 現代人もドングリを食べてみよう!

都会でも、スダジイやマテバシイなどアクの少ない「椎の実」を散歩のついでに拾うことができる。水に浸けると浮いてくる虫喰いの実を除き、紙封筒に入れてレンジで加熱。熱いうちにペンチか金槌でカラを割り、中の白っぽい実を取り出す。
とはいえ、現代のドングリは種類によっては渋みが強く、そのまま食べるのはかなりキツイ種類もある。そこでおすすめなのが、焙煎しコーヒーのようにして味わう方法だ。通称「縄文コーヒー」は、取り出した白い実をフライパンで色づくまで煎る。それをコーヒーミルなどで砕き、普通のコーヒーと同じようにドリップ。好みの濃さで淹れてみよう。現代と古代がつながるような、不思議な感覚を味わえる飲み物だ。
貝塚からは、いくつもの縄文メニューが発掘されている。フードプロセッサーなどで粉状にしたドングリを、縄文シェフにあやかって様々にアレンジしてみるのも楽しい。
とはいえ、現代のドングリは種類によっては渋みが強く、そのまま食べるのはかなりキツイ種類もある。そこでおすすめなのが、焙煎しコーヒーのようにして味わう方法だ。通称「縄文コーヒー」は、取り出した白い実をフライパンで色づくまで煎る。それをコーヒーミルなどで砕き、普通のコーヒーと同じようにドリップ。好みの濃さで淹れてみよう。現代と古代がつながるような、不思議な感覚を味わえる飲み物だ。
貝塚からは、いくつもの縄文メニューが発掘されている。フードプロセッサーなどで粉状にしたドングリを、縄文シェフにあやかって様々にアレンジしてみるのも楽しい。
結論
ドングリの栄養価は高い。そして都会の現代人が忘れがちな「採取して食べる喜び」を手軽に体験させてくれる。大自然から秋のパワーをいただく時、古代でたくましく生きていた日本人がぐっと身近に感じられるのではないだろうか。