1. 男前スイーツの定義

大胆であること
スイーツ、実は好きなんです。そんな男性も実は多い。ただ、スイーツというとどうしても「可愛い」とか「女子力」という言葉が付きまとうもの。そこで今回はオリひとが、男による男のためのスイーツを定義していく。まずひとつめのキーワードは、とにかく大胆であること。外で食べるスイーツは、繊細さやおしゃれ感が求められるが、家で作って食べるスイーツならば、そんなことは一切無用。がっつり食べられるよう大胆に作るのが鉄則。
振り切った甘さ
男のスイーツたるもの、中途半端な甘さはいらない。ダイエットだとかカロリーなんていう邪念は潔く捨て、しっかりと甘いスイーツに徹するべし。毎日食べ続けるものではないからこそ、しっかりと甘味を重視したい。シンプルな材料、レシピだとより◎。
色にこだわる
カラフルになりがちなデコレーションは一切カット。ダークトーンを意識して、レシピを選ぶとぐっと男前な印象になる。色なんて味に関係ない...と侮るなかれ。ワントーン、しかもダークカラーにこだわると前述通り、甘さ控えめなより男前なスイーツに仕上がる可能性が高いのだ。
2. オススメの男前スイーツ

ガツンとティラミス
ティラミスは、フィンガービスケットとマスカルポーネチーズ、コーヒーシロップを重ねるだけで作れる簡単スイーツ。色合いもココアパウダーのチョコレートブラウンとマスカルポーネクリームのオフ白とほぼツートーン。シックに決まるスイーツなのだ。様々なレシピがあるが、男前に仕上げるコツは大きめのガラス容器にガツンと作ること。コーヒーシロップには濃いめのエスプレッソを使うこと。初心者でも失敗なくつくることができるはず。
ダークなプリン
プリンも材料が少なく、簡単に作れるレシピのひとつ。用意するのは卵、砂糖、牛乳、水、バニラビーンズだけ。男前に仕上げるポイントは、とにかくカラメルの濃度。臆せず、ガツンと濃い目のカラメルに仕上げるとそれだけでぐっと大人味に仕上がる。こちらもティラミス同様、大きめのガラス容器やプリン型に作り、スプーンで大胆にすくって、サーブするとより様になる。
癖になるオレオチーズケーキ
チーズケーキは、ケーキのなかでは比較的失敗が少なく作れるレシピ。というのも膨らませる必要性がないので、混ぜ方にコツがあまりいらないのだ。特にオススメは、クリームチーズと卵と砂糖を混ぜて焼くだけのN.Y.チーズケーキタイプ。これにあのオレオを砕いで混ぜ込めば、ぐっとおしゃれなオレオチーズケーキになる。男前に仕上げるポイントは、オレオの無造作感。綺麗に並べず、大胆に砕いて、混ぜ込み、焼く。これだけでOK。
3. サーブのいろは

大きく作ってサーブ
男前スイーツは、美しく整えるより、無造作に盛り付けるとよってそれらしくなる。そのためには、前述の通り、大きく作るのが正解。ガラスの耐熱容器やモノトーンの鋳物ホーロー鍋などで作れば、そのままテーブルに出すこともできる。
盛り付けは高さを重視
初心者なら、サーブする皿は、ぽってりとした白いお皿がオススメ。中央にたっぷりスイーツをサーブすれば、こなれ感も上々。この時、高さが出るよう盛り付けるのがポイントだ。慣れてきたら、お気に入りの皿に盛り付けてみよう。この際、あえて和物の陶器などに盛り付けるのもあり。ケーキサーバーなどよりも大きめのスプーンを使うのが正解だ。
材料と工程は忠実に
大胆に作ることをオススメしてきたが、スイーツ作りは分量と工程をいかに忠実に再現するかが美味しさの決め手。男前スイーツといえど、計量や工程は、丁寧に行おう。アレンジすべきは、見た目のワイルド感とわきまえよう。
結論
得意料理ができたら、次はぜひ男前スイーツにチャレンジしてみよう。出来上がりのイメージをきちんと持って作ると、仕上がりに差がつく。上手に作れるようになれば、きっとパートナーや妻に見直されるはず。