1. ベトナムのバインミー

ベトナムのソウルフード「バインミー」。具材になますやハーブが入るためさっぱりとした口当たりで、蒸し暑いベトナムの気候にもぴったりだ。現地では、いたる所でバインミーの屋台が見られる。フランスによる植民地支配後にパン食の文化が広がり、フランスパンに具材をはさむバインミーが生まれた。ベトナム語でバインミーは、パンの総称。ベトナムのフランスパンは米粉を含んでおり、日本で食べるフランスパンに比べて軽い食感が特長。
はさむ具材は、屋台によっても異なる。パンに塗るパテはレバーペーストの他、鴨や魚のペーストなど。野菜は、なます、ラディッシュ、キュウリ、パクチーなど。そこに鶏肉、豚耳、ベーコン、中華ハムなどをはさむ。
はさむ具材は、屋台によっても異なる。パンに塗るパテはレバーペーストの他、鴨や魚のペーストなど。野菜は、なます、ラディッシュ、キュウリ、パクチーなど。そこに鶏肉、豚耳、ベーコン、中華ハムなどをはさむ。
バインミーの作り方
① ニンジン、大根をせん切りにし、砂糖、ニョクマム(またはナンプラー)、レモン汁をなじませてなますを作る。
② バケットを横半分に切り、片側にレバーパテ、反対側にマヨネーズを塗る。
③ ①のなます、キュウリ、パクチー、ハムやローストしたチキンなど、お好みの具をはさむ。
② バケットを横半分に切り、片側にレバーパテ、反対側にマヨネーズを塗る。
③ ①のなます、キュウリ、パクチー、ハムやローストしたチキンなど、お好みの具をはさむ。
2. アルゼンチンのチョリパン

アルゼンチン流ホットドックともいえそうな「チョリパン」。極太のチョリソーとトッピングをパンではさんだサンドイッチだ。最近東京にも、本場のチョリパンを食べられるお店ができた。
チョリパンの作り方
① にんにく、パセリ、オレガノ、トウガラシを細かく刻み、塩小さじ半分とオリーブオイル、酢を混ぜて、チミチュソースを作る。
② バケッドまたはコッペパンなどを横半分に切る。
③ ソーセージをこんがり焼く。
④ パンに③のソーセージ、タマネギのみじん切り、①のチミチュソースをはさむ。
トッピングに、トマトの角切りやキャベツのせん切りなどを加えても美味しい。
② バケッドまたはコッペパンなどを横半分に切る。
③ ソーセージをこんがり焼く。
④ パンに③のソーセージ、タマネギのみじん切り、①のチミチュソースをはさむ。
トッピングに、トマトの角切りやキャベツのせん切りなどを加えても美味しい。
3. 中東のピタサンド

ピタパンというポケット状の平たいパンに具材をはさむ「ピタサンド」。ピタパンは、地中海周辺~中東地域で広く親しまれている。焼くとぷっくりふくらみ、半分に切るとポケットになる。
はさむ具材は様々。最近では、イスラエル発祥のひよこ豆のコロッケ「ファラフェル」をピタパンにはさんだファラフェルサンドが、健康やダイエットを気にする人に注目されている。
はさむ具材は様々。最近では、イスラエル発祥のひよこ豆のコロッケ「ファラフェル」をピタパンにはさんだファラフェルサンドが、健康やダイエットを気にする人に注目されている。
ファラフェルのピタサンドの作り方
① フードプロセッサーにひよこ豆(水煮缶)、タマネギ1/4個、にんにく1片、小麦粉大さじ2、塩、カレーパウダー、クミンパウダー、チリパウダー、パセリのみじん切りを入れて攪拌する。
② ①をボウルに移してパン粉を加えながら手で丸められる硬さに調整し、冷蔵庫で1~2時間寝かす。
③ ひと口大のボール型に丸め、中温の油で揚げる。
④ 練り白ゴマ、レモン汁、すりおろしニンニク、塩こしょうを混ぜ合わせてソースを作る。
⑤ 市販のピタパンに、レタス、トマト、揚げナスなどのお好みの野菜、③のファラフェルをはさみ、④のソースをかける。
② ①をボウルに移してパン粉を加えながら手で丸められる硬さに調整し、冷蔵庫で1~2時間寝かす。
③ ひと口大のボール型に丸め、中温の油で揚げる。
④ 練り白ゴマ、レモン汁、すりおろしニンニク、塩こしょうを混ぜ合わせてソースを作る。
⑤ 市販のピタパンに、レタス、トマト、揚げナスなどのお好みの野菜、③のファラフェルをはさみ、④のソースをかける。
4. ドイツのレバーケースゼンメル

ドイツというとソーセージというイメージだが、「レバーケースゼンメル」はレバーケーゼというドイツ風のミートローフを使用したサンドイッチである。レバーケーゼをカイザーゼンメルという軽い食感の丸いドイツパンではさんだ、現地のカフェでは定番のメニューだ。カイザーゼンメルはドイツパン屋、レバーケーゼはソーセージ屋などで売られていることがあるので、見かけたらぜひ作ってみよう。
レバーケースゼンメルの作り方
① カイザーゼンメルを真横から半分に切り、断面にバターを塗る。
② レバーケーゼをフライパンで焼き、塩こしょうで味付けをする。
③ レバーケーゼの上にマスタードを載せ、カイザーゼンメルにはさむ。
② レバーケーゼをフライパンで焼き、塩こしょうで味付けをする。
③ レバーケーゼの上にマスタードを載せ、カイザーゼンメルにはさむ。
結論
所変わればパンの種類も様々、具材も様々、シンプルな料理なのに奥深いサンドイッチ。手軽ゆえに各国でオリジナルの発展をしてきたのかもしれない。それぞれの国の文化が凝縮したようなサンドイッチ、遠い異国に想いを馳せながらぜひ作ってみよう。