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トゲトゲが特徴!春の山菜「あいこ」の下処理やメニュー

トゲトゲが特徴!春の山菜「あいこ」の下処理やメニュー

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2020年3月23日

全体的にトゲトゲしており、一見するとあまり食用向きには見えないともいわれる「あいこ」。ふきのとうやタラの芽ほど知名度は高くないので、知っている人も少ないのではないだろうか。そこで今回はあいこの特徴から選別方法、下処理方法などをまとめていきたい。春の時期にしか口にできない食材でもあるので、ぜひ参考にしてほしい。

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1. 「あいこ」の特徴や旬

親しみやすい名前の山菜「あいこ」

女性の名前のような名称がついており、親しみやすささえ覚える山菜の「あいこ」。イラクサ科ムカゴイサクサ属、ブナ林の山菜としても知られており、正式名称は「ミヤマイラクサ」。地域などによって「イタイタクサ」や「アオタケ」、「カイグサ」、「イラナ」など、さまざまな呼び名がある。名前の由来はアイヌ語で「刺」を「あい」に、愛称の「こ」を足したことから。

あいこの特徴は、何といっても全身のトゲ。茎から葉にかけて細かなトゲがあり、素手で触れると激痛が走るほど鋭い。しかしアクが少なく苦みがなく、ほんのりと甘味を感じる。このように、見た目と反して味わい深い山菜であることから、一部地域では人気も高く「山菜の女王」ともいわれている。ちなみに茎は繊維質が強く、一昔前は干したものを織物に使用していたこともある。

あいこの旬はいつ頃なのか

あいこは、北海道の南部から九州まで見られる山菜。3月~4月の始めに芽を出し始め、中頃には採取ができるようになる。そして5月中旬までがピークとなる。東北や北海道などの寒い地域では、6月でも採れる可能性が高い。同時期には、タラの芽やわらびなども採れるので、まとめて採取するのもいいだろう。基本的に天然ものが中心で、栽培ものは少ない。

2. あいこの選別方法と採取の注意点

あいこの選別方法

あいこは基本的に日当たりがよく山深い場所に自生する。とくに湿り気のある腐葉土をたっぷり含んだ傾斜地や岩山で見られる。
地上から20㎝ほど成長したものを採取するが、それ以上伸びたものは茎の繊維が固くなる。このため、できるだけ若い芽を選別するのがいいだろう。採取の際は、なるべく茎の根元からがポイント。根が深いので、軽く掘ってから茎を手に取り、手前に折る感じで採取する。

あいこを採取する時の注意点

あいこは採取する際、とくに注意しておきたいのが、茎に生えているトゲだ。上記でも少し紹介したが、トゲは素手で触れると激痛が走る。それだけでなく、皮膚に刺さったトゲが悪さをして痛痒くなる。皮膚の状況によっては発疹なども発生するので、十分注意しておきたい。採取の際は厚手の軍手やゴム手袋といった、トゲを通さない手袋を用意しておくのが良いだろう。ちなみにあいこを含むイラクサ属の植物は、中国では「蕁麻(じんま)」と呼ばれる。蕁麻疹(じんましん)は、このイラクサのトゲで発生する発疹が由来だ。

もうひとつ注意しておきたいのが、あいこの葉の部分に関してだ。丈夫な茎に反して、葉の部分は多少の傷がついただけで痛みが広がりやすくデリケート。このため、採取の際は葉を傷つけないようにするのがポイントだ。

最後にあいこの生息場所は山深い傾斜や岩山など、急な斜面が多い。採取の際は滑らないような長靴などを用意し、転倒防止を意識しよう。春になると山菜の採取による、ケガや行方不明といったケースはよくある。それらを防ぐためにも、装備はしっかり整えておきたい。

3. あいこの下処理方法やアレンジメニュー

あいこの下処理方法

あいこは自己防衛のためのトゲがあるので、生で食べることはできない。しかし茹でることでトゲが気にならなくなるので下処理をおこなおう。採取した後は時間とともに鮮度が落ちて変色するので、できるだけ素早く下処理をしておこう。

採取したあいこは葉の黒い部分を取り除き、ゴミやホコリを水で洗い流す。大きめの鍋に水を入れて沸騰させる。あいこはアクがないので、塩や重曹などは入れずに、お湯だけで茹でる。全体がしんなりしてくるので、茎の部分を指でつまんで柔らかくなったら火を止める。あいこを鍋から取り出し、冷水で粗熱を取る。軽く絞って水気を取れば、下処理が完了だ。

あいこを使ったアレンジメニューいろいろ

下処理したあいこは、さまざまなメニューに活用するので、簡単にいくつか紹介しておきたい。

最も基本的なメニューにはおひたしや和え物がある。おひたしは醤油が一般的だが、マヨネーズをシンプルに合わせてもおいしい。和え物は醤油や味噌ベースなど、お好みの合わせ調味料であえれば完成だ。すりゴマなどを組み合わせると、香ばしい風味がありよりおいしくなる。

他にも、あいこの卵とじはおすすめだ。溶いた卵にだし汁などを足し、下処理したあいこを刻んで加えてフライパンで焼けばできあがり。醤油など、お好みの調味料で食べる。

結論

あいこはクセがなく、食べやすい山菜。このため山菜の独特な苦みや風味が苦手な人でも、好きな人が多い。とくに集中的に自生する地域では、春になると採取する人が多く人気が高い。地域によっては群生しないところもあるので、見たことがない人もいるだろうが、発見したときはぜひ食卓の一品に活用してみてほしい。
※私有地や許可のないエリアでの山菜の採取は控えましょう。

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