1. 家庭にマストな器の基本

定番の器
毎日の生活に欠かすことのできない器。そもそも、現代日本の家庭料理に必要な器とはどんなものだろうか?茶碗、おわん、メイン料理を盛るような大きめの平皿、小鉢、取り皿になるような皿、パスタなどに使えるような洋皿、丼ものや麺ものに使える大きな椀かどんぶり、このあたりが最低限揃えたい基本の器だ。ここに豆皿や中鉢、ガラス皿など、アレンジを加えることで、自分らしい器の世界が広がり始める。
器選びの基礎
では、その器、どうやって選ぶといいのか。もちろん、低価格のものしか買わないという人もいるだろう。しかし、たかが器、されど器。単なる消費活動として、器を買うのではなく、暮らしを少し豊かにするというベクトルでの器選びをここでは学んでいきたい。その基本となるのが、暮らしを知ること。各々の食生活にあった器を選ぶことが、器選びの第一歩だ。
2. テイスト別、器の選び方

洋食器をチョイスする
現代日本の食卓は、和洋折衷が当たり前。その中で、洋食器の存在は欠かせないものだ。選ぶ際のポイントは、とにかくシンプルなものを選ぶこと。というのも、和食器とミックスして使うことがスタンダードになるから。前述の通り、各々の食生活にあった器を選ぶのが基本。食生活を思い浮かべてみよう。おおよその家庭で必要と思われるのが、28cm程度の平皿。これは、パスタにも使えるし、サラダやパンなどを乗せれば、朝食のワンプレートとしても活用可能。さらに、カレーやシチューを盛るのにちょうどいい、少し深さのあるスープ皿も重宝するアイテムだ。ニュアンスのあるオフ白〜白が断然、使いやすい。
和食器をチョイスする
和食器は、是非とも感性で選ぶことをオススメしたい。使ったことのない民藝ものや少々派手な絵付けの焼き物も、使い続けることで、意外と家庭に馴染んでいくものだ。洋食器のセレクトをシンプルにすることで、和食器の個性がさらに生きるという側面もある。ここでも前述の基本を思い浮かべる。取り皿に便利な4寸(12cm)、一品料理や刺身の盛り付けに便利な6寸(18cm)、メイン料理が映える8寸(24cm)、この辺りは必須で揃えたい王道だ。そのほか、オススメなのが小鉢や片口。片口は本来、酒を注ぐものだが、和え物などを盛るのに最適。
3. 器合わせのテクニック

リズム感を学ぶ
基本の器選びを学んだところで、ここからは自宅でのスタイリングテクニックをご紹介していく。まず、1つ目のキーワードはリズム感。インテリアでもファッションでも同じだが、平面的なアプローチは、どうしても退屈感が否めない。器も然り。平皿には、脚のある片口を合わせて、高低差を意識する。大きな丸い洋皿には、四角い小鉢を合わせて、形で遊ぶ。和食器にあえて、ガラス皿をプラスして、清涼感を出す。視覚的に一辺倒にならないように、リズム感を意識して、器を選ぶといいだろう。
質感で遊ぶ
皿は、素材によって質感が異なる。例えば、洋食器はつるんとなめらかな質感。対して土物の和食器などは、ザラッとしたものやマットな質感のものが多く存在する。この質感を基軸に日々の器を選ぶのも面白い。今日は、すべてマットでまとめる。なめらかなものとざらっとしたものをあえて組み合わせる、など、幅広いバリエーションが楽しめるはず。
ギャップを楽しむ
洋食器は洋風のもの、和食器は和風のものを盛るもの。そんな器の幅を狭める固定観念をお持ちではないだろうか?ここは、家庭。由緒ある料理店ではない。もっと自由に、器を選び、料理を楽しもう!我が家では、土物の器にパスタを盛るのも日常茶飯事。逆に、洋食器に中華を盛ったり、あえて、刺身を盛ることもだってある。あれとこれは、ダメという考えを捨て、自由にアレンジしよう。
結論
今回は、器選びの基本を学んできた。ちなみに、洋食器なし、すべて和食器だけで構成するなんていうワザももちろんOK。せっかくの料理をより美味しく、何より楽しく味わうために、器にもほんの少しこだわってみてはいかがだろうか?料理の世界が、さらに広がるはず。