1. 紺碧のハーブティー「バタフライピー」とは?
バタフライピーはタイやアジア各国で栽培されているハーブ。タイ語で「アンチャン」、英名で「バタフライピー」、日本では「蝶豆」(チョウマメ)と呼ばれるマメ科の植物で、朝顔やツユクサのような青紫の可憐な花が咲く。この花を乾燥させてハーブティーにするが、そのまま花の色が抽出されて見事に鮮やかなブルーのお茶ができ上がる。あまりにも鮮やかすぎる色に、人工的な着色と勘違いする人もいるだろう。タイでは、古くからお菓子などに色付けするための天然色素としても使われてきた。
2. 女性に大人気の理由
アントシアニンがブルーベリーの約40倍!たっぷり
バンコクのカフェなどでは、バタフライピーを飲んでいる女性の姿がしばしばみられる。人気の秘密はバタフライピーの見た目の美しさだけではないようだ。注目されているのはその成分で、美容や健康に効果的とわれている。花の部分はブルーベリーやアサイーなどと同様に、ポリフェノールの一種「アントシアニン」が多く含まれている。その含有量はブルーベリーの約4.2倍で、ブルーベリーよりも酸化しにくい性質を持っている。アントシアニンは眼精疲労や視力の回復に役立つと共に、高い抗酸化作用がアンチエイジング効果にも期待ができる。肌や髪に艶やハリを与え、動脈硬化、生活習慣病の予防にも。女性だけではなく、パソコンやスマートフォンを長時間使う男性も摂取してほしい。
3. 美味しく飲むアレンジ
レモンやライムを入れると色が紫に!
さて、バタフライピーの味は?見た目のインパクトほどクセはなく、ほんのり豆の味が漂う味わい。一番簡単な飲み方は、乾燥させたバタフライピーを適量カップに入れて、熱いお湯を注ぐだけ!タイや台湾では甘味や酸味をプラスして飲むのが一般的なようで、はちみつ、レモンやライムなどを入れる。バタフライピーはかんきつ類など、酸に反応し、、色が変わるのがみどころだ。深く透明なブルーから、鮮やかな美しい紫色に変化する。パーティーなどのカクテルとしても喜ばれそうだ。クセが強くないのでソーダやココナッツミルクで割っても美味しく飲める。ゼリーに入れて固めればお洒落なスイーツにもなる。
結論
まだ日本では認知度の浅いハーブ「バタフライピー」。しかし、インターネットや茶葉専門店などでも手軽に購入ができる。休日のリラックスした時間のお供にいかがだろう。