1. 水漬けパスタの作り方と特徴は?
水漬けパスタを作るときにこれだけ漬けておけばよいという決まった時間はないが、大体2〜3時間ほどを目安に麺を水から取り出す。麺が戻っていればよいので、自分の好みの柔らかさに合わせて取り出す目安にしよう。
人によっては半日ほど水に漬けておく人もいる。仕事に行く前に水に漬け、帰ってきてから取り出す方法でもよい。湯を沸かしてパスタを茹でるだけでも意外と時間がかかる。ただ放っておけばよい水漬け方法は時短にもなる。
水漬けパスタの特徴は、なんといってもモチモチとした食感である。水分をほどよく含んだ状態になるので、生パスタのような食感が得られるのだ。水に漬けたパスタは表面が白っぽい色をしていて、茹でたときとは違った見ためになる。
普段とは違う見ためからは、出来栄えへの期待が高まることだろう。モチモチした食感を楽しみたい、パスタの麺を茹でるのが面倒、新しいことをしてみたい、という人にはぜひ一度この水漬けパスタを試していただきたい。
2. 水漬けパスタはどんな味付けがおすすめ?
水漬けパスタはスパゲティ、マカロニ、ペンネ、どの種類のパスタでも可能である。水に漬けたあとのパスタは白っぽい色になるが、ソースと一緒に加熱をすると通常の色に変わるので心配はいらない。
トマトソースやクリームソースなど、どのような味付けでも合わせられるが、なかでもおすすめのレシピをいくつか紹介したい。
トマトソースのペンネ
トマト缶に砂糖やコンソメを加えて煮詰めてソースを作り、水漬けしたペンネと戻し汁を加えて絡めたもの。茄子や玉ねぎを加えてもよい。戻し汁を加えると、でんぷんが溶け出してとろみが出るので、煮込み時間を短縮できる。
きのことベーコンのペペロンチーノ
ペペロンチーノとは、にんにくと鷹の爪を入れたシンプルな味付けのパスタだ。標準のペペロンチーノでは食べごたえが少ないので、きのこやベーコンなどにんにくと相性のよい具材を追加してみよう。オリーブオイルをひいてにんにくと鷹の爪で風味を出したあと、きのこと切ったベーコンを入れ、加熱をしてから水漬けパスタを投入して完成させる。
水漬けパスタはソースに絡めるタイプの味付けと相性がよいので、トマトソースやクリームソースなどがおすすめである。オイル系のパスタでもしっかりと炒めて油を絡めれば仕上がりには問題ないので、お気に入りの味付けで試してみよう。
3. 意外な場所でも!水漬けパスタの驚く活用法
水漬けパスタは普段の料理にかける時間を節約できるというのが魅力だが、意外な場所でも活用されることがある。登山やキャンプなどのアウトドアだ。強い火力でお湯を沸かすことができない環境では、水漬けパスタがぴったりなのだ。
登山をする場合は、できるだけ荷物を軽くしておきたいもの。登る前に保存袋に水を入れてパスタを漬けておけば、山頂に着くころにはちょうどよい仕上がりになっている。レトルトのソースを持っていけば軽く温めるだけで調理不要なので、荷物も軽く手軽に美味しいパスタが食べられる。
キャンプなどのアウトドア料理の定番はバーベキューかもしれないが、最近ではカレーや煮込み料理などのほかの料理の人気も高いようだ。アウトドアをよくする人にとっては、バーベキューでさえもマンネリ化してしまうだろう。新しい料理の開拓という意味でも、水漬けパスタに挑戦してみてはいかがだろうか。
結論
水にパスタを漬けておくだけでパスタを戻せるこの方法は、お湯で茹でるよりも光熱費が安くなり、さらに時短になるというメリットがある。生パスタのようなモチモチとした食感も、水漬けパスタのポイントである。普段の食事の際にはもちろん、アウトドアなど外で料理をする機会においてもぜひ試してみてほしい。
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