1. 白いごはんとの相性もよいとん平焼き
とん平焼きは、見ためがお好み焼きに酷似していることから炭水化物が多そうなイメージがある。しかし、実際には卵がメインとなるために炭水化物の量はそれほど多くない。ゆえに、白いごはんと食べても問題がない。
とん平焼きをメインのおかずとして
お好み焼きなど粉ものは、単品で楽しむというイメージがある。しかし、本場大阪ではお好み焼きもおかずとなることが多い。また、とん平焼きは豚肉、たっぷりのキャベツ、そして卵が主役の料理であることから、メインのおかずとして活躍をしてくれるのである。豚のバラ肉などを使えば、白いごはんともひじょうに相性のよいおかずとなる。
汁物には生姜をきかせて
白いごはんにも合うとなると、汁物は味噌汁が通常である。しかし、とん平焼きはソースが濃厚な料理であるため、さっぱりとした中華風のスープがよく合う。あっさりとした鶏ガラだしのスープに、生姜やネギなどの薬味をきかせたスープならば、こってりとしたとん平焼きのおともにも最適である。スープの具も、わかめやネギなどシンプルに仕上げれば胃にもたれることもないだろう。和風の汁ものであれば、こちらもあっさりとお吸い物がよいかもしれない。具はやはり、麩やわかめ、ネギなどで味わってみよう。
2. とん平焼きと相性がよい副菜は?
白いごはんととん平焼き、そして汁物があれば立派に夕食となりうる。しかし、もう少し副菜を足したいという人もいるだろう。そんな人に、とん平焼きと相性がよいおかずをいくつか紹介する。
葉物のおひたしはとん平焼きと相性よし
とん平焼きには、シャキシャキとしたキャベツが入っている。だから野菜の副菜となると、お浸しのようなしっとりした食感のものが好ましい。ほうれんそう、小松菜、チンゲン菜などに鰹節をかけて食べれば、栄養面でも万全である。
酢の物で口の中をさっぱりと
とん平焼きの濃厚なソースと豚肉の脂には、酢のものもよく合う。酢の物といっても、きゅうりで簡単にできる。きゅうりを薄く切って塩もみし、すし酢と合わせれば立派な酢の物になる。こてこてのとん平焼きを食べたあとには、酢で口の中がさっぱりする。食べ盛りの子どもがいる家庭ならば、きゅうりやニンジン、玉ねぎも加えたポテトサラダはどうであろうか。この場合も、マヨネーズだけではなく酢で味を締めれば副菜としてメリハリがつく。
野菜サラダもOK!
火を入れずに用意できる副菜にはほかにもある。調理するのも面倒なときには、簡単な野菜サラダでもじゅうぶんに役目を果たしてくれる。ソースやマヨネーズがのったとん平焼きと、緑鮮やかな野菜サラダであれば見ためも豪華な夕食となること請け合いである。
3. とん平焼きそのものにも変化を
大阪人ならずとも冷蔵庫にある食材で簡単にできるとん平焼きであるが、慣れてくるとさまざまなアレンジができる。チーズとハムを使ってフランスのガレット風にしたり、しそや天かすを使用して食味自体に変化を持たせたり、アボカドやエビを使ってさっぱりと仕上げたりとさまざまに楽しむことができる。
ガレット風にすればコーヒーとも相性がよく、朝食にも向いているだろう。とん平焼きといういかにも日本風の名を忘れれば、洋風や中華風でも食することができるのが楽しい。
ガレット風にすればコーヒーとも相性がよく、朝食にも向いているだろう。とん平焼きといういかにも日本風の名を忘れれば、洋風や中華風でも食することができるのが楽しい。
結論
とん平焼きは、豚肉とキャベツ、そして卵を主原料にしていることから、老若男女に好まれる味であることはまちがいない。とん平焼きには、濃厚なソースがかかっているため副菜にはさっぱりとした味わいのものが向いている。とん平焼きを食べたことがない人も、ぜひ今夜にでも試してみてほしい。