1. カニカマはサラダにおすすめ、しかし塩分に注意!

カニカマはカニの代用品として開発されただけあり、カニと同様にサラダに使える。代用品とはいえど食感は本物に似ており、野菜との組み合わせを楽しめる。本物のカニは高くて手が出ないという場合はもちろん、料理を手軽に済ませたい場合、あるいはカニカマ自体が好きな場合などに、カニカマサラダはうってつけだ。
塩分に注意!
ただし、カニカマは本物のカニに比べて塩分が多い傾向にある。一般的な値でいえば、ズワイガニの身100g中に塩分が0.6g含まれるのに対し、カニカマには2.2g含まれる。したがって、カニカマをたくさん使ってしまうと塩分過多になるおそれもある。塩分を抑えるためには使う量を減らす、あるいは味付けを調整する必要があるだろう。カニカマは安く手に入る食材で便利ではあるが、塩分には気を付けたい。
2. カニカマに合わせたい、おすすめの具材

カニカマサラダといっても、使える食材の選択肢は広く、選び方により仕上がりがまったく違う。ここでは、食材の選び方の方針を簡単に紹介する。
シャキシャキした野菜がおすすめ!
カニカマとシャキシャキした食感の野菜の組み合わせは相性がよい。たとえばレタスや白菜、刻みキャベツなどがよい例だ。ほかに、千切りにした大根などもおすすめだ。歯ごたえがいい野菜を使うと、カニカマの塩気がアクセントになり美味しいほか、栄養もしっかり摂れるのでおすすめだ。なおキャベツを使う場合、刻んでから軽く塩もみすると、水分が適度に抜けるため食感がよくなる。
柔らかい野菜も美味しい
カニカマと、比較的柔らかめの野菜を組み合わせるのも美味しい。たとえば茹でたほうれん草や小松菜などの葉物野菜、あるいは茹でた白菜を使うのもよい。この場合、カニカマの食感はほかの具材とよくなじむことになり、全体として優しい食感のサラダに仕上がる。この場合も具材を選べば栄養をしっかり摂れるので、ぜひ試していただきたい。とくに、ほうれん草や小松菜は栄養豊富なためおすすめだ。
カニカマメインのシンプルなサラダもあり
サラダだからといって必ずしも野菜をたっぷり使うわけではない。カニカマと、たとえばコーンの缶詰あるいはサラダチキンなどを絡めて味付けするだけでも、サラダとして成立する。時間をかけたくない人、カニカマ自体の味をしっかり楽しみたい人にはおすすめだ。ただし栄養は偏るので、余裕があればほかの野菜も加えたい。
3. 少し薄味で楽しみたい、カニカマサラダのおすすめの味付け

カニカマサラダの味付けにもいくつかの選択肢がある。カニカマに塩気がある分、少し薄めを狙うのがよいだろう。そのうえで、おすすめの味付けをいくつか紹介する。
コールスロー風
マヨネーズを中心に塩こしょうや砂糖、酢を加える味付けだ。全体が白くなり、マヨネーズと酢の酸味を中心とした味を楽しめる。とくに、刻みキャベツなどの歯ごたえのある野菜を使う場合におすすめだ。カニカマとマヨネーズの相性もよく、美味しく食べられる。子どもにも人気の味付けのひとつだ。
中華風
ごま油や酢を使った味付けも美味しい。葉物野菜などの柔らかい具材ととくによくなじむだろう。また、ごま油の割合を多めにし、キャベツなどに合わせるのも美味しい。カニカマは中華料理にも使われるので、中華風の味付けももちろんよく合う。
和風
酢としょうゆをメインに使った和風の味付けも美味しい。油を使わずとも美味しく仕上がるため、カロリーが気になる人にももってこいだ。刻んだ青じそやみょうがなどを使って風味を追加するのも美味しい。カニカマをあっさり食べられる、嬉しい味付けだ。
サラダに使われるドレッシングや味付けはさまざまだ。ほかにも、カニカマに合いそうな味付けをいろいろ試してみよう。
結論
カニカマはカニの食感を安く楽しめる一方、塩分が多めだ。それをふまえた作り方が必要になる。組み合わせる野菜は歯ごたえのあるものも柔らかいものも美味しい。基本的には栄養をしっかり摂れるものを組み合わせたい。味付けはさまざまなものが合うが、やや薄めを心がけるのがよいだろう。