1. 裏ごし不要!つぶすだけ簡単かぼちゃスープ
生のかぼちゃからスープを作る場合に一番手間がかかるのが潰して裏ごしする作業だ。ミキサーがあれば潰したり裏ごしをしたりする必要がないのだが、家にミキサーがないという人も多いだろう。ミキサーで作ったときと同じくらい滑らかなかぼちゃスープを作りたい場合は裏ごしが必要だが、簡単に作りたい場合は裏ごしを省略しよう。ここでは裏ごしなしで美味しいかぼちゃスープを作る秘訣を紹介する。
粗く潰して食感を楽しむ
かぼちゃスープといえばポタージュのように滑らかなイメージがあるが、あえて粗く潰して作るかぼちゃスープも美味しい。かぼちゃスープのトロっとした食感とかぼちゃのホクホクとした食感の両方を楽しむことができる。潰す加減でかぼちゃの食感も変わるため自分好みにアレンジできるのも嬉しい点だ。
かぼちゃスープの簡単な作り方
かぼちゃは潰しやすくするため、あらかじめレンジで加熱しておく。かぼちゃを一口大くらいの大きさに切ったら耐熱容器に入れ、ラップをかけたら600Wで3分ほど加熱する。味に深みを出すため玉ねぎも用意しよう。薄切りにした玉ねぎはバターで炒める。そこに加熱したかぼちゃと水、コンソメを加え煮る。かぼちゃが柔らかくなったら木べらやマッシャーで粗く潰す。牛乳でのばして塩とこしょうで味を調えたらかぼちゃスープの完成だ。
2. 豆乳でやさしい!簡単かぼちゃスープ
かぼちゃスープは牛乳で作るのが一般的だが、牛乳の代わりに豆乳を使うのもおすすめだ。豆乳はその名の通り大豆から作られる物で、牛乳よりもあっさりとした味わいが楽しめる。かぼちゃスープに使うとほっこりとしたやさしい味わいになる。また、豆乳を使うことで牛乳などの乳製品が苦手な人でもかぼちゃスープを飲めるようになるというメリットもある。
豆乳はどれを選ぶべき?
豆乳のヘルシーさが注目されたことによりスーパーではいろいろな種類の豆乳が売られている。かぼちゃスープで使う豆乳は決まっているわけではないが、選ぶなら無調整豆乳がおすすめだ。調整豆乳と無調整豆乳では含まれているたんぱく質量が異なり、調整豆乳100g当たりのたんぱく質が3.2g(※)であるのに対し、無調整豆乳100g当たりのたんぱく質量は3.6g(※)とわずかだが多く含まれている。たんぱく質をしっかりと摂りたいなら無調整豆乳を選ぼう。
豆乳入りかぼちゃスープの作り方
豆乳入りかぼちゃスープも簡単に作ることができる。豆乳の味わいを楽しむために具材はかぼちゃだけにしよう。かぼちゃは簡単に潰せるよう一口大の大きさに切ってレンジで加熱する。熱いうちに潰し、鍋に入れる。豆乳と水、コンソメを加えて煮れば豆乳入りかぼちゃスープの完成だ。もし味付けが足りないようであれば塩とこしょうで調えよう。
3. レンジで時短簡単!即席かぼちゃスープ
簡単かつ短時間で料理を作るとなるとレンジは非常に重宝する。レンジを使うメリットはいろいろあるが、レンジ調理中は手が空くのは忙しいときには一番のメリットになる。また、鍋などの調理器具を洗う必要がなくなるため家事の負担が減る。
マグカップを使えばそのまま飲める
レンジでかぼちゃスープを作る場合、耐熱容器で一度に作ってカップなどの器に入れる方法とマグカップで1人分ずつ作る方法の2種類がある。マグカップで1人分ずつ作るとなるとかぼちゃを潰す作業を複数回行わなくてはならないため、人数が多いと手間が増えてしまう。しかし、1人または2人分くらいであればマグカップで作ったほうが、よそる手間が減り洗い物も減るため効率がよくなる。
レンジを使ったかぼちゃスープの作り方
耐熱容器でまとめて作る場合もマグカップで1人分ずつ作る場合も作り方は同じだ。かぼちゃは一口大に切ってレンジで加熱する。600Wで2~4分加熱して様子をみよう。フォークで粗く潰したら牛乳を加えてのばす。冷たいかぼちゃスープを飲みたい場合は塩とこしょうで味を調えれば完成だ。温かいかぼちゃスープを飲みたい場合はラップをかけてレンジで温める。最初から長時間加熱すると牛乳が沸騰してしまう可能性があるため、10秒ずつ様子を見ながら加熱しよう。最後に塩とこしょうで味を調えれば温かいかぼちゃスープも完成だ。
結論
手間のかかるイメージのかぼちゃスープだが、裏ごしをせず潰すだけならば簡単に作ることができる。かぼちゃを粗く潰すことでホクホクとした食感も楽しむことができる。潰したかぼちゃを牛乳でのばせばかぼちゃスープの完成だが、牛乳の代わりに豆乳を使えばほっこりとしたやさしい味わいを楽しめる。また、レンジを使えば簡単かつ短時間でかぼちゃスープを作れる。
(参考文献)
※ 文部科学省「日本標準食品成分表2015年版(七訂)」
※ 文部科学省「日本標準食品成分表2015年版(七訂)」
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