1. オリーブオイルの種類や特徴

最近ではさまざまな種類のオリーブオイルが販売されているが、その違いは製法によって異なるのだ。その中でもバージンとピュアの2つの種類に大別することができる。
バージンの定義・特徴
バージンオリーブオイルは、オリーブの実を絞ってろ過しただけの状態のオイルのことで、オリーブオイル特有の味わいと香りが豊かに感じられるのが特徴だ。その中でも成分や香りの基準を満たした種類であるエキストラバージンオリーブオイルは、最高品質のオリーブオイルといわれている。
ピュアの定義・特徴
ピュアオリーブオイルは、絞っただけのオイルを精製し、味や香りのない状態にしてバージンオイルやエキストラバージンオイルをブレンドしたもののこと。オリーブオイル特有の風味が控えめなのが特徴である。
2. オリーブオイルの種類別の用途

種類によって特徴が異なるオリーブオイルだが、それぞれどんな調理法に向いているのかを紹介しよう。
エキストラバージンオリーブオイルの用途
オリーブの実を絞っただけのエキストラバージンオリーブオイルは、香りと味が豊かなことから、そのまま生食で味わうことが好ましいとされている。グリル野菜やサラダにかけたり、パンなどにつけたりと、いつもの料理の仕上げとしてプラスするだけで、風味とコクがアップするのだ。また加熱こそするが、アヒージョなど油を味わう料理にも適しているといえるだろう。
ピュアオリーブオイルの用途
ピュアオリーブオイルは香りや味がマイルドなので、焼く・揚げる・炒めるなどの加熱調理の油として好まれている。パスタの炒め油として、また揚げ物や焼き魚、目玉焼きの調理などに適しているといえる。
用途は決まっている?
しかし、エキストラバージンオリーブオイルは生食、ピュアオリーブオイルは加熱用と決まっているわけではない。どちらの種類も加熱・生食OKだ。オリーブオイル特有の風味が苦手な人はピュアを、好む人はバージンを使うという選び方もできる。
用途や好みによってそれぞれの種類を使い分け、違いを味わうことも料理を楽しむことのひとつに繋がるだろう。
用途や好みによってそれぞれの種類を使い分け、違いを味わうことも料理を楽しむことのひとつに繋がるだろう。
3. オリーブオイルの種類別の効果

なんとなくだがオリーブオイルは身体によい、というイメージがある人も多いと思う。では実際にどのような効果があるのかを紹介していこう。
オリーブオイルの種類による成分や効果の違い
エキストラバージンオリーブオイルは、味・香り・酸度などの項目を分析・評価をし、基準を満たしたものである。ピュアオリーブオイルは精製加工したオリーブオイルとバージンオリーブオイルをブレンドしたものなので、加工段階で雑味とともに栄養素の一部も取り除かれてしまう。このことからピュアオリーブオイルはエキストラバージンオリーブオイルに比べると、栄養に関わる成分は少ない種類といえる。
体重制限によいといわれているもの
カロリーは少し高めだが、オリーブオイルに含まれるオレイン酸には悪玉コレステロールを減らし中性脂肪の蓄えを抑える働きがあるといわれている。さらに血行を促進し、むくみ予防や老廃物の排出する効果もあるのだ。そのため、太りにくい身体づくりに貢献できるといえるだろう。ただしこういった効果を期待できるオイルの種類は、栄養素をそのまま摂取できるエキストラバージンオリーブオイルだといわれている。
結論
オリーブオイルは、料理に使うと風味が増し、さらに健康効果も高いといわれている。しかし一口にオリーブオイルといっても、種類やメーカーによって味や香りに違いがあるのも魅力のひとつ。さまざまな商品がある中で何を使おうかと考えている人は、今回紹介した内容を参考に、ぜひ好みの種類や使い方を見つけて楽しんでみてほしい。