1. 韓国発のパネチキンとはどんな意味?

韓国生まれのパネチキンとは、どのような料理なのだろうか。パネとは、韓国語でバゲットの意味。コチュジャンで辛く味付けした唐揚げを、バゲットの中に入ったチーズとトマトクリームソースにディップして食すのがパネチキンだ。
柔らかく伸びのよいチーズにバゲット、濃厚なトマトクリームソース、ピリ辛の唐揚げ、これは美味しくないはずがないだろう。加えて、写真映えするルックスがSNSで話題となり、チーズタッカルビに続く新しい味としてパネチキンの人気に火がついているのだ。
2. パネチキンの作り方やコツ

続いて、パネチキンの基本の作り方や美味しく作るコツを紹介していこう。
トマトクリームソースの作り方
パネチキンの影役者ともいえる、トマトクリームソースの作り方から見ていこう。トマト缶に、鶏がらスープの素と塩、ブラックペッパーなどで味を付け、15分程度煮込む。次に、生クリームを加え、まろやかさをプラスしよう。ソースは、シンプルに具なしで仕上げるもよし、玉ねぎやマッシュルームなどの具材を入れるもよし。ぜひ、好みのトマトクリームソースを追求してほしい。
唐揚げの作り方
パネチキンの唐揚げは、調味料にコチュジャンを使って味付けするのがポイントだ。コチュジャンと酒、おろしニンニク、おろし生姜などで下味を付けた鶏もも肉に、片栗粉と小麦粉をまぶし油で揚げよう。辛いのが苦手な人や子どもには、コチュジャンをなしにするか、少なめにしてみるのがおすすめだ。
チーズソース入りバゲットの作り方
チーズソースは、とろけるチーズに牛乳と小麦粉を入れてとろみを出す。小鍋にチーズと小麦粉を入れさっと混ぜ、牛乳を加えて加熱しよう。耐熱容器に入れてレンジで加熱する方法も、手軽でおすすめだ。これをくり抜いたバゲットに流し入れ、トースターで焼き色が付くまでこんがりと焼こう。皿にトマトクリームソースを入れ、唐揚げとチーズソース入りバゲットを盛り付けたらパネチキンの完成だ。
パネチキンを美味しく作るコツ
唐揚げとソース、チーズの3者をそれぞれ熱々の状態で提供することが、パネチキンを美味しく作るうえで重要である。とくに、チーズは冷えてしまうとディップしにくくなってしまう。そのため、皿ではなくスキレットなど、熱を保ちやすい器に盛り付けるのもおすすめだ。
3. パネチキンのいろいろな作り方

最後に、いろいろなパネチキンの作り方を紹介しよう。
手軽に作れるレトルト食品を使う
日本でもじわじわと人気を集めているパネチキンには、簡単に作れるレトルト食品も販売されている。カルディで売られているパネチキンの素は、パネチキンを簡単に作れると話題の商品だ。
ホットプレートでチーズフォンデュ風に
チーズの熱量が重要なパネチキンに最適なのが、ホットプレート。チーズフォンデュのように、ホットプレート上にチーズ入りバゲットを置いてしまえば、チーズが熱々のままキープできる。ゆっくり食事を楽しみたいパーティーシーンにもおすすめの食べ方だ。
パネチキンならぬ、パネステーキ
パネチキンは鶏の唐揚げでなければならない、という決まりはない。なかには、脂っこいものは苦手という人もいるだろう。唐揚げの代わりに、タンドリーチキンやビーフステーキを添えてみてもおもしろい。メインの肉に合わせて、ソースをサルサソースやデミグラスソースに代えてみるのもおすすめだ。
結論
韓国発、話題のパネチキンについて紹介してきた。難しい料理かと思いきや、実は自宅でも手軽に作れる映え料理だということに気付いてもらえただろうか。ぜひ親しい人とのホームパーティーに、話題のパネチキンで楽しく美味しいひとときを過ごしてもらいたい。