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ルタバガとはどんな野菜で美味しい食べ方は?自宅で栽培もできる!

ルタバガとはどんな野菜で美味しい食べ方は?自宅で栽培もできる!

投稿者:ライター 井澤佐知子(いざわさちこ)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2021年8月30日

スウェーデン原産の珍しい野菜「ルタバガ」を知っているだろうか。日本ではあまり見かけない野菜だが、北欧などではよく食べられている。今回はルタバガがどんな野菜なのか、味わいや特徴などを詳しく紹介したい。ルタバガとハロウィンとの関係や、栽培方法なども紹介するのでぜひチェックしてみてほしい。

  

1. ルタバガとはどんな野菜?日本名は何?

ルタバガは、英語では「rutabaga」と表記する。別名「カブハボタン」や「スウェーデンカブ」などと呼ばれている。丸い形は日本でもよく見かけるカブによく似ているが、皮の上部が紫色や黄緑色をしているのが特徴。原産国はスウェーデンで、ロシアや北欧などでよく食べられている。その概要を見てみよう。

ルタバガはアブラナ科の野菜

スウェーデンカブの別名をもつルタバガは、アブラナ科の二年草である。キャベツのような葉や茎をもち、根がカブ状に大きくなる。可食部となる部分は白や黄色を呈している。カブとは別種であり、染色体数やゲノム構成からセイヨウアブラナと同種である。ヨーロッパにおける栽培の歴史は古いが、日本にはスウェーデンから明治時代に渡来した。当初は飼料用であったと記録されている。現在は、北海道で栽培されているにとどまる。

ルタバガの味や特徴

切ったときに甘い香りがするのも特徴で、カブよりもギュッとしまった果肉をしている。味や食感はカブや大根と違い、少しクセのある甘みと味わいで好みが分かれるだろう。まずいといわれているのは、日本人になじみのないクセのある香りや甘みが理由とされている。

ロシアの「ルタバガの冬」とは

ルタバガは貯蔵性がとても高いため、ほかの食物が底をついたときに食べる非常用の食材といわれていた。第一次世界大戦のとき、ドイツで飢饉になった際に栽培されていたのがルタバガ。このことから、ルタバガでしのいだ時代を「ルタバガの冬」と呼ぶようになった。

2. ルタバガの栄養やカロリー

日本ではめったにお目にかかることがないルタバガは、どのような栄養を有しているのだろうか。カブと混同しがちなルタバガ、気になるカロリーとともに栄養面に注目してみよう。

ルタバガのカロリー

ルタバガ100gあたりの数値
  • カロリー:36kcal
  • たんぱく質:1.2g
  • 炭水化物:8.1g
  • 糖質:5.6g
ルタバガとよく似たカブと比較してみよう。カブ100gあたりのカロリーは18kcalである。ルタバガのほうが高いものの、日常的に摂取する野菜としてはまったく問題ない範囲にある。

ルタバガの栄養

戦時中、人々を飢餓から救ったといわれるルタバガはその高い栄養素で知られている。ルタバガ100g中には、337mgのカリウムが含まれていることは特筆すべきだろう。これは、筋肉や血圧のよい状態の保持に役立つメリットである。また、ビタミンCも25mg含まれているため、美容に敏感な人にもうれしい食材といえる。そのほか、ビタミンB9、B1、食物繊維などが豊富である。

3. ルタバガの産地や旬は?日本で販売している?

北欧で愛されるルタバガは、果たして日本でも購入可能なのであろうか。栄養価の高さを見れば、すぐにでも試したくなる。そのルタバガの旬や産地について詳細を見てみよう。

ルタバガの主な産地や旬

ルタバガは、通常9月上旬に種まきをして、収穫するのは12月頃である。冷涼な気温と湿度の高い土壌でよく育つという特徴がある。耐寒性に富むうえ、貯蔵性にも優れている。原産はスウェーデンであり、イギリスをはじめとする冷涼地で栽培されている。日本ではごくわずかに北海道で生産される。

日本でルタバガを入手するには

日本では生産が少ないルタバガは、入手したいと思ったらオンラインがもっとも簡単に購入できる。日本ではまだまだメジャーとはいいがたいルタバガだけに、ネットでの販売も必ずしも量が多いとはいえない。業務用のサイトなども参考にして探してみるとよいだろう。

4. ルタバガの選び方や美味しい食べ方

ルタバガを手に取って購入する機会があったら、なにを基準に選んだらよいだろうか。またルタバガはどんなふうに食べるのが美味しいのか、購入から調理までを説明する。

ルタバガの選び方

ルタバガは手にとって重みのあるものがベターである。外観の色がつやつやとしていることも高品質の条件である。あまり大きいルタバガは固くなりがちである。ほどよい大きさのものを選ぶようにしよう。

ルタバガの美味しい食べ方

ルタバガはまずいといわれることも多いが、じつは調理法を工夫すれば美味しく食べられる。
ルタバガは肉質がしっかりしていて煮崩れしにくいため、じっくりと煮るシチューやスープに向いている。サイコロ状にカットしたルタバガをシチューに加えたり、玉ねぎなどと一緒にバターで炒めてから牛乳を加えてミキサーにかけ、ポタージュにしたりすると美味しい。ほっくりとした優しい甘さが特徴のルタバガは、じゃがいもの代用として使うのもおすすめ。茹でたルタバガをマッシュしてマッシュポテトのようにし、肉や魚料理の付け合せとして使われることもある。
また、細くカットして素揚げすれば、フライドポテト風のルタバガフライが楽しめる。生でも食べられるルタバガだが、ホクホクの食感を楽しむなら加熱するとよいだろう。洋風の味付けだけでなく、醤油やみりんを使った煮物にしても美味しい。肉じゃがのじゃがいもをルタバガに替えて作れば、いつもと違う美味しさが楽しめるだろう。

ルタバガの保存方法

ルタバガはそもそも冷涼地の冬の食材であった経緯もあり、新鮮なものを選べば冷暗所や野菜室である程度の長期保存が可能である。冷凍保存をする際には、解凍後に使いやすい大きさに切っておくとよいだろう。

5. ルタバガとハロウィンの関係

現在では食用として楽しまれているルタバガだが、じつはハロウィンに作るランタンに使われていたこともある。ハロウィン発祥の地であるアイルランドでは、ルタバガをくり抜いてジャックオランタンを作っていた。アイルランドやその周辺の国ではかぼちゃよりもルタバガのほうがメジャーな野菜だったため、ランタンを作る際に使われたといわれている。
ちなみに、アメリカなどではかぼちゃのほうが手軽に手に入るため、かぼちゃを使ったランタンがメジャーなのだ。ハロウィンにはルタバガを使ってランタンを作るだけでなく、ルタバガ料理も作られる。ルタバガをたっぷり入れたスープや、チーズなどと一緒に焼きあげたグラタンなど、家庭によっていろいろな料理が作られているようだ。

6. ルタバガを種から栽培する方法

ルタバガは日本ではあまり手に入らない野菜だが、種を購入すれば自宅で栽培できる。ルタバガは夏に種をまき、寒い冬に収穫するのが基本。寒さに強いルタバガは霜にあたると甘みが増すため、12~1月頃に収穫されることが多い。種をまいたあとは水をたっぷりとあげ、芽が出て葉が増えてきたら間引きをする。間引きをしながら肥料も与えていくと、葉の成長とともに根の部分が太くなってくる。根が直径8cm程度になったら収穫し、葉を切り落として保存しておこう。種は通販サイトなどで販売されていて、ルタバガやスウェーデンカブなどと検索すると出てくるだろう。安価で購入できるため、試しに育ててみたい人にもおすすめの野菜だ。

結論

ルタバガはあまり見かけない珍しい野菜だが、自宅で栽培できるとは驚きだ。まずいという声もあるが、調理法や味付けを工夫すれば美味しく食べられる。栄養面におけるメリットも要注目である。じゃがいもやカブ、キャベツなどいろいろな野菜の味や甘みを感じられる独特な野菜なので、食べたことがない人はぜひ試してみてはいかがだろうか。
  • 公開日:

    2020年12月11日

  • 更新日:

    2021年8月30日

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